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第137話 套路のコピー始まりました?

 夏は胃腸の働きが弱る時期です。

 夏はスタミナ料理だ!等と思うヒトが多いかと

存じますが、弱った胃腸には寧ろ悪いですね。

 正しい夏の料理はおなかに優しい料理です!

 何で急に其んな事言い出したかって?

 食べ放題でお腹いっぱい食べたら

後で長時間、吐きそうな苦しみを味わったからだよっ!!

 勿体ないから勿論、お腹が落ち着くまで

耐えたけどね!!

 腹一杯なら幸せって、単純なものでもないんだね!!

 此の国の第三王女マルゲリータを、村に住まわせる許可を村長から貰った。

 無理矢理話を決めちゃった?知らんな!

 其して。

何時いつまで自分の胸に顔をうずめている気だ?」

 しばらく経ったのだがいまだにマルゲリータは自分に抱き付いて顔を胸に

埋めていた。

「もふもふもふ」

「顔を押し付けたまましゃべるなっ!!」

 もやもやするだろうが!

「ちいもそろそろおっぱいのやわらかさが出てきたね♡」

えよっ!!」

 何をほざくかマルゲリータ!!

「無いよな!ワットきゅん♡」

「何でオレに訊くんだよ?!」

「ちいは柔らかいよな♪ワットきゅん♡」

「おっ……お姉ちゃんまでヘンな呼び方すんなよ!」

 ワットきゅん素直だなあ♡マルゲリータをお姉ちゃんとか

呼んじゃっているよ♡(笑)

「どうなんだ♪ちいは柔らかいのか?ワットきゅん♡」

「其んなわけ無いよな!ぷにぷにほっぺのワットきゅん♡」

「何言って!――」

「あー♡ホントだー♡」

「やあぁみぇえぇりょおぉおよぉおぉお!!」

 ワットきゅん…マルゲリータなんぞにほおずりされてもとろけるように成ってしまったかっ………!(泣)

「此れイイ☆此の子頂戴(ちょうだい)♡」

早速さっそくまま言っているぞ!マルゲリータ!!」

「はぁぁぁにゃあぁぁぁしぇぇぇぇよぉぉぉぉ!!」

「そっかー♡そおぉおかー♡」

「そっかーじゃあねええだろお!!ワットきゅんははなせって言ってんだ!!」

「……ちいや?王女殿下を案内あないして差し上げてはどうかな?」

 村長は頭痛をこらえる様な顔で口を挟んできた。

「其れも其うだ!!

 行くぞマルゲリータ!大勢おおぜい!モブのひと!ちょいやく

騎士きしABC(えいびいし)!!」

「「「「おれの呼び方悪意(こも)ってねえっ?!」」」」

「気のせいだ!!(笑)」

 むしろ笑いを堪えているわ!!(笑)今の、名前を並べて

呼んだんだぜ?(大爆笑)

 騎士達の名前、笑えるだろ?(爆笑)

「ちい?!!王女殿下になんて口をいているのだ?!」

「行くぞぉ♪おー♪」

「ぶっっ?!!」

 たった一人、村長が口の利き方にあわてふためいたが!(笑)殿下の返事にはもう何も言えないよな!(笑)

 所でワットきゅんとマルゲリータと自分のごちゃごちゃな言い合い、誰がどれを言ったか分かるよね?

 ずは中央広場だ!置いて来た子ども達♡が気になるし♡ワットきゅんはもう

見回りに合流する必要等無い!し♡大人(ども)はマルゲリータ達と会った所からすで

見回り再開しているからね!

 其れに!

 広場では昼ご飯を作っているだけあって、直ぐに水を飲ませてやる位出来る。

 マルゲリータ達も遠出とおでをして来た所なら、馬はヒトよりずっと大量の水を

飲ませなければたないはずだからな!

 広場ではもうなんじゅんだか。列王れおと隣りに立つ子達だけが套路とうろを続けていた。

他の子達はながめてだけいる。

 幼い子は無理すると、一生モノの体の故障を抱える事に成る。と、其れはもう

事あるごとに教え込んでいるので、むしろ套路を続けているユキとネネの方が言う事

聞いていないのだが。

 ネネはニニを抱えていた間の分今やっているんだ!と思っているだろうけどな!

 ニニは今、眺めている子の一人が抱えている。其の子は………

「ふゃあぁあぁ♡そ、其んなに触られたらおっぱい大きく成っちゃうよぉおぉ♡」

 ネネみたいな事言っちゃっているな!分からなくはないが!

 ニニの胸いじりはただ触るだけではない!

 何やらツボを刺激され続ける感覚がするのだ!!

 ナニコレ自分どう成っちゃうの?!コワい!!って、ビシビシ感じるのだ!!

 母乳マッサージ?!…まさかな?!ニニ!恐ろしい子!!

