第185話 お泊まり始めました(笑)
今晩は!
火曜日が終わりそうな夜中です!
曜日よりも問題は!
本日、或るお店が
ポイント五倍の日! でしたー!
…でしたです!
もう閉まっているよ!
国王との謁見は此方の都合の良い様に持って行けた。
其して。
王都に居る間は、王宮に部屋を用意して貰える。
良く分かっていないヒトが結構居る様だが。
西洋の…かな? 城というモノは住環境には適しておらず。
国王、並びに王族が住む場所は王宮である!と。
…ま! 細かい事はどうでも良いかー☆
けど、りありてぃってヤツを気にするヒトは覚えておいて良いんじゃね?
兎角!
先ずは泊まる部屋だ! 十五人も居るからね! 全員一部屋ってのは無理だね!
其う成ると! だ。
「はーい! 良いかな? 部屋分けを話し合うぞー!!」
両手を上げて手首をぷらぷらさせる…和風な手招きかな?をする。
さて問題です!
村の子達はメイド服というものがどんなヒトが着るのかは分かっていません。
故に男の子達も今は平気な顔してちびメイドちゃんに成ってしまっていますがー…
男の子達の精神衛生上、
知らないまま親善試合を終わらせた方が良いでしょう。
知ったらもう今からぶち壊しだな!
其の場合何も彼もマルゲリータの所為だけどなっ!!(怒)
しかし今現在此う成ってしまっている以上、責任云々言うよりは
みんなの心の平安を、だな! 考えた方が建設的というものだ。
…不満は有るんだけどな!
どうしようかと言うと。
「先ず、マルゲリータとライナとメイが組なのは決まりだろ?」
名を挙げた者達から不満やら意見やらが飛び出すかと思ったので!
無難な所から組を作ってしまおう! という事だ!
「まさかと思うけど! 其の組に入りたいなんての居るか?」
「何でええええ?! 何で誰でも嫌がるみたいな言い方するのっ?!」
やっぱりマルゲリータから不満が飛ぶ。
「いやー…もうでかいのが三人も居るし! 小さい子は入り難いだろ?」
「えー? じゃあレーナ――」
「却下!!」
即座に否定するよ!
レーナと言うのは列王の事だが! 何故指名した?!
列王は今、ビクッとしたぞ? みんなも列王は男だと分かっているのに!!
「マルゲリータ達三人は恐がられているだろう? 分かってないの?!」
「何でですかああああああ!!!」
流石ライナ! 全然分かっていない!(笑)
メイは分かっているだろうが。 面の皮が厚い! 平気な顔をしている!
「じゃあ師匠が加われば前に王宮で暮らしていた時と同じです!」
「あーご免ねえ? 今はもっと面倒見なきゃいけない子達が居るし!」
男の子達が! バレても困るし知られても困るからな!
詰まり!
最終的に男の子達みんなと自分、という組み合わせにしたい!!
みんなが目の届く所に居ないとおっかなくて仕方ない!!
すると一部屋五人って事に成るか?
マルゲリータ達の部屋に後二人入って貰わねば成るまいか?
「ヴォルタ、ロクシー。 マルゲリータ達と一緒で良いか?」
「何で!」
ヴォルタは嫌そうだ! ロクシーも!口は開いていないけど!!
「えー…じゃあセツとユキは?」
「セティ!」
マルゲリータが呼び方に突っ込んできたが!
「煩い!
…あー! 其方の二人は?」
「あたしれーなと一緒が良い♪」
ユキ…随分列王を気に入った様だが!
「御免ねえ? 此奴も自分が面倒見ないといけないんだあ!
言葉が自分しか通じないでしょ?」
「う……れーなの……為、なの………?」
「うん」
「う……っ……! あたし………我慢する……!」
「うん。偉い! どうもな?」
一寸泣きそうなユキの頭を撫でてやる。
自分、体が小さいから微妙に手間だけど!
「良ぉし! もう一部屋は!!
ネネ! お姉ちゃん達三人とピュアたん♡に存分に面倒見て貰いな?」
「おぉ~☆ ソレはみりょく的ですなあ(*^▽^*)」
「後残りは五人! なら一部屋五人ずつって事でどうだ!!」
良し上手く纏まった!
