表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
126/1267

第141話 王女をお風呂に入れてみた(笑)

 お早う御座います。土曜日朝です!

 今回でですね!套路をやってからやっと

週間二話の調子を取り戻した訳ですね!

 お目出度めでとう御座います!

 有難ありがとう御座います!

 …自分一人で言っちゃっているよ!(笑)

 さてお風呂なのだが。

「ちいは結局此っちに来るんだね」

 列王れおがぼやきらしき事を言っている!

「列王は何を言っているのか自分で良ぉぉく考えてみろ?」

 列王が言うのは自分が男湯に一緒に入っている事だ。

おれだって自分でお湯出せる様に成ったんだし」

 其う!列王は村で三番目に魔法でお湯が出せる者に成った!やはり文明ぶんめい利器りきを知っていると専門家でなくても魔法にし易い様なのだ!

 しかし!

「列王は此処では自分しか言葉が通じないだろう?

 結局、列王が甘ったれているからずっと自分が付いていなきゃいけなく成って

いるんだぞ?」

「えぇえ?俺、甘ったれてなんかいないし?」

 コレ、分かっていないとしか看做みなされないのだが!(笑)

 仕方ないか!(笑)列王はどう考えてもバイト程度の社会経験も無いはずだし!

 此処は言語自体がつたないから、超複雑な日本語をあやつる日本人はく其の日に此処の言葉位どうにか出来る能力は有るのだ!後は本気さだけの問題だ!

 何ヶ月も覚えられないでいる列王は、やっぱり甘ったれている、という結論だ。

「うん!列王きゅん甘えん坊ちゃんじゃないでしゅじょ?(笑)」

「俺にきゅん付けしないでよっ?!」

 もう過去にも聞いた!わざと言っているんだ!(笑)

「ちいさあ、段々悪戯いたずらっぽい笑いばっかりする様に成ったよね!」

「列王がからかい易いからだ!(笑)」

「俺をからかってんの?!」

「うん☆」

 だって面白いんだもんよ!

「全く!……イジワるなおねえちゃんでちゅねえ?ニニ♡」

 我が妹ニニに顔を向けるととろけるよう眼差まなざしに成る列王!(!)

 湯桶ゆおけ…と言うかたらいに魔法でぬるま湯をって温度を確かめ、其れから

ニニをからせて柔らかい布でそっと優しく、しかし丁寧ていねい満遍まんべんなくでる。

「あーうー♪んー♪んー♪」

 言葉には成っていないが一生懸命喋ろうとしているニニ。ご機嫌で

気持ち良さそうだ。

 確か保健体育の教科書だったであろうか。赤ん坊の言葉に成っていない音声を喃語なんごと言う、と印刷物に書いてあった筈なのだが。古い国語辞典には喃語とは

男女の仲睦なかむつまじいお喋りだ、とか書いてあった。何処どこかの時点じてんで意味がごっちゃに成ったのであろうか?

 ちなみに古い国語辞典、と言うのは1963年発行とか成っている辞典だが。

自分の記憶に在る現代日本の誰だかさんが持っていたんだもんよ!

 兎角とかく、赤子はもろくて弱いと言う。現代日本ではあまりピンと来ないであろうが

バイ菌にだってやっぱり弱い。本当に丁寧に優しくお世話しなければ成らない!

 まあそばで口うるさく言い続けた自覚は有るが。列王は本当に良くやっている。

もう変に照れてもいないし手慣れたものだ。

 ニニは生まれた時からキョウダイが多いからか元々誰に抱えられていても

全く物怖じしないが。列王は特にお気に入りの様だ。母サラと比べてさえどっちが上だ?という程に!

 …と言うわけで。

「列王。やっぱり全身ムダ毛処理しちまわないか?」

り何?!」

「キツネはな?授乳する時母はみずから乳首周りの毛をむしるというぞ?」

「だから何さ?!」

「ムダ毛はニオイの原因とも言うしな!毛にバイ菌が付いてニオイを出すんだ!