 ………うん。套路を続けている子達だが。

 震脚しんきゃく爆発呼吸ばくはつこきゅうの無い動作の真似まねだけなら、無理という事も無いだろうか。

抱肘ほうちゅう!」

「「「「ほうちゅうー♪」」」」

蹲歩雙伸そんぽそうしん!」

「「「「そんぽそうしーん♪」」」」

 列王が号令ごうれいを掛け…ているもりも無いだろうが、列王が言うのをユキとネネ、其れからライナとメイが復唱ふくしょうし、動作を行う。

 其れを見たマルゲリータは。

「なっ……何()れ!!馬歩まほの先の練習?!」

 愕然がくぜんとして言った。

「まあ、其うだな」

 マルゲリータは馬歩しかやっていないからな。

ずるいよ!何で私には教えてくれなかったの?!

 或の大きいヒトの方が専門家だったの?!」

 大きいヒトと言うのは列王の事だ。

「うんにゃ?彼奴あいつに教えたのも自分だけど?」

「狡いよっ!!」

 マルゲリータは其う言うが。

「王女殿下に乱暴な事を教えるなんて恐れ多くて」

「此んな時ばっかり王女とか言わないでよっ!!」

「世の中其んなモンじゃないだろ?(笑)」

 王族が其れ言っちゃダメだろう!(爆笑)

「もうっ!!」

 マルゲリータは。

 さっと列王の真ん前に立った。

 列王は当然驚いたが、套路が身に染み付いたか、其のまま続ける。

ひだり斧刃脚ふじんきゃく!」

「「「「ひだりふじんきゃく」」」」

 ライナとメイも誰だか気付いた様だが動作を続ける。すると!

 マルゲリータもほぼ同時に動作をおこなう!

 漫画なんかで。ダンスしている誰だかの前に突然立って、動きを正確にコピー

してみせる、なんてキャラ(キャラクタ)がちらっと居たが。

 初めて見る筈のマルゲリータがほぼ同時に同じ動きを再現している!

 震脚と爆発呼吸さえ見抜いている様だ?!

 左斧刃脚の動作には寸勁すんけいが含まれているのだっ!!

 寸勁!!

 ごく短い射程距離から爆発的な威力を発揮する、中国拳法の奥義おうぎである!!!

右頂膝みぎちょうしつ

「「「「みぎちょうしつ」」」」

 今度は右(ひざ)を上げ右足で斧刃脚をはなつ。のだが。

 右足を着地させず、独立式に成る。

 独立式、というのは。片脚だけで真っ直ぐ立って、もう片脚は膝を腹の高さまで上げた姿勢だ。今は右膝だな!

 此の時、両手を開いて左手を右手の下に差し入れ、右肩を引く。

右献肘みぎけんちゅう!」

「「「「みぎけんちゅう!」」」」

 浮かせたままの右足を前に振るい。

 身を沈め、まり腰を落としながら右(ひじ)を前に打つ!左腕は対称的たいしょうてきに腰に引く。左手はこう上向うわむきだ。

 着地した姿勢は馬歩、詰まり腰を落とした、足の幅が肩より広い姿勢だが、

左足は引き寄せつつの着地だ。

 馬歩、弓歩きゅうほ等といった姿勢が度々(たびたび)出るが。

 じつ六合大槍ろくごうたいそうの内回し、ナーの姿勢は弓歩だ。

黒虎こっこ偸心ちゅうしん!」

「「「「こっこちゅうしーん!!」」」」

 先ず腰を左に切る、詰まり身を左にひねり、右(こぶし)も左側に回す。其のさい、右拳はてのひら側を上に向ける。対して左拳は掌側を下に向けて右拳と上から向かい合わせ、今度は身を右側に捻って其の力で左拳を押し出す。横拳よこけん、詰まり掌が下を向いた拳だ。

