第189話 作戦会議始めました
お早う御座います!
木曜日! 早朝です!!
珍しいです! 朝投稿!!
所で! 天気は今少々怪しいですが!
昨晩はちょっぴり降ったんだぜ?
まあ場所にもよるでしょうが。
騎士の訓練場にて。
バトルロイヤルをやる事に成った!
しかも、誰か一人に勝てば良いという、単純に過ぎるルールなので!
下手をすると、試合開始したら即座に隣り同士で勝負を始めて
グダグダな結果に終わってしまうかも知れない…いや高確率で成るなあ……
其れは困る!! ので。
戦場操作をしなければ成らない!! 出来る限り思い通りに運ぶのだな!
先ず! 自分はどうしたいか!!
マルゲリータと、後自分が正選手に成るのは決定だが、
他の村の子達には親善試合に出て欲しくはない!
と、成ると!
騎士達対村の子達という形にして、
騎士達には子ども達に勝って貰わないといけない!
顔も知らない隣国の他人と勝負させるよりは、
国の騎士達はずっと子ども達に気遣いしながら勝ってくれると思うので。
試合のルール的にも!
今は武器を身に当てたら反則負け! としたが。
親善試合は其んな制限が無い!
武器を手に持ってさえいれば身に当てても直接殴っても魔法をぶち当てても!
オッケーなのであるっ!……恐ろしい!!(身震い)
騎士達には是非とも村の可愛い可愛い♡子ども達♡を予選で落として欲しい!
健闘を祈る!
其の為には! だ。
騎士同士で潰し合われては困る!!
村の子ども達の数よりも騎士が減ってしまったら、
村の子達みんなを脱落させて貰えなく成ってしまうからな!
其れも有って、自分達村の者は試合場の真ん中に陣取ったのだ!
騎士達を分断する為に!
其れでも物理的空間的には騎士同士で勝負出来なくはなかろうが、
直ぐ横に自分達村の者がいる所で騎士同士の勝負なんてやってもいられまい!!
後は。
三百六十度全方位から自由に攻撃を仕掛けられては、
お互い思わぬ怪我をしてしまう可能性が高いだろう!
幾らルールを設けようとも、だ!
なので!
自分は文字通りの壁と成り! 試合場を区切らなければ成らない!!
良く言うだろう! 後ろから襲われない様に壁を背にする、とか!
彼の宮本武蔵さんも、大勢の相手が出て来たら、先ずは狭い所に駆け込んで
一遍に掛かって来られない様にしてから反撃開始!なんて話がなかったか?
まあしかし! 試合場は只広いだけの平坦な場所で。
自分一人が壁に成った所でたかが知れているのだが!
だが此処でピュアたん♡だ!!
ピュアたんが村の子ども達を挟んで逆側で壁に成ってくれれば、
擬似的に子ども達は狭い所に閉じ籠った状態に成る!!
其してピュアたんなら成し遂げてくれる確信が有る!!
ピュアたんと自分の二人で壁に成っても
未だ二方向から騎士達が攻め入れられるが、其れはもう…
頑張って貰うしかないな!
何を?って? 色々な!(適当)
其れでは子ども達に声を掛けよう!
実は行動方針を誘導する意味も有って!(腹黒!)
「さあ! 可愛い子ども達♡♡ 作戦会議だ!!」
実は一方的に言うだけで終わるだろうけどね!(狡い)
「みんなは村の子同士では勝負しないよな?!」
「当たり前だー!!」
ヴォルタが即座に噛み付いてくるが!
「実はお仕事というものはな?
当たり前と思っている事も一つ一つ確認していくのが大事なのだ!
況してや何人かで共同作業するなら尚の事な!!」
実現出来ている職場がどれ位在るかは知らんがな!(笑)
割合は凄え低いと思うケド☆(笑)
零点何パーセント位? ぷぷー☆
「我々は村の子同士では勝負しなーい! みんなも言って!」
われわれはー村の子同士では勝負しなあぁい!!
「レーナが言ってなあい!」
レーナというのは列王の事だが!
仕方ないんだ! 今は村の子は男の子もみんなメイドちゃんだから!
何でやねええん! ホンマに何でやねえええええええんっ!! …何でだろ?(素)
「レーナは言葉が通じないから仕方ないんだ!