 ワキ毛なんかな!最終的に生えるムダ毛でな!ワキ毛に付く菌のニオイで性的に成熟した、詰まりオトナだ!と感じるとか言うんだぞ!!」

「そ……其う……」

「赤ん坊は菌に弱い!ならば全身ムダ毛処理するのは母の責任であり義務なのではないかな?!」

「お母さんに言って?!」

「処理しようぜ列王お母さん!」

「何で俺がお母さんなんだよ!!」

「ニニを蕩ける様な眼差しで見ているじゃない!」

「蕩けるとかどんな?!」

「流れる様な手捌てさばきでニニをお世話しているじゃない!」

「ニニを世話しなきゃ此処に居られないとかちいが言ったんでしょが!!」

 喧々囂々(けんけんごうごう)の言い合いをしている…かの様だが。

 声量はニニを気遣って抑え気味、手も止まらずニニのお世話を続けている。

 にこやかにニニと目を合わせて。

「は~い♡きれいきれいに成ったね~♡気持ち良いね~♡」

 すっかりお母さんじゃあないか!列王!(爆笑)

「よーし!ニニを預かっておくぞ?」

「お願~い」

 自分はさっと先に体を洗っていて、今度は列王が体を洗う為に自分がニニを

預かる。やっぱり育児は何人かかりじゃないと出来ないよな!

 しっかし…幼い子相手には自然と声をやわらかく高くしようとするのが普通のヒトの反応ではあるが。列王、ふと我に返ったらもだえ転がりそうな口調に成っているぞ?(笑)

 野郎が無理に高い声を出そうとして凄くイタい喋り口に成っているのが

テレビから聞こえてきたりするが。列王君は実は違和感が無い。直接言ったら

嫌な顔するだろうけどね!(笑)

 テレビから聞こえてくるイタい野郎の声と言うのは。食品のCMでの覚えが耳に残っているのだが!料理関係の男だったのか?アレ。

 其れから魔法少女のマスコットキャラ的なのが人間の若者に化けたりもする、というキャラクタで。声優さんは若者状態だと普通に喋るがマスコット状態だと裏声で喋る、なんてのが有ったが。

 イタい!イタいイタいもう勘弁かんべんしてぇ~?!と思った。悪口ではないのだが。声低い男が無理な高い声出さないでおいて?!お互いの為に!!

 その点列王君は幼児向けの甘い声も無理なく出ている。才能だね?(笑)

言ったら嫌がるだろうけど!(笑)

 我が兄タクは、うちの子ではないが幼い子達のお風呂を監督している。

シャールきゅんやワットきゅんも年長さんとして年少の子達の面倒を見ている。

 幼い子は浅いお風呂でも死ねるという程度には危険なので見守る目は兎角多い方が良い。自分は魔法遠隔視で女湯も気にしているしな!

 …おやあ?おいおい!今風呂に入っているのはほとんどは幼い子ばかりだとは言え!

 驚いちゃうなあ。列王君と騎士達。

「列王!」

「ん?」

 がたん!

 忠告より実行の方が早かったか!(笑)

「やあやあ元気しているかね諸君しょくん♪」

「「「「「おわあああああああああ?!!」」」」」

 紳士しんし達は咄嗟とっさに一番見苦しいモノを隠した!(笑)

 列王は最初から子ども達にも極力見せない様に腰にタオルを掛けて居たがな!

騎士達は流石さすがだな!(笑)

 何が起きたかと言うと。

 女風呂に居た子達が男湯にやって来た。全員!

 で、マルゲリータが入ってくるなり第一声を発したのだった。(笑)

 マルゲリータには全く恥じらいは見られないが。全裸ぜんらである!(笑)堂々と

している!(笑)

 マルゲリータは痴女ちじょ、という訳ではない!(笑)

 此んなのでも王女なもので、着替えや風呂と成るとメイド大勢にぅわっと

むらがられて、其れこそ他人に、だな!全身(まさぐ)られるのが日常だったのである!

 結果、他人に全裸をさらしたからとて、だから何?としか思わなく

成ってしまった、と!(笑)

 しかし一方ではお偉いさんは血統けっとうを大事にする筈で、其処等そこらの異性に素肌を

見せたらはしたない、という知識は有るんじゃあないか?とも思うのだが!

 単なる知識は意思の歯止めには成らないか!(笑)

 自分は列王と並んで、風呂のゆかにぺたりと座っているのだが。

 列王とは逆の隣りにマルゲリータがぺたりと座って言う。

「洗って♪」

「何言ってんだ?」

 どうせコイツ、他人ヒトに洗われるのが当たり前に成ってしまっているのだろうが!

