第153話 王女様がお気に入りに巡り会ってみた
お早う御座います!水曜日朝…なんですねー!
此んな時間掛ける気ではなかったのですけど…
はい!日が沈むと寒い!という時期に
成って参りました!けど日中動くと汗を掻きます!
丁度良い気温って、中々無いです!
あ、申し遅れましたが!小話!!
ズボンというのは元はおフランス語です!
じゅぽぉーぉん!………(大爆笑)!!
巫山戯てないですよ?国語辞典見ましたよ?(爆笑)
いやー…辞典見ない内にてきとー言うモノ
ではないですね!はいおフランス語ですよー!
服飾職人さん達は客である自分達にも見える所で作業している。
マルゲリータを採寸した職人さんは女性だったがやはり気を遣っていた様だ。
職人さんは此処でもやっぱり男性の比率が多い。女は家に居ろ!って所か?
男が多いのではあるが。あぱれる産業とか言ったっけか?其ういうヒト達なら
お馴染みであろう作業が繰り広げられている。
作る服の部分を紙に描いて其の形に切ったもの、所謂型紙を生地に当てて
やっぱり切り抜く、裁断をし、縫い合わせる、縫製…と。
文明度が低い所では紙は気軽に使える品ではないと思うが。別に文章を
書き込もうという訳でもないので、薄っぺらくて切り抜いて形を作り易い紙の様な何か、らしい。
巻き尺も数字や目盛りが有る様な物でもなく、細長い帯に或る程度個人差を
考えた目印が幾つか付いている様で、直接帯を当てて何処の目印が妥当な長さか、と測る様だ。
昔の西洋だって王様の体の長さのあちこちで長さの単位を決めるとかいう
アホらしい事やっていたからな!インチとかフィートとかな!
王様が代替わりしたら長さの単位も変わんの?アホらしい!!
服を作る相手を直接見ているだけ良心的というものだ!…まあ今回は王様じゃあないまでも王女様(笑)だけどね☆
其れに巻き尺だって温度に因って長さが変化してしまうのだ。彼方の世界…
日本が在る世界の現代では変化し難い物質を材料にしているんじゃないかなぁー?とは思うが、其れこそ文明の利器!文明度が低い世の中で求められるモノでもないだろう!
此処で出来る最善は測りたての長さに少々の余裕を持たせて裁断、という所
だろう。
やっぱり、素人が一寸眺めた位で真似出来る訳が無い!と、思っているから
平気で作業しているのかな?
職人技は部外者には見せない!…って所が有りそうだとは思うのだが。
ギルドを創る際に撤廃したのかね?
職人技、というのとは少し違うが、警察が修める武道を決める試合で柔術が
柔道にボロ負けしたのは、早い話技術を秘密にしていたら対外的な強さが
計れなかったから、だとか。
内々だけでスゴい技術を開発したー!とか思っていても
磨かれない訳だねー☆(笑)
しかし。マルゲリータが矢鱈熱心に作業を見詰めているのだが?
気に入ったのかいな?
「おいマルゲリータ!もう買うモンは買ったし、未だ回る所は在るから!
行くぞ!!」
聞こえてはいる様だが。目をキラキラさせていてやっと此方を向いたと思えば。
「私帰るまで此処見ていたい♪」
………はあ。
「予定外の事をされるとよぅ!昼ご飯が遅れるのな?
気になったならなったで又明日にしてくれるか?」
「見たい♪」
年齢幾つだよっ!!我が儘言わないって言ったよなっ?!
「ティーエ!!此奴服飾に興味有る様なんだけどよ!学ばせられるか?!」
「………えー………?」
商人ギルド長兼職人ギルド長、難色を示しているなあ。(笑)
どうせ、王女に職人やらせんのー?ってだけの事だろう?
「此奴だって只住まわせてはやれないからな!仕事させるなら興味が有る事の方が捗るだろう?」
「ちい……口の利き方どうにか成らないの……?」
「自分の事ぁ良いんだよぅ!!」
「………何で………此んな風に育っちゃったの…………ヨヨヨ………」
「余計なお世話だぁ!!!(大爆笑)」
手前オカンかっ!!(大爆笑)オカンならウチの母サラだけで
お腹いっぱいじゃっ!!(爆笑)
「んー!マルゲリータ!!話は通しておいてやるから!今日の所は此れまで!
良いな?」
「見たーい♪」
「駄々っ子かっ!!(爆笑)我が儘言わないって言ったよなあっっ!!(爆笑)」
其処に横から茶々が入る。ティーエの奴だが!