でもレーナはみんなを守りたいって言ったぞ?」
「其っかー! なら良いー!」
偉そうだなおい!(笑)
所で。 其れからもう一つ。 さり気ない様だが。
此れは、自分以外みんな敵というバトルロイヤルのルールとしながらも。
村の子達対騎士達という構図で勝負するぞ!と。
騎士達にも宣言しているのだ!
今予選に参加する騎士達は、曲がり形にも既に選抜されてきているのだ。
宣言を無視していきなり隣りの騎士と勝負始めたりはするまいな?
「次! 自分達は先ず!武器を使える子が周りを囲って、他の子達を守る!
良いな?」
「みんな武器使えるじゃーん!」
取り敢えずヴォルタはダメダメなんだけどな!(笑)
「少なくともネネとか!」
悪いが、ヴォルタを名指しすると凄く反発するだろうから
ネネにさせて貰った!(笑)
「ネネも使えるよー(*^▽^*) 打つ!打つ!打つ!」
ネネの得物、詰まり武器は杖なのだが。
実演してみるとやっぱり駄目だった!(爆笑)
「良いか?ネネ! 魔法使いはな?
戦士に守って貰いながら一発逆転の魔法を放つのが基本なんだぞ?
魔法で戦うか、武器で戦うか! 今決めるんだ!!」
ゲームなんかじゃあ典型的だよね!(笑)
「ネネはまほうが使いたいです(*^▽^*)」
「良し! ネネは魔法使いだな!」
内側で大人しくしていて欲しい!(笑)
「勿論相手が近付いた時は杖で身を守るんだぞ?」
其して杖を弾き飛ばされてくれ!(笑)
「具体的にはだな! 先ずピュアたんと自分が反対向きに立つ!!
後両脇は一先ずシャーリーとレーナ、で四方を囲む!!」
シャーリーというのはシャールきゅん♡の事だ! 不本意だが!
不本意なのだがー…シャールきゅんからはきゅん付けされるよりも
抵抗の意思を感じないのだ…! 呼ばれ方酷く成っているんだぞ?(ハラハラ)
「けどシャーリーとレーナは正直キツいだろうから、
他の子達は二人を脇から援護してやって?
一方、ピュアたんと自分は……
隣りに来ては、決していけない……!」
少々おどろおどろしく言った。
「なっ……何でさ?」
ヴォルタは合の手を打つが。
やっぱりワットきゅん♡の姉だよねえ。(笑)
「ピュアたんと自分は攻撃を縦横無尽に放つからさぁ!
直ぐ隣りに来たりしたら……当たっちゃうよ?」
出来る限り避ける気は有るが。
子ども達に隣りに立たれたら面白い事には決して成らない。
「わ……分かった…!」
聞いて貰えて何よりだ。(ニヤリ)
「よーし! では!!
負けても良い! けど怪我だけはしない様に!! 復唱!!」
「私も負けちゃって良いの?」
復唱の前にボケが入った!!
「マルゲリータは駄目だ!! 怪我しても勝て!!」
「ヒドおおおおおおおおおおおおおおおおおお?!!!」
「冗談だ! 怪我はするな! けど何としても勝て!!」
「厳しく成ったあああああああああああ?!!」
厳しくはないだろう!(笑) 怪我はするなってんだから!(笑)
まあ怪我されたら後がメンドくさいからだけど☆(やっぱ酷い)
「はあい! 絶対怪我はしなーい! 復唱!」
ぜったいケガはしなーい!
「マルゲリータは絶対勝て! 復唱!!」
まるげりいたはゼッタイ勝て!
「何でやねんんんんんっっっっ!!!」
マルゲリータ……実は関西モンなの…?(爆笑)
「マルゲリータ以外は負けても良いから! 本当に怪我だけはしない様にね!」
「私にも優しくしてえええええええええ?!」
いやどうせ騎士達は
マルゲリータには本気で攻撃出来ないって計算が有るからね!(笑)
言う成れば自分はみんなを信頼しているんだよお☆
騎士達も含めてね!
だから決して詰まらない結末は訪れないだろうって、ね?(胡散臭い)
「じゃあ確認事項はもう良いかなあ?」
「質問、宜しいですか?」
シャールきゅんが挙手した♡
「うむ! 心にもやもやが有ると本領を発揮出来ないからね!
