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第140話 蟷螂拳始めました!

 お早う御座います!水曜日の朝ですね!

 急いで投稿させて頂きました!

 都合がね!有りますからね!

 今回やっと套路書かないで

内容進められたぞー♪

「さて、どうする?」

 自分はマルゲリータにうた。

 八極拳はっきょくけんを練習するか蟷螂拳とうろうけんを練習するか、である。

 贅沢ぜいたくなやみだなあ、おい!(笑)

「う……ん!……ちいが今やった方が一杯いっぱいだったよね!」

「今のは知っているのを一遍いっぺんに見せちゃったってだけの事だぞ?

 列王れおがやっているのはじっくり教えているからな!」

 とうは一つだけを何年続けたって良いのだ!八極拳では特に小八極しょうはっきょくが駄目だと後は何をやっても駄目って言っていたからな!…漫画のキャラが。

「其れに、だ!(ニヤリ)

 自分が今見せたヤツは此の世界では誰も知らないはずなんだ!第一人者だいいちにんしゃに成れるぞ?」

「お?おお!私が世界唯一せかいゆいいつ!イイね!!」

「だろ?」

「ひっひっひ!其方そちもワルよのう?」

「姫サマこそ!」

「「「あーっはっはっはっはっは!!」」」

 あれ?誰か一緒に笑っている?

「ライナかよっ!!」

「はい~♪」

 何で何も分かってなさそうなのにタイミングばっちりに笑ってんのっ?!

「あー…で、どうするね?」

 だ答えは聞いていないわけだが。

「ふっふっふ♪一遍に全部見せてくれたって事なら!此っちにするよ☆」

 マルゲリータは其う言うと。実演しだした。

 蟷螂拳の套路を。全部。細かい所まで。………信じらんねー………

 ほとんどのヒトは目の前でじっくり見せたってず覚えられない。

 してや今自分はただ見せるためだけにちゃっちゃか動作どうさした。のにきっちり再現

している。…信じらんねぇ………!

 ただし動作名を言っているもりらしき所は。

「くぁwせdrftgyふじこlpー♪」

「黙ってやっててくれない?!!」

 どういう発音だ?其れ!!なんか其んなネタ有ったよな?!

 結局…第四段の最後までマルゲリータは再現して見せた。…動作だけは。

「…あー………其れを毎日続ければに成るよー…うん」

「続けなきゃいけない?」

「おう!知っている、と出来る、は違うからな!

 毎日欠かさず続けて身に付けた実力を功夫カンフウと言う!」

「其っか其っかー♪んっふっふ!馬歩まほを続けるよりは楽だよー♪」

「其うかい!でも馬歩も続けろよ?」

 結局の所、流派を問わず出て来る姿勢はいくつか有ったのだ。

 所で、日本では腰を落とすと言う所を中国拳法的には身を沈めると表現する

様だ。

 けい、力の出し方の一つに沈墜勁ちんついけいと言っているのが有るしな!

「其う言えば未だ其の拳法の名前をちゃんと言っていないな!

 蟷螂拳だ!覚えておきな?」

「とーろーけん!」

「蟷螂とはカマキリの事だ!カマキリの真似まねをする拳法だな!」

「かまきり?」

「ん?見た事無い?今度実物(じつぶつ)見せてやるよ」

 何しろ此処ここ田舎いなか村だ。探すまでもなく居る。

 しっかし!知らないのか!マルゲリータは箱入はこいりお嬢様か!!…ああ、本気で

其うだったか!(笑)

「見回りに参加しちゃっている困ったちゃん達♡がみんな帰って来たら

風呂だな!」

 何しろ此処は世界が発展途上はってんとじょう!一般には風呂(など)そうそう無い。

 どれ位時間を掛けて来たのか知らんがマルゲリータ、正直一寸臭(ちょっとにお)う。

 套路を続けていた子達列王含む(笑)も何時いつも帰る前に風呂に入れているからな!ちょう度良どいいのだ。

「「「「ふんの始末終わりましたー!!」」」」

 マルゲリータのおともで来た騎士達だ。馬に乗って来て、早速馬達はウンコして

くれた訳だった。

「よーし!焼くかー!後、飼葉かいばの事も考えなきゃあなぁ」

 牧歌的ぼっかてきな風景にサイロという建物が有るが。建物内部で草を発酵はっこうさせる為の存在なのだそうな。草のものを作って冬の為に取って置く訳だな。

「馬連れて来たのはソノタオさん達なんだからな?面倒はきっちり見ろ?」

「「「「わ…分かっているとも!」」」」

 ソノタオさんというのは四人居る騎士の一人だな!

