第187話 騎士の訓練場に着いてみた
今晩は!
火曜日に日付が替わった所です!
寒いですね!冬ですよ!!
はてさて!
そろそろ年賀状出す事を
考えないと不味い頃、でしょうか?
え? もう廃れた?
其げなこつぁなかがよ?!
やっぱ手書きちゅうんが
良かとよ!! おっとっと!
良いで御座いましょ?
さて! 朝食を済ませ、向かうは騎士の訓練場である!
自分だけは一時期毎日通っていたのだから、
勝手知ったる他人の家ってモノだ! まあ家ではないけど。
自分達が着いてみると。 騎士達はずらっと整列してお出迎えだった。
騎士達全員が毎日訓練場に来る、という予定を立てているので
同時に全員が揃う事は無い筈だが。 だって全員が訓練場に揃ったら、
其の間誰も仕事に携わっていないって事だからね!
一寸吃驚しつつ挨拶する。
「おっ…お久しぶり?」
ぅおおおおおおおおおお!!!
騎士達の雄叫びが上がった。 やっぱむっせえな!
其して騎士団団長さんが敬礼して声を掛けてくる。
「武神殿! お久しゅう御座います!」
自分も敬礼して返答する。
「お母さん! 元気してた?」
「武神殿おおおおおおおおおおおおおおおおおお?!!!」
「お母さん☆ お久しぶりー☆」
「殿下あああああああああああ!!!」
マルゲリータも追い討ちしてきたあああ!!!(大爆笑)
ワットきゅん♡が団長お母さんを指差して大笑いしていた♡
「ぶははははははははははは!! お母さんか!!!
おっさんなのにお母さんなのかああーっはっはっはっはっは!!!(大爆笑)」
団長さんはお母さんなので
ワットきゅんに失礼な笑い方されても怒んないよ♡(大爆笑)
其して、村の子達は
男の子を含めてみんなちびメイドちゃん♡に成ってしまっているので
笑っている場合じゃあないんだけどな♡(内緒!)
一応落ち着きを取り戻してから。
「……えー……武神殿は親善試合の予選、という事でいらしたのですな?」
「其うなんだよお母さん!」
「武神殿……勘弁して下さい……
兎角ですな! 予選という事でしたら!
此方に厳選した騎士が揃っております!」
おお、準備が良い事だ!
まあ、親善試合を意識したら
何日かは予定を空けなければいけなく成るだろうから、
当然他の任務なんかは外されるのだろう。
今日、試合に参加しようという自分達が来るなら都合を合わせるのも当然か。
「騎士の人数は三十六人迄絞っております!」
「ふむ。 後半分にすれば正選手と補欠って所だったんだね。
此方は今十五人なんだあ」
合わせて五十一人ってか!(笑) 半端だし多過ぎるし!(笑)
「其うさなあ! バトルロイヤルでもやろうか!」
「バトル……ロイヤル、ですか?」
「自分以外はみんな敵ってルール!」
「……凄まじ過ぎませんかな……?」
バトルロイヤル!
精々プロレス位でしか見ないであろう此のルール!
…昔、ちょっぴり言葉を弄った題名の作品が小説で問題作として出て、
漫画化も実写映画化もした?
別の作者だかで続編…辻褄が合ってねえけど…も出たって?
結局作り話っすよ!其れは!
実際はプロレスだけにしか無いな! 何でかって。
本気で攻撃しよう、相手を傷付けようって種目だと成り立たないのだよ!
一定の場所に大勢を閉じ込めて、さあ全員敵だ!勝負しろ! なんてのは!
言うまでもなく危険!だからだ。 死人が出るね!
じゃあ何でプロレスでは成り立つかって。 本気では攻撃しないから、だ。
貶している訳ではない。 プロレスというものは見世物なのだ。
本気で攻撃していないからと言って怒ってはいけない。
一寸考えてみれば良い。 例えばボクシング。
本気で相手を傷付けようとは思っていない?
いや試合をやったら顔ぼこぼこに成るでしょうが!
ボクシングは一試合するのに何ヶ月も掛けて用意する。
短期間でやっていたら迚も身が保たない。
プロレスは…団体やら試合形式やらでも変わってくるだろうが、
何ヶ月かに一試合では商売が成り立たない。
本気で攻撃しないからって怒るなら抑もプロレス見に行くな!
プロレスってのは、
先ずレスラーは鍛えて体を作っていて凄いね!
本気ではないとしても!勝負をするというのは見ていて分かり易いね!