疑問は解消しておくべきだね!」
「ちいが持っている武器…何です?」
「うむ♡ シャーリーは片手剣は分かるよね?
其れを左右の手に一振りずつ持つ!!
是ぞ! 双剣である!!」
「欲張りぃ!!」
やっぱりヴォルタが茶々入れてくる!
「さて? どうかな?
君達の中に左手を右手と同じ位使える子は居るのかな?」
「居ませんね」
シャールきゅんは即答する!
ピュアたん♡ですら普通に右利きだからね!
「左手が使えなければ、
只左手に余計な重りを付けているだけみたいなものなんだよ?
単純に欲張りだなんて言えるかな?」
「うぐぐぐ! 偉そうに!」
おいおい、偉そうって……(笑)
所で次いでの様だが。 子ども達の武器は!
シャールきゅん♡ ワットきゅん♡ ピュアたん♡
其れからヴォルタとロクシーとライナは打刀の木刀!
自分の姉、ナナとネネ。 其してメイは杖!
自分の兄、タクは右手に騎士の片手剣、左手に円盾!
セツは薙刀! ユキは日本の槍!
マルゲリータはトンファー! を両手に一つずつ!
其して! 列王は中国、八極拳の槍!! 六合大槍だっ!!
「さて! みんなすっきりしたかな?」
「後一つだけ! 良いですか?」
シャールきゅんが気になっている事は分かってはいるが!
「彼のヒトが持っているのって……木刀、なのですか?」
シャールきゅんはヒトを指差すのは失礼と弁えているので、
話の流れと雰囲気で対象を示す。
「其う! 刀というものは長さで分類されるが」
「…長いですね。 長過ぎますね」
「戦場用の刀は打刀よりも長く。 太刀と言う。
太刀は納刀状態では刃が下を向いていて、腰にぶら下げた格好に成っている。
太刀は腰に佩く、と表現するんだぁ!」
ココ! 結構間違えているヒト居るんだあ!! 気を付けて?
「其して!
障害物が全く無い平らな土地で大勢が戦う場合!!」
ぶっちゃけて言えば戦争なのだが。
子ども達は未だ未だ幼いので言葉をぼかす。
「武器は大きければ大きい程使いでが有る! という結論に成る!!
障害物が無い広い所で大勢が戦うのを野戦、と言うのだがー!
太刀よりももっと長い! 野戦用の刀!!
是を!!
野太刀と言う!!!」
其の。
野太刀を持っている者、と言えば……!!
「メイザス。 訓練場に居るなんて珍しいね?」
「おれだって親善試合に出る選手なんだぜえ?」
右肩に野太刀の木刀を担いだメイザスがニヤニヤしていた。
「未だ決まってはいないでしょう。
んで? 初参加?」
「まあ年齢的になあ!
此れから四年掛けて親善試合を制覇してやろうと思っていてなあ!(ニヤリ)」
四年掛けると言うのは。
四つ在る隣接した国と、一年に一国ずつ親善試合する訳だった。
一人が一つの国とは一度しか試合出来ないのだとか。
隣国との国境の小競り合いが無い様だから、
此んな機会でもなければ戦闘力を知らしめる事も出来ないだろう。
が、戦場で戦うよりは色々な観客が居るであろう試合の方が
有名には成れるのではないかね?
しかしー!
コイツには大きな課題がっ! 大き過ぎる問題がっっ!!
「木の武器でも本気で戦ったら相手は死んじゃうからね? 加減しろよ?」
「おれだって場所と相手は見て考えるさあ!」
いや見た感じダメそうなんだけど?(爆笑)
「程々にしておきなね? 思ったより弱いってヒトが殆どだろうから。
じゃ! 団長さん。 お待たせ致しました」
騎士団の団長さんが開始の合図をする訳だ。
準備は……良いな? 気にし出すと切りが無いからな!!
もう心を決めるんだ!
覚悟完了!!
……なんてな!
「………野太刀…!」
シャールきゅんは野太刀が気になっている様だけれども!(笑)
次回!
バトルロイヤル開始です!
展開が遅い?
いやいや!
大勢が一遍に戦うには
事前の根回しが無いと
全く思い通りには
行かないのですよ?
ちいちゃんずっと
頑張ってましたよね?
是ぞ戦術と言うもの!!
なのです!




