第171話 忍者始めました!!
今晩は!火曜日、夜中です!
緊急にお知らせ致したき事が!!
「下緒」の読みですが!
「さげお」が正式な模様です!
印刷物で、確認して、
見たのだったんだけどなあ…
けど解説書な訳ではなかったので!
19話の読みは間違いだった様です。(落ち込み)
けど(改)は付けたくないなぁ…
国王の命令で。隣りの国と親善試合をする事に成り。
九人の選手が出場するだとかで…!
村の子達を連れて行かなければならなく成った。
だって大人達は普通の農民だから!
真面に王の言いなりに成る気等全く無いがっ!!
約束を誤魔化しやがったからね!!(憤怒!!)
約束を破った…と迄は言い切れないのだが!
限りなく黒に近い灰色というヤツだ!
王族やらお貴族さんお得意の屁理屈であるっ!!(怒)
其れでも体面上は王の命令には従わなければ成らない!
自分一人なら逆らったって王なんか怖くないんだが!!
悲しいかな。村は国に所属しており。真っ向から逆らうと面倒な事に成る。
村全体が人質みたいなモンだな!!
しかし!
相手が屁理屈言ってきたなら此方も屁理屈を返してやるだけだが!!
其れでも最悪、村の子が出場する事に成った場合は想定して。
最低限、怪我だけはしない程度には強い子達を選ばないといけない。
其して。
無事、選手は決まった…のだろうか。不安は尽きないが。
元々勝負は決する迄分からないものだ。
此れ以上は無い…と思える所を選んでゆくより仕方ない。
…本当の最悪の時は。自分は魔法で介入出来るからな!(あくどい笑み)
魔法は正直、威力を出すのが難しいのだが。
寧ろ今回は試合を妨害はしても相手にも怪我はさせない程度の威力であれば
何のためらいも躊躇も遠慮も無く使えるというものだ。(黒い笑み)
兎に角。
自分、裏では此れだけ考えて頭を捻って悩んで。
其れで出した答えなのだ。
しかし子ども達は無邪気に乗り気なんだよなぁ…
勿論、子ども達は世の中の厳しさも汚さも恐ろしさも愚かさも!何も知らない。
本当に無垢なのだ。
お利口さんなシャールきゅん♡でさえ、な!
可愛らしいなあ………♡守っていきたい!此の笑顔!!
世の汚点には触れさせはしない!!(決意)
姉や兄だって精々小学生位なんだからな!!
「………ちい?」
「何だい、タク」
自宅の三男がジトッとした目で自分を見ているが。
「何で兄であるおれを母親みたいな目で見ているんだ?」
「誰が母親か!」
ウチの母親はアレだろうが!!ヤダよ?アレみたいな目とか言われちゃあ!!
「只、姉も兄も含めて皆可愛らしいなあ♡と思っただけだ!」
「おかしい!其れちいが言うのは凄くおかしい!!」
「ふっ!照れるな兄よ!」
「違うだろ?!態と強引に言っているんだろうけど、おかし過ぎるだろお?!!」
兄とは言え小学生位らしく慌てふためく様が本当に可愛らしいな♡
妹相手に可愛さアピールか?おい♡
「さて?ティーエ?話は聞いていたかな?」
隣りの町、トナー・リーの町(笑)…から今日も昼ご飯食いに来た奴に尋ねる。
本来村には関係ない人物だが協力を仰がなければならないんだ。
ヒトは皆…体は一つしかない。当たり前!
しばらく留守してしまうならば、留守番してくれる誰かを
頼らなければならないのだ。
「礼…という訳でもないけれど。
自分から贈り物が有る。前に来て?」
今居る所は丁度教室の様な。
長机が並び、子ども達プラスアルファが席に着いた所で。
自分は教壇に当たる部屋の前部に居る訳だな。
「有難う!此れは…木の武器、なの?」
「ちいはみんなに木の武器を造って渡しています!