プロレス技は一般人には真似出来ないよね!…というかしちゃいけないのだが。
警告だぞ!
本気で攻撃している訳ではないがプロレス技をきれいに見せているんだ!
どんな技でも抵抗すればきれいには見えない…見映えが悪く成るものだからな!
プロレス技をきれいに見せて! 個性を出して! 表現しているんだ!!
…と観るものである。
マンガだってラノベだって子ども向けの特撮だって。 バトルは有るでしょ?
やっぱり作り話だって、戦えば見て燃えるヒトは居る…というか
大部分のヒトは燃えるのである!
んで! 本気で攻撃しちゃあバトルロイヤルは成り立たない、というならば。
攻撃に制限を付ければ良い。 例えば。
「但し! 武器を打ち合わせて勝負する事! 身を打ったら反則負け!
誰かの武器を叩き落とせば勝ち抜け!
勝っても負けても退場! って所?」
うむ! 其れなら怪我人も出るまいな!
後ろから襲うなんてのも禁止出来るし!
武器を持つ手が痛いという可能性は有るが、
其処迄言ったら試合なんか出来ない!
「一人が一人に勝てば半分に成るだろうけど。
一人が何人かの武器を落としたら勝ちは一人、
負けは落とされたヒト全員として。
勝ち残った人数が選手と補欠の数に合わなかったら、
其の時は其の場で微調整を考えよう!」
此れで充分、と思っていたのだが。
「まほうはー(*^▽^*)」
ネネが言ってきた!
「あー。 魔法、魔法ねぇ……無しで?」
「えー? まほう無しじゃあ勝てないよー?」
抑も村の子達には勝ち残って欲しくないよ?
しかし!
「魔法……ですか! 流石武神の里の子ども達!! ですな!」
ん? 団長さんが乗ってきた? 其れから武神の里って…!
「親善試合では魔法も禁止されてはおりませぬ!」
其うだな。
ルールは、手放した武器が地面に落ちたら負けってだけだからな?
「なので是非とも見せて頂きたい!
何時かのドラゴンも……!
我々騎士一同は見ていただけ……というのも口惜しいですからな……!」
「気にしたら負けだよー。
魔法は……当たっても痛くはないだろうけど、
武器だけに中てるって出来ないよ?」
零距離凝縮水鉄砲なら出来るのではあるが。
魔法水鉄砲が使えた子達には説明はしてみたのだが!
使えない! 若しくは中らなく成ってしまう! のだった。
独占している訳ではないのに自分専用に成ってしまったのだ!
「痛くないのならば充分です! 存分に振るって頂きたい!!」
「あー其う。 後悔しないかなー?」
「致しませぬ!!」
「……だってさ」
「おー☆ ネネ頑張るぞー(*^▽^*)」
「其方のお子はネネ殿と仰るか」
「あー。 名前知っておいた方が良いねえ」
不本意ではあるが。
マルゲリータがほざいた名前を言っておいた。
「ネフェネリア殿は武神殿が少し育った様な容姿でいらっしゃるな!」
ネフェネリアってのはマルゲリータがほざいたネネの名前であるが!
「ネネはねえ♪ ちいのお姉ちゃんなんだよ~(*^▽^*)」
「さ……左様ですか……!」
「未だ乳離れ出来ていねえけどな!」
「ぶっ!! ……さ…左様ですか」
「ちいだってお母さんのおっぱい飲んでるじゃ~ん(*^▽^*)」
「逃げてんだろお!! 捕まるけどっ!!(泣)」
「………(汗)」
団長さんはもう困ってしまっている!(笑)
「いやまあ姉だったからと言って遠慮は要りません。
どんどん武器を叩き落としてやって下さい」
「え~? ネネが勝たなくて良いのお~(*^▽^*)」
「国王陛下との約束ではマルゲリータと自分さえ選ばれれば結構!
後は騎士だけで埋め尽くしてやる!という勢いでお願いします!」
「其んなの駄目だろおおおお!!!」
ワットきゅんが突っ込んできた♡
「自分は初めから言ったよ?
九人で試合をやるとか言われたから一応人数は揃えたけど、
言いなりに成る気は無いよ?って」
「左様で御座いますか……」
団長お母さんも納得顔だ。
此んな小さい可愛い子達♡に試合とは言え
血みどろの戦い等させられる訳が無いよな!