「其れと村で労働するのは別だからな?此処で暮らす気ならしっかり働け?」

「「「「うげっ!!」」」」

 文明度低い世界の田舎村なんて、足りなめに食っていくのが精一杯なのだ!

 其処へ予告も無く来て突然住むなんて言われてももてなしてやるなんて思うな?

 丁度春なのだ!農作業の分担を決めるのはこれからだろう。税は村単位でおさめるのだから、同じ位ずつの面積の土地で農業して、収穫物を最終的に人数で分配する筈だ。

 騎士達に農業やらせるいでに自分も見てみよう!

 勿論自分は素人しろうとだしとても大変だ、とは聞いて位はいるけども!

 見ない事には本当に何とも言えないのだ!一寸位は何か役に立つ知識は

ないかな?

「大変そうなら馬を王都おうとに帰しちゃうか?馬は自力で帰れる程度には賢いと言う

だろ?」

「「「「其れは困る!!」」」」

 馬が居るのが騎士のアイデンティティってか?

「じゃあ大変そうでも頑張るしかないね?」

「「「「むぐっ!!」」」」

 了解したという事で!(笑)

大工だいくに建物を一つ頼まないといけないしな!其の分もバリバリ働かないと

いけないぞぉ?」

「「「「何で?!」」」」

「今は馬達は其処等そこらの草適当に食っているだろうけど、冬の分はめて置かないと飢え死にしちゃうからな?貯蔵庫が必要な訳だな!」

 農作物のヒトが食わない部分だけでもまかなえそうだけども!

「でぇ!馬達のウンコは焼いて肥料にすれば農作業の足しに成るだろうな!」

 有効利用だな!

「「「「肥料ってナニ?」」」」

 知らないのかよ!

ずな?農作物、詰まりは植物だって生き物だ!」

「「「「ふうん?」」」」

 文明度が低いと植物を生き物とは看做みなさない所が多分に有るよな!

 陰陽五行説いんようごぎょうせつでは元素げんその一つにされちゃっているし!

「ならば栄養をった方が育ちが良い訳だ!」

「「「「栄養って何?」」」」

 其処からかよ!

「ソノタオさん達だって何も食わないでいたら死ぬだろ?

 生きる為に必要なモノ!其れが栄養だ!

 次に、ウンコにはじつは食った以上の栄養が含まれている!」

「「「「うげっ!!」」」」

 うげじゃねえよ!(笑)

 もっとも栄養の吸収効率が良いと言われる生き物は驢馬ろばだが、其れで半分位だと

言う。

 詰まり!栄養の吸収効率が良くて吸収した分と同じ位の栄養がウンコに含まれている!という事だ!

 普通は吸収したよりウンコの栄養の方が多いという事なのだ!!!(大爆笑)

「其して!ウンコとは一回食われたモノだから!良い具合に土に栄養が

溶け出すんだ!

 だから土にウンコを混ぜると植物が良く育つ!」

 細かい事を言えば栄養が土にかえるには分解者ぶんかいしゃと分類される生き物がるのだがな!菌類の事だ。後、小さいムシなんかも含まれるのかな?

「「「「ウンコで育った植物を食うって事か?」」」」

「其うだぞー?(笑)ウンコは焼くんだから汚くないだろ?(笑)」

「「「「………」」」」

 即座には受け入れられない様だ。(笑)

 しかし土の栄養は大問題なんだぞ!文明度低い所で、森林破壊と言われる程

はたをするなんて言うのは肥料を使うという知識が無いからだ!

 さて、自分はただお喋りしていた訳ではない!ウンコをまきで囲っていたのだ!

 其して薪よりももっと燃え易いおがくずを乗せて!

点火てんか!」

 …いや。魔法には言葉も動作も要らないのだが。気分だ!気分!

 火をけるには燃え易いモノに火花を飛ばせば良い。電気だな!

 原始的には摩擦で火をおこすなんて方法が有るが。サル知恵だな!

