第180話 お母さん…始めました?
今晩は!金曜日から
日付が替わろうとしている辺りです!
寒くなって参りました!
もう直ぐ冬ですね!
…一応未だ秋だよなあ?
さて!
迷惑メールと判定されてしまう
問題で御座いますが!
パソコン様は
初期設定だと判定基準が
出来ていない! だとか
書いてあるのを読んだのですがー…
おかしいな?
ウチのパソコン様は
初期設定のままの筈だぞ?
誰か説明出来るヒト
居ませんかねえ?
使い方を調べるのにも
こちらの積極性と知識が
要るのですよねえ…
調べるのに知識が要るて
何やねん!(笑…えない!)
朝! ……なんだが。
気分はガタガタだった。
………だって。朝食は母の乳……だったんだもの………
此れ……気分を萎えさせる陰謀だろう……
自分はキョウダイの内でも下から二番目なので、
『キョウダイの下二人は母の乳吸っていろ』ルールから抜け出るには
下にもう一人生まれないといかんな……っ!
妹ニニで七人目なんだがな! ……生まれるかねっ?!
さて! 気分を取り直し…てはいないけれど!
子ども達を纏めて出発だ!
大人数に成ると先ずは点呼を取らないといけないね!
「良いかー? 名前を呼ぶからなー!
先ず! アホゲリータ!」
「何其の呼び方ぁぁぁぁぁ!!!」
別に。ヤツが重要な訳でも自分の心の大部分を占めている訳でもないが。
一応、王から呼ばれた固定の面子がコイツと自分、だからな!
其して!
「シャールきゅん♡」
「あははは…はい」
シャールきゅんは今日もちびメイドちゃんに成っちゃってます♡
髪は後ろ首辺りで結ぶ……まあポニーテイルだね♡
子ども達は大体年齢順に髪が長い。
村人は皆散髪する習慣が無いから、仕方ないのだ♡
実際、何の気なしに散髪してみようと思えば準備が大変な事に気付くだろう!
最低限鋏…だが、散髪用の鋏は実は特別製なのだ!
繋ぎ、の部分が実は緩いのだとか。
繋ぎがぴっちりだと髪を潰してしまうのだと言う。
其して! 毛髪は刃物が簡単に傷む程に硬い!
鋏やカミソリをこまめに研ぐのはもう散髪仕事の一環なのだ!
後は蛇足だが、昔の床屋は医療現場も兼ねていただとか。外科治療方面か?
赤、青、白の螺旋模様がくるくる回る彼の看板は其の名残なのだと言う。
「ちい? 顔がデレデレに成っているよ?」
「だってシャールきゅんは可愛いだろう♡アホゲリータ!」
「可愛いけど……其の呼び方止めて?」
「…あはははは……」
シャールきゅんは少々不満が混じった苦笑いをしている。
男の子は可愛いと言われて喜ばないよね♡分かっているとも!
けど今シャールきゅんはちびメイドちゃんなのであった♡…可哀想に♡
「ワットきゅん♡」
「……ああ」
ワットきゅんは明ら様に嫌そうなお顔をする♡
はいはい♡きゅん付けは嫌なんだよね♡分かっているんだけどね♡
ワットきゅんも同じくポニーテイルなのだが♡
シャールきゅんは真っ直ぐな髪なのに対してワットきゅんは緩く波打っている♡
うえーびぃへあっての?
シャールきゅんとは又違った可愛さなのだ♡
「ピュアたん♡」
「♡♡♡」
「おうおう♡甘えん坊さんめえ♡」
ピュアたんは呼んだら抱き付いてきたのだ♡
ピュアたんは純粋に女の子だが可愛さに態とらしさが全く感じられない♡
無邪気にぴゅあなちびメイドちゃんに仕上がっている♡
髪は同じく、女の子としては無造作なポニーテイルなのだが、其れが良い♡
髪色は蜂蜜色でワットきゅんに近いが髪質は真っ直ぐなので
ちゃんとシャールきゅん達との対比は出来ているぞ♡
後の子達は……
「其の他大勢!」
何其れえぇえぇえ!!!