ティーエさんもちいに身内だと認めて貰えたという事ですね!」
席に着いているシャールきゅんが解説してくれる。…けど?
自分でも其んな大層なモノだったか?と、思わなくもないが。
まあしかし!最初は大人の証、小振りの刃物が青銅のナイフだった事もあり、
其れぞれの子達の親に木刀を造らせたのだが。
青銅のナイフは切れ味が悪過ぎて大変だったんだよ!
親が造るなら子どもの為にさぞ精魂込めた作品に成るだろう…と
期待したのだが…まあ…粗悪品だった。
仕方ない!大人達は見様見真似だったし青銅のナイフだったし!
結局全員分自分が造った。ってだけだ。
最初は渋ったピュアたん♡のでさえ
大人の証がオロチ製の小刀に成った時に一新した。
「うわあ……嬉しい!泣けちゃいそう!
……しかも売り物に成りそうな出来だし!!」
ティーエは基本商人なので最大の褒め言葉…なのだろうな!一寸生々しいけど!
「木の武器だけど鞘も鍔も付いてて…木刀?けど…」
次いでに言えば下緒…鞘に付いた長い紐も有る。
其して今まで見せた木刀とも違う、と気付いた。流石商人の鑑定眼!(笑)
「刃が真っ直ぐで短めだね?
鍔は四角くて大きいね?」
「良くぞ気付いた!
其れこそ!!
忍者刀だ!!」
「何ですか其れは!!」
おっとっと!シャールきゅんが真っ先に食い付いてきたよ♡
「まぁー…正直、武器としては通常の刀には劣る。
しかし!
忍とは!
先ず戦闘に身を投じる者には非ず!!
忍者刀は武器としてより忍術道具としての割合が大きい!
且つ!
忍の戦場は障害物が多い閉所な事が主であり!
故に小回りの利く短めの刀身なのだー!!」
じゃじゃああああん!!
…受け取った本人であるティーエはポカーンとしているけど!(笑)
シャールきゅんは更に食い付いてくる!
「忍?忍術?小回り?どういう事です?!」
「忍とは堪え忍ぶ者!!
敵地に忍び込み!必要な情報を得る迄は飲まず食わず!用も足さず!
存在を察知されない為には何日でも背景に溶け込み!
必要と有らば標的をひっそりと闇に葬る!!…」
「暗殺者じゃんっっ!!」
ティーエはもう絶叫という位に突っ込む。
「必要と有らば、だ!
基本の仕事は情報収集だし、先ずは真っ先に逃げる!というのが手段だし。
五行になぞらえて五遁の術なんてのが基本だぞ?」
「五行!!陰陽五行説ですね!!」
やっぱり敏感に反応するのはシャールきゅんだ♡
「いんよーごぎょー?ナニ其れ!」
ティーエは話に付いて来られないなりに疑問を呈する。
「まあ、ヒトが基本にしたがる考え方の一つ位に思って貰えれば。
自分としては穴だらけな考え方だと思うしな!!
で。遁、と言うのは遁れるって事。忍は基本逃げる者なんだ。
でぇ!情報収集!背景に溶け込んで忍耐強く必要な情報を待つ!
商人には重要でない?」
「むぐっ?!」
まあ最初の印象が暗殺者じゃあ受け入れ難いだろうが。(笑)
けど情報収集って、明ら様に集めたがったらバカだよな?
「しかし!忍耐強くとは言っても、飲まず食わず、用も足さずって、
凄まじ過ぎません?」
流石シャールきゅん♡重要な所を聞き逃さない♡
飲み食い、用を足すというのは一次的欲求と言い、
生きていれば当たり前に湧く欲求である。
此れを我慢しろ!というのは外道鬼畜な要求と言ってよい。
「其れを我慢し切るからこその忍の者!忍者なのだ!!」
「我慢し切っちゃうんですか…本当に凄まじいですね…」
シャールきゅんは戦慄する。本当に良く理解している♡
分かっていない者はボケーッと聞いているだけだ。
「情報、忍耐、足で稼ぐ、小回りが利く…全部商売には必要だろう?