 ちなみに。自分とは無関係な魔法使いを見たら、やたらと引き締まった肉体をしていたが。原始的な火熾しに近い様な魔法の発動をやっていたらしい。(笑)

 矢鱈やたらと時間を掛けてうおおおお!とかりきんでショボい火を放っていた。(笑)

 投げの達人が超至近距離で何やらもくちゃかもくちゃか動いて相手が倒れたら、触ってないぞー!空気投げだぞー!なんてやる、と述べた事が有ったが。

 実用的じゃあないよな!どう考えても!(爆笑)

 達人さんは宣伝効果でも狙っているのかな?(笑)

 さて点火した火であるが!

 そもそも、燃焼とは急激な酸化である。酸化とは化学的に酸素と合成される事で

ある。だからこそ火に酸素を吹き付けると良く燃えるのだ!

 と言う訳で魔法で送風!火が消えない程度にね!

 無事火は燃え上がった。

「「「「魔法……?」」」」

「うん」

 騎士達には魔法はいまだ不可解な現象だった。一応説明はしたのだがね。

 其して。

 ウンコを燃やしている間に見回りをしていた困ったちゃん達が帰って来る!

「シャールきゅぅぅん♡此の困ったちゃんめぇえ♡」

「…あの…ちい?頬ずりめて頂けません?」

「断る♡シャールきゅんのしっとりほっぺを堪能たんのうするのだ♡」

「しっとり?!」

「生きているヒトはな?どんなに干からびていても半分より確実に多くが

水分なのだけどな?」

「むっ?!」

 シャールきゅんは知的好奇心を刺激されると意識が其方そちらに集中してしまうのだ♡

「年を取ると段々水分の割合が減るのだな!シャールきゅんは若さが!命が!

ちているのだな♡」

「若さなんて言う年齢ですらないのですけどねえ」

 シャールきゅんは苦笑にがわらいするが♡其れもきゃわいいぞ♡

「「「「………あの武神様は一体何だ………?」」」」

 騎士達が何やら愕然としている。どうでも良いけど。(酷い)

「あの方々はお客様ですか?」

 シャールきゅんが見回りしている間にマルゲリータと騎士達は来たからな!

初お目見えだよな!

「住みたいとか言って来たからな!お客扱いは出来ないな!

 ビシバシ労働させないとな!車馬しゃうまごとく!」

「馬車馬…ですか」

「其う言う表現が有るんだ!知らない?」

「馬車をくのは重労働だと、誰もが思っているんですねえ。

 所で、何時いつ放して頂けます?」

「ずっと此うしていたって良いじゃない♡」

 未だ抱きしめてほっぺをぴったりくっつけているのだ♡

「おお♡此の子のほっぺも良いね♪」

「あのっ?!」

 マルゲリータが自分ごとシャールきゅんを抱きしめて反対側のほっぺに

顔をくっつけた!

 あわてるシャールきゅんもきゃわいい♡のだが!

「やらんぞ?」

「ちいも欲張りだなあ♪ワットきゅんもぎゅってしていたじゃない♪」

ウチの子達はみんな自分の身内だぞ!マルゲリータは突然の闖入者ちんにゅうしゃだと

自覚しろ?」

「あのー…ちいもマルゲリータさんも放して頂けません?」

 シャールきゅんは紹介するまでもなく彼奴きゃつの名前を聞き取った♡流石さすが

「此んな可愛い子を放せだなんてご無体むたいな♪」

「男は可愛いと言われても喜びません」

 王女相手に毅然きぜんと言い放つシャールきゅん♡きゃわいい♡

「うわー……勿体もったいない!」

「何がです?!」

 常識外な事を言われるとやっぱりあわてちゃうシャールきゅん♡きゅーとだぞぉ♡

 マルゲリータは奇っ怪生物だからなあ!(笑)

 其う此うする内にピュアたん♡も帰って来た♡自分はマルゲリータの抱擁ほうようから

するりと抜ける!

「あれえ?!」

「ちい?!ずるいですよ?!」

 ごめんねシャールきゅん♡マルゲリータの相手してげてね♡

「ピュアたん♡此の困ったちゃんめえ♡」

「♡♡♡」

 ピュアたんとはどうしても真っ正面から抱き合う事に成っちゃうよ♡

「さあて♡お風呂入ろうぜえ♡」

 やっぱりピュアたんと自分で男風呂と女風呂の分担しなきゃあいけなかったからな!

 本日は天気悪い様ですね!

 少なくとも雨は止みましたが。

 降ったらお出掛けに困りますね!

 今年の夏は水不足とは聞かないのは

救いでしょうけれど!

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