「……何だかやっぱりちいはお母さんだね………」
「誰がお母さんかあああああああああっ!!」
此のお母さん大好きギルド長めっっ!!(笑)
マルゲリータめはでかい図体の癖に本当に駄々っ子を引き摺るかの様な
面倒を掛けて職人達の工房を巡った。…はあ…
先ずは木工職人ダイクさん。(大爆笑)其れ名前!職業じゃなくて
名前なんです…!!(大爆笑)
「おう依頼主殿!久し振りだな!」
「あはは…半端な所で離れちゃったけどねえ!」
依頼主ってのは自分の事で!職人ギルド創立の時職人さん達が集まった所に
顔を出し!みんなで協力して絹糸用の織機を造ってねー☆と頼んだのだった!
完成しない内に自分が兵役に就く事に成って投げっ放しだったんだよなあ。
お店屋さんをやった稼ぎで支払いはしてあったけどね?完成していなければ
追加料金は有ったのだろうが。其処はティーエが何とかしてくれた様で。
伝手は作っておくべきなんだねえ。
「事情はギルド長から聞いているぜ?何なんだ?マスコットでもしていたのか?」
おいおい!軍の経験者ですか?
ラノベで見た話だが!兵士達に少女を付けて一緒に暮らさせると!兵士達は
少女可愛さに奮起する!とか言う。
一緒に暮らすと成れば文字通り一蓮托生だ。
おれが死んだら!此の子も!此んな可愛い子まで!死んでしまうぅうぅう!!と言う訳だ。
普通に考えたら少女が戦力に成る訳無いが。其うやってカンフル剤には使えるな、という策だ。ゲーマーさんに通じる言い方すればバフ師やら支援系魔法使い
みたく少女を使おうという…
此れを戦場マスコットと言う!勿論外道の遣り口だぞ!良い子は真似しちゃ
いけません!!
「違うよー☆戦場には出ないで騎士達を毎日しばいて上げていただけだよ☆」
「しばいて?」
「しごいてだよ☆あはは!ヤだなあ!勘違いしちゃあ☆(白々しい)」
「お…おう、其うか!何か一瞬寒気が…」
「春とは言っても丁度良い気温って中々無いもんねえ!(白々しい)」
「そ…其うだな?ははは?
まあ兎も角無事帰って来て良かった!
で!だな!一緒に完成した織機を見に行かないか?未だ見ていないよな?」
「其うなんだよ!行こうか!!」
村に帰って一季節、三ヶ月だな!軽く過ぎたのではあるが。だらけていた訳ではない!
刀鍛冶の弟子達の生活を整えてやり、現代日本人まんまの列王が現れたので保護してやり、今又王女マルゲリータが何が面白いのか分からないが
村に住み着き…あれぇ?!何だか全然ヒマ無いな?!何なの?一体!
…兎に角!未だ織機を見ていない!もう稼働させているとは聞いているが!
織機は機械とは言え大部分は木材、一部金属部品、組立はー…又別のヒトが
やったのかな?
大人数の職人がみんなで造った機械はどう成っているのだろう!是非とも
見なければね!!
「でも此処はどうするの?」
建物の、木材を扱う部分は工房とは言えないが…材木店?
「おれが一寸抜けた位でどうも成りはしねえよ!」
確かにダイクさん以外にも何人か忙しなく動いているが。
一般の燃料が薪なので彼方、日本の在る世界の現代より材木店は身近なのだ!
…木材を主体的に使う世の中って、何も考えずに伐採し続けると
森林が禿げ上がってしまうぅうぅう!!…ってのが話のネタに成ったりするな?
間伐やら植林やらって提案位はしておいた方が良いな?
日本では昔のヒトビトは上手く植林して森林を保っていたと言う。雑木林なんて自然に出来るものではないと言うぞ!
しかし!昔は!上手くやっていた!!である。
近現代は。材木にする積もりで杉ばっかり植えていたら!花粉で
うぎゃあああ!!って、成ったでしょ?植える数も不充分だし!
昔ながらの知恵を守れない現代人共め!
失敗談も交えながら、歩く道程でダイクさんに聞かせる。
勿論木工職人が直接伐採している訳無かろうが。話は関係者に広がっていく
かなあ…?と思って。ギルド長も居るのだしね!
「ふぅん……其れは分かったんだが」
了解した、という顔はしつつ。ダイクさんは物言いた気だ。
「其んな格好でご高説垂れられてもなあ?」
…ダイクさんはニヤニヤ顔だ。どんな格好かって…
マルゲリータ、ティーエ両名とお手々を繋いだ格好である!
…自分だって恥ずかしいのである!(憮然)
「自分は此奴等と手を繋いで上げているんだ!此奴等泣くから!」
ティーエはついさっき思い当たる所が有ったので頬を染めて目を逸らすが。
「私は泣いてないねぇえぇえ!!」
マルゲリータはガキが言い返すみたいな事を言う!
「手前助けてえとか叫んで自分の胸に顔を埋めただろう!」
昨晩の事である!
