第154話 王女様が絹織物を買い漁ってみた
今晩は!もう直ぐ土曜日に
日付が替わるか、けど未だ金曜日!
という夜中です!
さて!又仕様が変更された事に因る
影響なので御座いますが!
英単語、というものは。
文字の幅は狭いですが文字数が
多く成るもので御座いまして。
ルビ、文章の上に小さく書く
読み仮名等、には十文字以内…でしたか?
制約が有るのですが。
英語はもうはみ出る事はみ出る事!
なので単語を分けてルビにしていた
部分が有ったのです!が!!
以前の仕様では問題無いな!良し良し!と、
思っていた部分で仕様が変わってから
おかしな隙間が出来てしまった部分が
見られました!ガクッ!!(落胆)
気付いてはいるのですよ?いるのですけどっ!
そっと見逃して頂けたら幸いで御座います。
…シクシク。
王女マルゲリータが村に住み着いた次の日。
隣りの町と言えなくもないトナー・リーの町(笑)で顔馴染みと成った
職人さん達の工房巡りをしていた。
自分、本来ヒト付き合いは苦手なのだがね!縁が出来てしまえば時々挨拶位は
しないと不義理という事に成ってしまうのだよな!
況してや自分、職人さん達に仕事を一つお願いして直ぐ二年ちょい留守して
しまったからね!
好きで其う成ったんじゃない!とは強く思う所だが。だから不義理して良いと
いう訳は無いのが世の中というモノだ!余所様には関係の無い事情だからな!
文明度の低い所ではご近所付き合いが殊の外重要でだな!付き合いが悪い奴は
怪しいヤツ!と成り、終いには何か悪い事が有れば其奴の所為!と成ってしまう
のだった!まあ田舎モン思考なのだがな!!
で!質が悪い事に文明度が低いと証拠というモノを考えない!アイツ悪い奴、と思ったらもう殺してやる!とエスカレートしてしまうのだった。
恐ろしいぞ?魔女狩り等実例の最たるものだ。
なので苦手だがヒト付き合いをセコセコと実行中なのデス☆
其して職人さん巡り!仕方無くマルゲリータのアホも連れて来て上げているのだが。
服飾職人さんの所で非常ーぉうに興味を示した。面白いのか?
其して。
絹織物を織る女性の所でもう目がギラッと成った。一寸おっかない。何?
「こっこっこ……此れ何?!!」
職人さん達と自分との付き合いで歩いていたのだが。其れを差し置いて
アホゲリータ(笑)はのめって来る。
「絹織物だけど?」
絹は今まで無かった様だが織物は前から有っただろう!
其れとも今までと絹の違いを見抜いたとか?
「織っているヒトの邪魔はするなよ?」
ヒトに因っては見られているだけで不快感が有るだろうが。
マルゲリータはコクコクコクっと頷きながら目はずっと織機?織物?に照準
している。(笑)
一応黙ってはいるので、ダイクさんが話し始める。
ダイクさんは織機製造に携わった職人さんの一人だ。名前が面白い(笑)が!
「織機は何台か有るがな!やっぱ一遍は造ってみないと勝手が分からないからな!
で、数造る内に改良点が見えてくる!って訳で今使っているヤツが最高傑作って事だ!」
「うんうん其ういうものだよね!
…で、積んであるヤツ、今まで織ったのだよね。全く売れていないのかな?」
織物は一つ一つ箱詰めに成っているのであろう。段に成った棚に箱が載っているのだが。
凄く沢山有る。(笑)一人で二年近く織り続けたら此れ位に成るかなー?って位!(笑)
「まあ高価えし知られてないからなあ!
けど急には増やせないから売れ出した時の為に!今ひたすら織り続けている
ってぇ寸法よ!」
「私買う!全部買う!!」
ダイクさんの話に即座に食い付いたのはマルゲリータだった!
「………お……おう」
ダイクさんは度肝を抜かれている。ソウデスヨネー☆(笑)
「おいマルゲリータ!品物は確かめてから言った方が良いぞ?」
何しろ箱詰めなので今織っているヤツ以外は見えない!