 更にライナが列王の隣り、自分とは反対側だな!床に座って言う。

「師匠!お湯下さい!」

 やっぱりライナも全裸です☆(笑)

「おああああああああああ?!!」

 其う成ると黙って居られないのは列王だな!(笑)

 しまいには。メイも全裸でマルゲリータの隣りに座った。一応タオルを

前に掛けているが!釣られたか?後、村に来て何ヶ月かしてとうとう

染まっちゃったか?(笑)

 ライナはぶちぶち言っている。

「全くもー!師匠はクロばっかり可愛がり過ぎです!

付きっきりじゃないですか!!」

 クロと言うのは列王の事だが。(笑)

「列王はニニのお世話しているからな!誰か補佐してやらなきゃあ

いかんだろう!」

 すじは通っているだろう?

「じゃあ私にもお世話して?」

 何がじゃあなのだか知らんがマルゲリータは平然と言う!

「自分は今ニニを抱えているだろう!マルゲリータは言ったよな!

まま言いませんって!自分の体は自分で洗え?」

「え?!」

 何で愕然がくぜんとしているの?マルゲリータ!(大爆笑)

ずは洗髪せんぱつか?

 髪を充分じゅうぶん湿らせてだな、シャンプーを付ける!其したら爪を立てずに!指の腹で頭皮をむ様に洗う!毛穴けあなあぶらが詰まると髪の毛が困った事に成ると言うから

しっかり!しかし頭皮をいためない様に!細心の注意を払うべし!」

「え?え??怖い!」

「ゆっくりじっくりやれば大抵たいてい傷めないからな!髪は根元から毛先へ揉み洗いって所か?こするのは皮膚も毛髪も弱いから擦らない様にな!

 其したらシャンプーは残さない様にしっかり洗い落とす!洗剤は付きっぱなしにしちゃあ良くないからな!

 洗ったら水分を良く取る!自然乾燥だと必要以上に水分を失うと言うからな!

タオルで拭くのも擦らない様にな!

 終わったら髪はタオルで頭に巻き付けておけ?」

 りんすとかこんでぃしょなーとか言うモノは無いし開発する予定も

御座いません!

「えぇ~……大変そう……」

「自分の体だろう!気を付けて洗えよ!(笑)

 体はな!手を湿らせて石鹸せっけんを泡立てて、体中を撫で回せば良いだけだな!

やっぱり爪は立てるなよ?石鹸も残さず洗い流せよ?」

「何で洗い流すモノを態々(わざわざ)付けるの?」

「洗剤とは汚れをからめ取るモノなんだ!で、洗い流せば汚れごと落ちる、と!

 ただお湯で流しても汚れって肌にこびり付いて落ちないんだよな!」

「へ~」

「説明は以上!頭は目をつぶって洗えよ?シャンプーが目に入ったら痛いぞ?」

「え?え?え?」

 マルゲリータはすごくおっかなびっくりだった!(笑)幼児の初めての

一人でお風呂かよ!(爆笑)

「あの~……ちい?」

 列王がちぢこまってぼそっと言ってくる。洗い場に幼くもない女共が並んじゃって居るからな!(笑)

「女子達には出て行く様に言っているよね?此処、男湯だものね?」

「出て行く気無さそうだしもう体洗い始まっているしなあ。

 マルゲリータなんか、初めて自分で洗う感じだから直接見ていないと

おっかないしなあ」

「まるげりーたって誰?!」

「ああ、王女サマの名前!(笑)」

 想像()けろよ!今日知り合いが増えたばっかりなんだから!(笑)

「男湯で見ている事無いでしょお?!!」

「いやあ、列王だって、幼い男の子達だってやっぱり目が離せないから、みんな一ヶ所に居た方が自分は楽だな!(笑)」

倫理りんり!倫理的に不味まずいでしょおお!!」

 お!列王から新しい言葉が出て来た!(笑)

「列王一人が大人しくしていれば丸く収まるんだよな!(笑)」

「収まらない!!」

「「「「あのー……お湯頂けないでしょうかー………」」」」

 騎士達が非常に申し訳無さそうに言っている。(笑)

 騎士達は王女殿下に無礼を働ける訳が無いから大人しいモノなんだよな!(笑)

 現在の天気は晴れ?で御座いますね!

 天気がはっきりしなくても

未だ暑い日が続きます!

 でももう秋かなあ?という感じでしょうか?

 未だ指を拭き拭き執筆していますけどね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