其れに商売でだって必要と有らば敵を…って、有る事だろう?」
ゴクリ…と。ティーエは息を呑む。
其れこそ、商売の裏側なんてキレイ事じゃあ済まないよな?
だからどう見ても腕っ節の無い商人だって本気に成ると殺す目をするのだ!
「対策するにも先ずは手段を知る、というのは有る事だ!
まさか毛嫌いしたからって見向きもしないなんて愚かな事しないよな?」
例えば、イカサマに対策する為にカジノのディーラーは
皆イカサママスターに成るのだとか!笑える!…笑えない?
「そ………其っか………其んな深い意味が有って此れをくれるんだね…(感涙)」
いや?ティーエってば忍者っぽく成ってきたなー…と思っただけ。(大爆笑)
知らぬが仏~♪(酷い)黙っておこう!(笑)
「で!忍術道具としての忍者刀だがな!!
真っ直ぐで鍔が広いのは高い所に上る時足場にする為だ!
上った後、下緒を引っ張って回収する訳だな!
其して鞘!鞘尻にも穴が開いている!
此れは水に潜る時銜えて空気穴にするのだ!
是ぞ!
忍法!!水遁の術!!!」
「五遁の術の一つですね!!!」
シャールきゅんが合の手を入れてくれる!其の通りだ!!
「忍者刀は後ろ腰に差して逆手に抜くのが基本だ!」
某アニメの所為であろうか?一般のヒトビトには
背負うモノだとでも思われている様だが!
後ろ腰に差した方が抜刀が早いのだとか。
「逆手?」
「刀身を小指側にして持てば、
障害物が有る狭い所で振るうのにも気にならない!!
其して!!
払う専用の短剣、main gaucheは逆手に持つんじゃないか?」
「其うでもないよ?」
「あれ?其うか?」
自分の勘違いだろうか?まあしかし、答えがひょいと出る辺り
ティーエは良く知っているのだろう。
商人だし、前世は男戦士(笑)だったとか言っているし。
おっと?ティーエがジト目に成った。
「今失礼な事考えなかった?」
「さあ~?」
心情を察するとか!すっかり前世を吹っ切ったな?(笑)
「だから其の恍け方!ちいちゃん本っ当にオンナノコだねっ!」
「気持ち悪いから止めろ!」
其れはティーエにこそ贈ってやる言葉だ!
「…まあ…兎に角!有難く貰うね?本当に有難う!!」
目を潤ませてティーエは言う。すっかり女性の感涙の顔だよ!
「少々特殊ではありますが。
刀の一種という事は…刀の国の話、なんですよね?」
シャールきゅんはもっと深く掘り下げたい様だ♡
「其の通り!忍者は…全員が、とは言わないが!
手裏剣という投げる武器の使い手でもあるぞ!」
「手裏剣!!とうとう其の話が出てきましたね!!」
覚えていたのかよ?!シャールきゅんだって
やっと物心がついたか、という頃に一回言っただけだったのだがな!
「ティーエさんには手裏剣打ちも教えるんですか?!」
おおぅ…しっかり覚えていらっしゃいますね?!
手裏剣を投げる事も打つと言うのだ!
「追々な!一遍には覚え切れないだろうからな!」
「帰って来てからって事だね。
楽しみに待っているからね。
無事に………帰って来てね………」
だからティーエ!!
涙ぐんでいるんじゃねえよ!(苦笑)
前回書きそびれましたが。
時々有るアカウントの確認とやらが
前回投稿する前にもありまして。
通信の維持は大事なのでしょうね?
けど普通にパソコン様を使っていて
突然操作が利かなくなって…コエえわっ!!
一度シャットダウン…電源を切ろうと
画面で操作したら、何時までも
パイロットランプ?動いている証拠の
灯りが消えなくて?
電源ボタンで切りましたけど!!
想定されていない操作を
している訳でもないのに!
コワい事止めてえなぁ…