子ども達が不満の声を上げる!(笑)
「はっはっは! 冗談冗談!」
自分以外、十四人の名を呼んだとも!
列王のヤツはボケた面して。
「え? 何?」
とかいう返事だったけどな!
因みに列王は!
もうやや長髪という位には髪が伸びていて。
耳を出してはいるが髪を其のまま背中に流した…詰まり結んでいない
黒髪メイドさんだ!
………男子高校生なのにな!(泣)
アホゲリータの所為だ!
だがしかし。
黙っていれば分からない、なんて表現は時々有るが。
列王の声質は一寸やそっと喋ってもやっぱり分からない、
しっかりメイドさんに成ってしまっている。(合掌)
女装野郎が一般的にキモいのは
姿形なり声なりが明ら様に男! ってのが有るが。
下手に声が野太いヤツが声を作ろうとするともっと酷く成っているよな!
普通に喋っていれば一寸分からないという男もー…
多くはないが、珍しいって事も無いな!
アニメでー、女キャラやった事が有る男の声優も居るよね? 知らない?
で、列王は一寸声を出したって、直ぐに男バレする事は無いだろう。
抑も此処の世界の言葉が分からないのだし。
精々大人しくしていて親善試合を無事に乗り切って欲しいものだ。
未だ列王には言っていないが。
王女が、年頃の男と共に王の元に帰ると迚も不味い事に成る。
はっきり言って列王の命が危ない。
ぐだぐだなまま出発と相成ったのだが。
列王は結局女装を受け入れざるを得なかったのだった。
行程でじっくり話す積もりだが。
ではさて! 別に見送りは必要無かったのだが。
やはりみんなの母親達、其れからチョウリィ、リオリィが来ていた。
後、騎士達がアホゲリータの見送りに、だな!
元々マルゲリータのお供であったが、
今は農業手を離せなく成っちゃったからねー☆(笑)
「「「「で……殿下……」」」」
「みんな!畑の事は頼んだぞ☆」
「「「「……畏まりました!」」」」
材木と建物の為…詰まりは樵と大工の分迄畑仕事しないといけないからね!
「私はそろそろ護衛が要らない位強く成ったからねー☆」
「図に乗るなアホゲリータ」
「「「「「「「武神様あああああああああああ?!!!」」」」」」」
おっとっと!
王女殿下(笑)を呼び捨てしちゃ騎士さん達が騒いじゃうかな?(爆笑)
いや調子に乗っているヤツから死んでいくモノだからね!
生き残りってモノは!
「あ! 御免ね、アホゲリータ王女殿下☆」
「ちい? 何か怒ってんの?」
「何も怒ってないよー? アホゲリータ王女殿下☆」
「御免ホント許して? 其の呼び方止めて?」
「此れは異な事を?!
アホゲリータ王女殿下をアホゲリータ王女殿下とお呼びせず、
何とお呼びすれば宜しいので御座いましょうアホゲリータ王女殿下!!」
「「「「「「「ぶほっ!!!」」」」」」」
笑ったな? 騎士達も笑ってしまったな?(笑)
「ちい………酷いよ………(泣)」
気付け! マルゲリータ自身が其の酷い事をしていると!!
「其んな事より! 護衛の件に関しては
騎士のみんなが束に成るより自分一人の方が上だとは保証しておくから!
安心し給え!」
「「「「「「「そ………其うですね………」」」」」」」
うん! 其れは嫌そうに返事するだろうけどね!(笑)
「じゃ! 騎士さん達は馬に乗って先に帰っていてよ!
自分達も今日中には王都迄行く予定だから!」
途中の町で宿泊とか、面倒にしか成らなそうなので考えたくもない!!
だからって馬と並走出来る訳も無い!!
手紙を届けに来た騎士達は先に帰っていて欲しい。
ヒトの足で一日掛からない距離なら馬は断然早く行けるだろう。
「「「其れでは! お先に失礼致します、武神様、殿下!」」」
順番! やっぱ自分、アホゲリータより立場上なの?!(笑)
「じゃあ母上! 行ってくるからね!」
後は其れぞれ母親に声を掛ければ良いであろう。
「ま・ま! でしょう? ちいちゃん!