「誰かに先に買われたら困る!!」
「他に客は居ないんだから慌てなくて大丈夫だろう(笑)」
「分かった分かった!売約済みって事にしとくよ!なあギルドのヒトよう!」
「は、はい!」
ダイクさんが気を利かせてギルド職員さんに言ってくれる。
「けどやっぱり金払うのは品を見てからにした方が良いぜ?
一寸待ってろ?」
ダイクさんは気軽に言ってくれるが織物一巻き、所謂反物は重ぉい!!
箱の木材は軽めの木を使っているだろうが其れでも一箱出すにも重労働だ!
「ぶはあぁぁぁ!!!」
「マルゲリータ。今は一箱見るだけで勘弁してやろうな?」
「えー?」
「売約済みにはしておくって言って貰っただろお?!!落ち着けよ!!!」
又ティーエが傍から眺めて、やっぱりお母さん、とかほざいている。
…何処に目を付けているのかなっ!!
かぱっと細長い箱を開け。
「……ぅわあ………☆」
マルゲリータは目を輝かせるが。
絹とは言え巻いた布っきれ見て何か面白いか?
「嬢ちゃんお目が高いな!職人は誇りを以て作品を世に出すからな!
喜んで貰えるとこそばゆいぜ!」
機織りしている女性は黙ってひたすら織り続けているが。其のヒトの分も、
此処に居ないヒト達の分も言っているのだろう。
「此れ……色は?」
今は生成りの色…絹は真っ白だな!白一色の反物だが。
「色はおめぇ……染め物職人の仕事だな?」
ダイクさん…王女におめぇとか言っちゃったよ!(笑)
「色を付ける汁で煮込んで川でさーっと流すのかな?」
自分が思う所を訊いてみたが。
「おれが語ったら染め物職人に怒られちまうよ!……けど其んなだったか?
良く知ってんなあ!!一体何者だよ依頼主殿!」
絹はお蚕様の繭を煮込んで採るので今更変質もしないだろうし!
日本人は織物を染める以外に色の着いた糸で、模様を作りながら織るなんて方法もやるみたいだが。
はっきり言うと変態技なので他では見られまい!余所では染め物一択だろう!
日本人は捻くれていると言うか技術を徹底追求すると言うか…もう笑うしか無いな!(笑)
「お金は今払っちゃう?!」
「い、いえ!一品一品確認しながらで結構で御座いますよ?!
勝手に売りに出しはしないので!」
マルゲリータ…未だギルド職員さんに言っているよ…!(笑)其んなに確保
したいのか!
ギルド職員さんの方も困っちゃうだろう。清く正しい取引は双方合意の上で成立させるべきものだ。
品を検めない内に金を受け取ったら売る側が汚いという事に成ってしまう!
其れに…其んなに買い込んで裁縫の技術がモノに成らなかったら全部無駄に
成るんじゃあないか?練習はもっと安いモノでするべきだろうし?
失敗の可能性なんて全く考えてないのか?怖い物知らず過ぎないか?
「私の生きる道!見えてきたよ☆」
「あー其う。良かったね」
「ちいは本当に淡白だなあ……w」
いや自分には何故マルゲリータが其処まで興奮しているのか分からんし!
「見てなよー♪白金貨でも稼げる腕に成ってみせるから!!」
「「ぶっふ!!」」
ティーエとギルド職員さんがマルゲリータの言葉に吹いた!(笑)
「あっはっはっは!……ハッキンカって、何だ?」
ダイクさんは分かっていない故に笑っていられるらしい。(笑)
「推定大金貨の十倍の価値。…かな?ティーエ」
ティーエはコクコク頷く。今まで推測はしていたが話に聞くのは初だった筈だ。
凡そ八千万円位と思う。ン百万ドルの腕だぜ!って感じだな。(笑)
大きく出たモンだ!(笑)
「じゅうばい?」
やっぱりダイクさんは分かっていなかった!(笑)
仕方ないんです!一般人に学が無いのは!話に付いて来られる方が特殊に
成っちゃうんです!文明度が低い所では!
「んじゃあ、一応顔は出したって事で!機織りしているヒトの邪魔はしない様に、もう次行くから!」
機織りしている女性はずーっと無言で織機動かしていたぞ?(笑)
「ああ、おれも店に戻る!」
ダイクさんは此れ以上付いて来ても仕様が無いからな!