しかしワットきゅん♡が微妙に嫌そうなお顔♡をして。
「まさかオレも面倒見ないといけない子、じゃあないよな?」
「あははは♡ まさかまさか♡」
実は其の通りなんだけどね♡
「で? 一部屋五人ってのは床に敷物敷いてゴロ寝するのか?」
あはははは♡ 村じゃみんな其うしているんだな♡
「此処ではねえ♡ ベッドという寝る専用の家具が有って、
しかも五人でも一遍に寝られる位大きいんだよ♡」
おぉ~!!
女の子達が嬉しそうな声を上げる。 みんなで寝るのが好きなの?
「其して! 部屋割りは自分達が真ん中! 後の組が両脇!でどうだ!!」
微妙な様だが。 部外者が部屋に来ると想定した場合!
部外者に知られたくない事…自分の組が男の子ばっかし!って事な!!
其れを部外者から遠ざける為の策だ!
両側どちらから部外者が来るとしても!
真ん中なら少々距離が有る、という訳だ!
効果は微妙な様でも出来る事は全部やっておくべきなのだ!
何故なら! 防御というものの基本にして奥義は!!
攻撃を妨害する!!! 其れに尽きるからである!!!
例えばー。 自転車の鍵は二つ付ける!とか。
鍵を二つ破るという手間で、
攻撃側…まあ盗むヤツだな!ヤツ等には諦めてもらおう!という防御な訳だ!!
防御とは攻撃の手間を増やして諦めさせる事だ!…という考え方に因って。
幾ら手間を掛けても完璧!という事が無い!!…という際限が無いものであり。
防御の技術で熟練度が見えるもの、難しいものであり。
幾ら準備をした所で安心は出来ない恐い所、なのである!!!
覚えろー! テストに出るぞー! …何のテスト?(きょとん)
「お客様方、お風呂のご用意が出来ております」
王宮のメイドさんが言ってくる。
うん! ずっと侍っていたのだ!
だから大っぴらに、
男の子達もみんなメイドちゃんに成っちゃったんだぜー☆とか
言えなかった訳だ!
男の子達もメイドちゃんとかいう事実を部外者には知らせず!
村の子達にも不審を抱かせず!
という作戦が密かに進行していたのである!!
ふむ! 其れにしても風呂は欠かせないな!!
長距離走って来た所だし! 今夏なのだ!!
しかしい!!
「有難くお風呂は頂きます。が!
付き添いは謹んでお断りさせて頂きます!」
コレは断然外せないで御座る!!
が! 其れを聞いたメイドさん達…うん。口を開いたのは一人だけど
メイドさん自体はもっと居るよ?
其のメイドさん達は絶望とすら言ってもいい顔をする。
けど譲れないで御座る!!
「えー。 お分かり頂けるものとは存じますが。
一般人は他人に体を弄くり回されるのは非常に受け容れ難いものです」
女達は其うとも言い切れないんだけどな!
エステとかマッサージとか名が付いていれば割と平気だものなっ!!
医者だのマッサージ師だのがセクハラで訴えられたなんて事件が少々有ったが、
触られてからじゃないとおかしいと判断しないって事だよな!
「元々一寸来ただけの客なのですから、其処迄お気になさらず!」
ダメ押しも忘れません!
「……畏まりました」
はい! 言質頂きました!! メイドは風呂に入って来んなよ?
「ちぃぃぃい(*^▽^*)」
ネネが声を掛けてきた。
「何?」
「おっぱい何時飲めるの(*^▽^*)」
「何故自分に訊く?!!」
「あはははは☆ お風呂上がりに乳母をお願いね☆」
マルゲリータが即座にメイドさんに注文した。………はぁ……
其して風呂は無事に済ませた。 …風呂は!な!!
風呂から上がったら服を着なければいけない訳だが。
…風呂上がりの着替えもマルゲリータ作、なのだ。
搬送魔法で持って来ていた訳だな!
其の服装というのが。
…えーと………
一枚服であった。
………詰まりワンピースだよっっ!!
「えーと……
恥ずかしい……のかな………?」
…と。 列王は零すが。
「なんで疑問形だよ!」
突っ込んだものの、分からなくもない。
質素な白一色の…でっかいティーシャツっぽいの、と。
言えなくもないかなー……? って服なのであった。
作者自身が昔のヒトな、昔の西洋のお話…西洋文学ってヤツだな?