………早く帰って来てね……!」
「あっはっはー! ご安心を!」
…と言う間に抱き締められていた。
だから其の察知出来ない動作、何?!
其して。
母サラはキョウダイ達と、我が子と認めた奴等を順に抱き締めてゆく。
あ、後マルゲリータも。
自宅は村を出るのが一番多いからな!
其う成ると。
今赤ん坊ニニを抱えているのはリオリィで。
「あわわわわわわわ! ここここ此ここ此こ此の子!! こここ……!」
やっぱり慣れていないと此う成るか!(笑)
何時もの如くニニは抱える相手の胸を執拗に弄っているのだ!(笑)
…しかし顔は列王の方に向いているな?
「え~お~! えぇえ~ぉお~ぉ!」
遠出する雰囲気を感じたのであろうか? 悲し気に列王を呼ぶ。
瞬間!
列王はニニを抱えていた。…おお?!
一寸距離がなかったか? 一応リオリィが抱えていたのに何時の間に?!
列王は。
母性溢れる顔…但ししばらく離れる故悲しさが混じった雰囲気で。
赤ん坊な事を意識して柔らかく、其れでいてしっかりニニを抱えていた。
以前も述べたが。
幼い子が可愛いという感情は男女問わず、母性! と言うのが正式だからな!
………しっかし!
「え~お~♡えぇえ~おぉおぉ~♡♡」
「ぅ………あ………
………敵わない………?」
リオリィが呆然と零す。…うん!
今は列王もメイドさんな格好だからして!
お母さんだぞ? 本当に!!(苦笑)
列王はそっとニニに頬ずりして。
「……直ぐ、帰ってくるからね……♡」
…
お母ぁあぁあぁあさあぁあぁあぁあぁあああん!!!(超大爆笑)
いや! 茶化す様な笑い声は出さないけどね?!
いやいやいやいやいや!!
其処で涙ぐんだ微笑みは駄目だろう高校男児!!!(超爆笑)
「えぇえおぉおぉおぉお♡♡♡」
「……………ニニ…♡
…行ってきます♡」
………ほぅ………
惚けた溜息が此の場全体から洩れる。
…って、ぅおっ?!!
見てる! お母さん方が全員見てる!!!
「あらあらあらあらあら……レオちゃん、すっかりニニちゃんのお母さんね♡」
「母上からも其う見えちゃいますか……?」
「ま・ま! でしょう? ちいちゃん!!
ふふふ♡ままレオちゃんに負けちゃいそう♪」
「其れは無いでしょう!」
母は授乳しているのだし!
今時とんと聞かない気がするが、
お腹を痛めて産んだ子だから愛おしいとか言うでしょう!!
で! お腹を痛めてニニを産んだのは母サラでしょうが!
……今時聞かないのは帝王切開が主流…なのかね?
単に出生率が低下しただけか?
兎も角!!
「産みの親が負けちゃ駄目でしょう!!」
「其~お? ニニちゃんだってお母さんが一杯居れば
幸せ一杯なんじゃないかしら?」
「第一列王は男だあっ!!!」
今は格好がアレだけど! 男をお母さん枠に入れるなよ!!
村人はみんなメイド服がどんな服装かは分かっていない筈だし!!
「あらぁ、ちいちゃん頭が固いわねえ。
ねえみんな? レオちゃんはもう立派にお母さんよね?」
うんうん!
と。お母さん方は皆頷いていた。全員! 余さず!!
良いのか? 其れで!
列王には言葉が通じていないから
お母さん方に何て言われたかは分かっていないだろうが。
心ゆくまでニニと触れ合ってから。
出発と相成った。
ポケットに入らねえだろボールの
怪物さん達ぃー!
ぱちぱちぱち!
自分はなあ!
電車に乗る所まで行ったぞぉ~!
遅っ!!!(大爆笑)
だって…
能力値が高いのは
レベルを上げないで取って置いて~…
なんてやっていると
六体固定メンバー組むまで
すげ~時間掛かるもの!
…あ、自分アホですか其うですか。