 身を捻って繰り出す力を転絲勁てんしけいと言う。

 此の時、姿勢は馬歩から弓歩に移行する。

蟒蛇纏身ぼうだてんしん!」

「「「「ぼうだてんしーん」」」」

 蟒蛇と書いてうわばみと読む。大蛇の事だって!其の動作は。

 身を更に右に捻りながら、左拳を前面で反時計回りに大きく回す。右拳は後ろ側で腰の高さから肩の高さに捻り上げられていて。

 左半身(はんみ)、左側が前の状態から一気に右半身に転身てんしんし、両足で震脚!!馬歩の姿勢に成る。

 両手を更に振り回し、右手は丹田たんでんの前、左手は頭上に位置させる。此の時両手は開いていて掌は外側を向く。詰まり左手はうわ向き、右手は地を押さえるかの様に

下向きだ。

 マルゲリータは此処まで…いな其の後もきっちりと真似していく。

白鵝亮翅はくがりょうし!」

 此の時点で内向きに成っている右手を更に眼前まで時計回りに回す。眼前で

両手を重ねる。左手は後ろ。

 此の時重心は左足に乗せて右足を引き寄せる。右足は爪先を地に着いた状態、虚歩きょほと成っている。

 右手は更に回して腰に引き、爪先を着いた右足を前に進めつつ左手を肩よりも

少し上に浮かせる。其れから右(かかと)を着地させ、同時に左脚を伸ばして

弓歩に成りながら左掌をふわりと前に打ち出す。

 左掌を打ち出したら、腰を落としたままで左脚を右脚にぴたりと寄せて両脚を

閉じる。右手は左腕の上を滑らせて左手のこうに置く。

 腰を落としたまま、詰まり膝を曲げたまま前に体をにじり進め両足で震脚!

右掌を斜め上に打ち出す!

 搓歩さほという歩法で、上への寸勁だ!

 打つ時は右腕が伸びるが打ち終わったら曲がる。発条バネの伸縮の感覚で。

 此の時左手の指先は右肘に向ける。

垂臂避襠すいひひとう!」

 右手は其のままで左手は膝を払い後方、肩より上へ上げ、鈎手こうしゅにする。

 鈎手は指を伸ばして手首を曲げ、手を何処かに引っ掛けるかの様な形だ。

 顔は左手に向ける。左足を右膝裏に寄せる。詰まり、曲げた右脚だけで立つ。

 其れから左足を後方に振り着地、右足を引き寄せて馬歩の姿勢に成り、右手を

拳にして膝前に振り下ろす。前から後ろに振り下ろす訳だ。顔は右を向き、左手はしょうにして右肩の前へ。右腕を押さえるかの様に。

連環捶れんかんすい!」

 左脚に体重を乗せて腰を上げる、詰まり真っ直ぐ立つ。右足は爪先を地に着けた虚歩だ。

 右手は膝前から更に回して眼前を斬る。此の時には手刀に成っている。

 左手も手刀にして右腕を撫でるかの様に上を滑らせ、もっと前に

指先を突き出す。

 右足の爪先から踏み込み、右手を左手の甲に乗せる。着地した瞬間に、

踵を九十度回して馬歩の姿勢に成り、右手を拳にして突き下ろす。

手の甲が上向き、横拳だ。

 左手も甲を上向きにした拳にして腰に引く。

 踵を九十度回すどうは「てん」と言う。

 列王の両隣に並ぶ四人も列王の前に立つ人物には勿論気付いていたが

列王に従って套路を続ける。

 やはり身に付いてしまったら途中で止めるのが気持ち悪いのだろうね。

 マルゲリータは本当に列王とほぼ同時に動作を再現していた。

 套路の動作は…未だ前半なんだぞ!

 列王達はマルゲリータを前にして未だ未だ套路を続ける。

 自分は。どうせだから騎士達と馬に水を振る舞っておくかね。

 今回投稿に漕ぎ着けるまで

手こずりました!

 八極拳の套路!

 誰かの弟子にでも成れば~?と

気軽に言える程は広まっていませんからね!

 出来る限り見せようか、なんて思ったのが

運の尽き!!

 先ず漢字!!どう打ち込めば出るんだよ!!

という字が有る事有る事!!

 終いには此のサイトでは出せない文字が有る事が

判明!!半端な終わり方している様ですが

其処で打ち止めにした訳です。はい。

 文章の量も一話分として其れなりには成りましたし。

 通信が途切れたのか、ログアウトすら出来ない

状態に成って一旦いったん電源を切り。

 次の日に成ってようやく

行の区切りを手直ししてお送り致しました!

 お楽しみ頂ければ幸いです☆

 出せない文字ですが、

足偏に展開の展と書く字ですね。

 てん、としか読めない筈ですが

変換候補には出て来ないのです。

 踵を九十度ぐりっと回して馬歩に成る部分、

其の「てん」に歩を付けて

てんぽ、と言いたかったのですが

平仮名では間抜まぬけっぽかったので

言わずじまいに成ってしまったのですね。

2019/08/18 10:09

 投稿後直ぐに訂正が入ってしまいましたが。

 動作を誤解しそうな部分を二文字程

削りました。

 読み易く成りましたでしょうか?


2023/01/23 1:04

 うぃんどうずじゅういち(嗤)だから? でしょうかw?

とうとう「蹍」の字が使える様に成った!(拍手)

ので本文にちょっぴり加えまシタっw!(お祝いw!)

 「踵を九十度回す」! のは

てん」と言いマスっ!


 画面右枠の「辞書」は

減っているみたいなのにねw?(笑)

 代わりにw?

「しかる」を漢字にすると投稿出来ねえっ⁈(超超絶大爆笑)


 面白いねw?(面白くねえっw!)

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