其ういう舞台では。
少なくとも子どもはー…かな?
男女問わず裾が膝位迄有るでっかいティーシャツみたいなの、
を寝間着にしていた。
正確に言えばなー?
西洋文学の本を一冊につき一年掛けて放映するというアニメが昔有ってなー?
其のアニメでは本を問わず其う描かれていたって事だけどな?
で! 今問題の風呂上がりの着替えだが!
いややっぱりでっかいティーシャツってより女物って方が早い感じなんだが!
しかし質素な白一色であり…
何と言うか、ギリギリ黙ったままでいる所を攻められているよなあ…と
凄く感じるのだが!
自分は体が小さ過ぎて、列王は体が大き過ぎて!
着替えを直ぐ調達出来る訳も無いので結局黙るしかないのであった。 悔しい。
他の子達は村の外の服飾事情を全く知らないから、全く何も気にする事は無く。
マルゲリータだけはもっと明らかに女物な寝間着
…所謂ねぐりじぇ? を着ていた。
其れに比べたら他の子達のは男女兼用に見えるでしょー? とでも言う気か?
単独で見たらみんなのも兼用とは思えない所だけどなっ!
マルゲリータは基本バカだが所々策を弄しているよなあって、
凄く感じるのだよ!
しかし今はどう仕様も無い!
風呂場を出ると。
「皆様、食堂にてご用意が整って御座います」
メイドさんが待っていた。 けども。
「自分達、謁見の直前に食事して来ちゃったから、今お腹空いていないんだよね」
「大丈夫に御座います」
メイドさんは、表情は薄いながら何処となく得意気に言う。 はて?
自分達は食堂の長机に着く。 すると。
すっと。 全員の右斜め後ろに一人ずつメイドさんが付く。
メイドさん?なのは確かかと思うが。
服装が独特?であった。 自分、服には詳しくも細かくもないのだが。
後ろに付いたメイドさん達の服装は。
ワンピースの襟が広かった。 兎角広かった。
一層首から脱げるって位。
襟の縁に細い帯を通していて、
帯を締めて前でリボン結びにして留めている様だ。
其してエプロン。 胸を強調する様な作りとでも言うのだろうか?
エプロンは胸の下からしか身を包んでいない。
詰まり腹から下しかないエプロンなんだな?
其んな特殊なメイドさんは何なのだか?
自分の後ろは見辛いから他の子達の後ろのメイドさんを眺めていると。
しゅるっと。 襟のリボン結びを解く。 全員が!
「?!」
首から脱げそうな位なので襟をぐいっと下ろすと、胸が露わに成る?!
がたんっ!!
動揺した子達が椅子から転げそうに成る!!
自分と…後は男の子達だけか?! 女の子達は平気そう…と言うか!
ネネなんかは喜色満面だぞお??!
「お乳で御座いますよ♡」
メイドさん達は慈愛に満ちた表情で言う!!
乳母か!! 乳母なのかっ!!!
「わーい(*^▽^*)」
ネネだけは喜びの声を上げるが!
女の子達はみんな平然としているな!! やっぱ家でも吸ってんだろうっ!!
列王は必死に首を振っている!
良かったな! 此処では首振りの意味が日本と同じで!
広い世の中、縦振りと横振りの意味が逆に成る所も在るというぞ!
気を付けてね!!
…って!!
マルゲリータ達大きいお友達にも乳母が付いているってどういう事だよっっ!!!
恥じろっ!!!
…で。 自分と男の子達は抵抗していたのだが!
最後はどう成ったかって? 訊かないで?!(半ベソ)
何処迄行っても………お母さんって……恐い!!(泣)
「ネネのねぇ、お母さんとねぇ、味が違うの(*^▽^*)」
「喧しいいいいいいい!!!」(顔から火を噴く)
ポイント五倍だからして
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………が。(落ち込み)
先月に引き続き今回も
角破れがー…しかも増えた!!
…レジやったヒトの所為
確定だな…!(痛恨)
見るからに乱暴だし!
言い難い様だけどー…
同じ事され続けても
堪らないし!
…辛いなー……もー!