「誰か一人でもやっつければ予選通過なんだよな?」
「とか言って誰か村の子を倒そうとか止めてよ?」
「無えよっ!!」
まあバトルロイヤルと成れば手っ取り早いのは直ぐ近くの村の子だけど。
狙っちゃあ外道だものね。
其ういった意味で、騎士達だって試合開始した途端に
隣り同士で勝負を始めるという事は無かろうかと思う。 なので。
「はあい! 試合開始時は武器を振り回しても誰にも当たらない位広がろう!」
と。 騎士達に呼び掛けつつ。
自分達村の者は試合場の真ん中にぞろぞろと移動する。
其して。
「おや? ヘイキンさんお久しぶり!」
「ご無沙汰致して居ります、武神様」
覚えの有る相手と挨拶を交わす。
覚えが有るのは良いのだが。
「武器持ってないね?」
今回の試合は武器を落とされたら負け、であるから。
持っていないという事は試合に参加出来ないという事だ。
「わたしは親衛隊の隊長だからな。
王都から遠出して何日も留守にする行事には出られないさ。
今回は審判をさせて貰う。
団長一人で全体を見るのは無理だろう?」
「まあ其うだけど。 惜しいね!」
ヘイキンさんは騎士団のエースと言って良い。
名前の通り、能力的には平均値なのだが…って!どんな名前だよっ!!(笑)
平均と言うのは順位を付ければ真ん中…ではない!!
騎士は最低でも一般人よりは強い。 当たり前!
其して。 最低というもの…順位を付けたら一番最後という事に成るが。
ヒトに、況してや能力で順位を付けるなんて事は出来るものではない。
個人差には比べ様が無いものだって有るし、
個人でも其の時によって好調不調も有るし。
と、いう訳で。 最低は決められないが騎士達の実力は殆ど横並び、である。
其して。 一部には能力が突出した者が居るものだ。
此処では少なくともメイザスが誰と勝負しても勝てる位には強い。
問題児らしいけど!(笑)
其してー…殆どの騎士達は横並びでも一人突出したのが居るから
平均値は最低ラインよりは上だ。
其う! ヘイキンさんは殆どの騎士達よりは強いのだ!
強さだけはメイザスには見劣りするかも知れないが。
メイザスは問題児! ヘイキンさんは真面目!謹厳実直!!
よって!
ヘイキンさんはエースなのだ! メイザスはジョーカーって所か?
うん。 試合に出られないなんて勿体ないね!
後は…
「ガンバルさんも審判なの?」
「おう! 武神サマ久し振りだな!
おれは警備隊の隊長に成っちまってな!」
ガンバルさんはがははと笑う。
ガンバルさんのフルネームはガンバル・チュウノゲ。
…巫山戯ている訳ではない。(大爆笑)
誰だ名前付けたヤツ! 出て来い!!(超大爆笑)
……うむ! ガンバルさんは頑張っているけど強さは中の下なのだ!(笑)
で! 此の場合の中の下というのは順位的な意味に成るな!
なので。 頑張っているけど最低ラインからは抜けられない、と!(笑)
しかーし!(笑)
自分はガンバルさんに両手大剣を与えたのだ!
元々全体的な能力としては中の下でも、
個性としては力押し!という感じだったので。
其して。 順位としては最低ラインだったが
武器の差で頭一つ抜き出たのであった! 目出度し目出度し!(爆笑)
「ガンバルさんもお役目抜けられなく成っちゃったんだねえ。
お仕事頑張って?」
「ふぉおおあああああああ?!」
ガンバルさんはいきなり叫んだ?!
「どしたの?(驚)」
「おっおっおおおれは独身なんだっ!!」
「え? うん」
何だよ突然!
「けどっけどけどっっ!! 今!! なんつーかっ!!
むっ……娘から元気付けられたかの様な気にっっ!!」
「気のせいだ」(ジト目)
しかし!
周りの騎士達が皆!全員!!羨ましがる様な顔をしていた。
……バカばっかりかっ!!
「おれはっ!! おれはっ!!!
武神サマを何処にも嫁には遣らんぞおおおおおおあ?!!」
「バカじゃねえのっ?! いやバカ確定だろっ!!!」
締まらないヤツだな!
年賀状! とか言いつつー
早めに出せる準備も
気力も無いでぇす!!(笑)
怒る?
だって自分、
浸けペン使って描くし!
言い訳に成っていねえ!!
2020/01/28 23:45
修正入りました!(泣)
問題は! セリフの終わりに
」が欠けていた事です!
因って! 内容は一切
変わってはおりません。 お詫び申し上げます。
其してご安心下さいませ!
……うーん。 又執筆中に
削っちゃったのかな?