其して。染め物職人さんの所にも話は通したぞ?今から染めちゃえーってのは
気が早過ぎるが!(笑)
他にも職人さんはー…回ったけど今明言しなくて良いでない?
で!最後に金物職人さん!オロチの所じゃああんまり色々造っていないしねえ!
「さあ可愛い子ども達♡フライパンみんなに一つずつ要るかなあ?」
「「「要らなあああああい!」」」
「ちいは一番年下だろうがよ!!」
セツ、ユキ、ネネは即座に否定!料理は食べる専門の様だ!(笑)
ワットきゅん♡は年下な自分が仕切っているのでご機嫌ナナメな様だ♡が!
「残念!一番年下はニニでした♡」
「うごぉおおあ!しまったー!!」
其んな仕様もない事で悶えるワットきゅんきゃわいいなぁ♡
ニニは相変わらず一生懸命列王の胸を弄っているぞ☆(大爆笑)
「ご飯作ったらねえ♪お母さんなんだよぉ♪」
「ちいはお母さんだあ♪」
「ネネはちいのお姉ちゃんだよ~」
セツ、ユキ、ネネがよう分からんお喋りしているなあ…(苦笑)
「シャールとワットもふらいぱん買ったらお母さんに成っちゃうんだよぉ♪」
「きゃははは♪お母さんだあ♪」
「ネネはお姉ちゃんだよ~」
「……オレ要らねえかも……」
あはは…ワットきゅんヤジられると弱いからなあ。
「ワット!落ち着いて考えて下さい?
ちいはお昼ご飯を作る時、魔法は駆使するし、小刀で食材を捌くし、中華鍋を
振りに振るんですよ?
…力強いと思いませんか?」
シャールきゅんが小声でワットきゅんに言う♡目の付け所が他の子と違うし、
一方セツ達にも気を遣っているのだね♡
大人の証である小刀も持っていない子達が張り合って、じゃあ料理やらせろ
なんて言い出したら大変だからねえ。(笑)
「……でもよー……」
ワットきゅんも繊細だなあ♡
まあしかし、下らない野次であろうと意味が通じてしまえば全く気にしない!
とは言えるものでもないからな!
だから世の中言い切ったモン勝ちなのだ!だからレッテルを貼られると後々まで影響が残って厄介なのだ!
自分は其んな手段汚いと思うし。下らない事が口から軽く出る奴は嫌いなのだがね!
野次に屈しないシャールきゅんは精神が強靱過ぎるぞ♡年齢に合わず!
けど其れも心配の種だがね!何度でも言うが意味が通じてしまえば
全く気にしないとはいかないのだから!
やっぱり渋るワットきゅんに。
お玉とフライパンを持ったピュアたん♡が向かい合った♡
ピュアたんは当てはしないがチャンバラでもするかの様に振り出す。おいおい!売り物を玩具にしたら職人さんがいい顔しないぞ!(笑)
「むっ……むむむっ……!」
おや、ワットきゅん刺激されたか?(微笑)
「むっ!!」
とうとうワットきゅんもお玉とフライパンを剣と盾みたく持った♡(大爆笑)
ピュアたん巧み過ぎるだろ♡(大爆笑)
結局シャールきゅん、ワットきゅん、ピュアたんに調理器具のセットを買った!
其れから。
「あの……わたくしも頂けたら、と、存じますが……」
メイは職業に関わるよねー!メイドさんだもんねー☆(笑)けどね!
「メイは魔法で火熾しも出来なきゃ水も出せないね?」
「うっ!ぐっ……しかし!」
「まあ幼い子達に頭下げて協力を仰げるならねえ」
「がっ……頑張らせて頂きます!!」
グイグイ来るなあ。(笑)メイドの矜恃に懸けて!ってか。(笑)
あんまり気負うなよ?疲れちゃうからな!(笑)
現在指が汗でべたつき
指拭き拭きしながら執筆中で
御座います!
けど外は寒いっちゃ寒いのですかね?!
春と秋は極端には暑くもなく寒くもなく
丁度良い…と、思う方が大半でしょうか?
しかし!体が弱い者には調子を崩し易い時期
だったりするのですよね!実は!!
皆様どうぞご自愛下さり
お心配りもお願い致します!