が!マルゲリータは全く悪びれず。処か満面の笑顔で!
「柔らかかったです♡」
「え?羨まし……」
「何言ってんのぉおおお?!!」
羨ましいとか言い掛けたのはティーエのアホウである!
「……仲良いな?」
「何処見て言ってんのおおおお??!」
ダイクさん呆れながら的外れな事を言うなあ!
「あー…其れは良いんだが気になる事が有ってな?」
「良くないんだが何?」
「依頼主殿が露店で売っているボクトウとやらの事だがな?」
木工職人たるダイクさんは木刀が気になる様だ。
「ん!売っているのも其うだけど今持っている!」
木刀は愛用の装備だ。真剣は屁理屈言っているだけじゃあ造れる訳無いが、
木刀は自力で作れるからな!
威力も充分有るし!宮本さん家の武蔵さんというヒトが、
木刀は真剣よりも恐ろしいとやら言ったとか。おー!スゴいね☆優秀だね!
「其れ!作ったのは誰だ?!」
「何でっ?!」
ダイクさん、鬼気迫るモノが有ったので聞き返してしまったけども!
怒ってんの?!
「ソイツはっ!!見た目単純な棒っ切れだ!!変に曲がっているし!!」
「御免ねえ?!」
何面と向かって貶しちゃっているかね?!本気で謝ってなんかいないけどっ?!
「素人目には、だ!
おれには分かる!!其の完璧な造形美が!!仕上げの滑らかさが!!
其の曲がり具合だって!!曲線美って言うじゃあないか!!曲がっている方が
真っ直ぐなんかよりずっと美しいってモンだ!!」
「…ふうん?!」
熱弁に押されて詰まらん返事しちゃったけど!別に美しいから曲がっているって訳じゃないし?!
「木刀や真剣が曲がっているのはもっと実用的な意味なのですけどね」
シャールきゅん♡が愛想を含めた苦笑いで口を挟む。自分が気圧されちゃって
いるから助けてくれたんだね♡可愛いよ♡
ダイクさんは驚愕の表情で零す。
「まさか……此れを作ったのは嬢ちゃんか?」
「僕は男ですよ?!」
シャールきゅんはお顔を恥ずかしそうに染めて言い返す♡
けど可愛いから間違われても仕様が無いね♡
「え?ああ、済まん!…其んで、依頼主殿は男の子で良かったんだよな?」
「其の子は女の子です!」
シャールきゅん、話の流れで依頼主というのは自分の事と把握しているんだな♡で、ダイクさん知らなかったっけ?其れは、自己紹介で性別まで名乗るヤツなんか普通いないけど!(笑)
「えー……あー……うー………済まん!
で、だな!ボクトウを作ったヤツと知り合いに成りたいんだが……」
木工職人として刺激を受けたってか。(笑)
「其の子です!」
「え?」
「其の子が持っているのも、僕が持っているのも、売っているのも、作ったのは
其の子です」
「オレのもだぜー!」
ワットきゅん♡が自慢気に続けた♡きゃわいい♡
「お………おう……………其うか……。
依頼主殿!木工細工に付いて、語り合わないか?」
「又別の日にね!今日は無理」
「ああ!楽しみにしてる!」
楽しみなのか!まあ其んな話をしながら。織機が置いてある建物に着く。
がちゃん!すっ!がちゃん!すっ!
其処では。織機は何台か有るのだが。
女性が一人だけ機織りをしていた。
供給の問題だな!
今、絹糸はウチの村でしか採っていない。ティーエには此処でも
桑を栽培して貰う様には手配したが。
木が其んな直ぐ育つ訳が無い!…しかしまあ野菜よりは育てるのが難しくはないだろうし。食用の実は成るし、葉だってお蚕様の飼料なだけじゃなくヒトだって
天ぷらにして食っていたし。何年か後に期待!だな!
桑が採れる様に成ったら此の町で大々的にお蚕様を育てて貰うのだ!
と、将来設計を描いている横で。
マルゲリータが目を輝かせていた。
キラキラ、処ではない。くわっと!だ。
太陽拳!!………いや、何でもありませんじょ?
ホントですじょ?!!
オペレーションシステム更新後の
仕様ですが!
一行の文字数、一画面の行数、
微妙に変わっておりますね!
文字は半角分位?でしょうか?
以前投稿した分の行の区切りが
おかしく成っている所がちらほら
有るのです!
手直し?ヤだぁ………
其れから一画面の行数!
読み仮名の幅が変更でしょうか?
スクロールの位置が微妙に
変わってます!
スクロール位置を調節して
進めてみたらビックリの展開が!
という演出をしている部分が
ずれてしまったら大変!な
訳ですね!
自分はスクロール位置は
あんまり気にしてませんが。
プレビューと投稿では
行がずれるしね!




