第136話 王女殿下がやって来た
早速では御座いますが!
今回投稿を急がせて頂きました!
内容薄く成らない様にと気を付けつつ!
と、言いますのも、で御座いますね!
誤字報告を二件頂きまして!
此方からの返答をば!
先ず、「見詰める」の部分を「見凝める」と
すべきだ、というご指摘ですが。
国語辞典を見た所、意味的には目を凝らして見る、と
いう事ではありますが。漢字では見詰める、としか
表記されていませんね。パソコンの変換機能でも
凝らすという字は出て来ません。
時にパソコンの変換機能では出ない読みを振る事は
自分にも御座いますが…今回ばかりは少々無理かなあ、と
思う所で御座います。ご承知置き下さいませ。
次に!鬼子母神の読みは「きしもじん」だ!という
ご指摘です!
はい、国語辞典にはきしもじんの順番で載って
御座いましたね!
けど説明文の所に次いでの様に、ですが
きしぼじん、とも書いて御座いました。
漢字の読みは複数有る、という事で
ご了承頂けませんでしょうか?
自分は村の外に向かう。魔法遠隔視で子ども達を見守りつつ。
自分は村から出る所な為、今は中央広場も遠隔視の対象だ。広場はまず安全ではあろうが。
其れよりも来訪者と遭遇したワットきゅん♡は実は人見知りなのだ♡内心怖いに違いない!
今直ぐ抱き締めて上げるからねぇえ♡待っていてねええっ♡
日本的静かな速歩、難波走りで現場に疾る!!見た目は静かだが全速力だ!
見えてきたワットきゅんは、やはり硬い表情で来訪者と向かい合っている!!
「ワットきゅうぅうぅうぅん♡♡♡」
「ほにゃあぁあぁあぁあぁあ?!!!」
首抱きに抱き締めた上、頬ずりしまくって上げちゃうよぉお♡
「怖かったね♡もう大丈夫だからね♡♡」
「やぁあみぇえみょおぉよぉおぉおおお!!」
ワットきゅんはぷにぷにほっぺだにょおぉお♡
外野から何か声が掛かっているが!知った事かっっ!!
ワットきゅんが心の平安を取り戻すまでほっぺをすりすりして上げるのだ♡
其してワットきゅんがふにゃふにゃに成って自分に全身で凭れ掛かった頃♡
恐る恐るといった風に声が掛かる。
「……落ち着いた?」
若い女性の声だ。見回りをしている者達、自警団には若い女性等居ない。来訪者だな!
自分はワットきゅんを来訪者から隠す姿勢に成り。
「ふしゃあああああああっ!!」
ワットきゅんは自分のモノだああああ!!と主張してしまいましたとも!!
其の来訪者は。
動き易そう且つ服としては防御力が有りそうな長袖長ズボンの女性だった。
服鎧ってヤツかね?まあ、鎧と言った所で布の服な訳だが。
次いでに。四人の男がお供に付いていて、四頭の馬を連れている。四人の男は革鎧姿だ。其して腰に帯びた剣は金属製の騎士の片手剣だな。どうでも
良いや。
「まさか私を忘れたとは言わないよね?泣くよっ??!」
女が喚いているが!
「…何しに来た?マルゲリータ!」
其ういう事だった。
「行き成りヒドくないっ?!」
「妥当な返事だ!」
「相変わらず過ぎるよおお!!」
「分かり易くて良いだろう?」
よく叫ぶお姫さんだな!
此うして。
村に王女殿下がやって来たのであった。
王女とお供の騎士達を連れて。村に戻る道すがら、色々訊かなければいけない。
「何時帰るの?」
「会って行き成り其れ言うのっ?!」
「騒がしいオトナだな!」
ワットきゅんがマルゲリータにツッコみ。騎士達が色めき立つが。
自分は騎士共を威圧する。
ワットきゅんに手を出したらどう成るか分かってんのか?お?
と成れば騎士共は小さく成るしかない!しゅん!(大爆笑)
場が鎮まった所で!マルゲリータのアホを諭してやる。
「王女サマがお出掛けなんかすれば大事に成るって言ったでしょう!
村まで来るなんて遠出し過ぎだよ!さっさと帰れ」
「酷いぃいい!!最後にちょろっと付け足す言葉がホントに
ヒドいぃぃいいい!!」
「何なんだ?此のオバサン」
ぶっほっっっ!!
ワットきゅんの素朴な疑問に、マルゲリータは流石に噴いた!!(爆笑)
「ぶぁっはっはっはっは!!
ワットきゅん♡女性に対してはね!年齢を感じさせる事言っちゃ
ダメだ!!(爆笑)
実際マルゲリータは若いしな!!お姉ちゃんって所だな!」
「おねえちゃんんんん??」
ワットきゅんは凄く嫌そうだ!(爆笑)姉と何か有ったのか?(爆笑)
「お……おっおしゃまさんだねっ?!」
マルゲリータはやっとの事で声を絞り出す。(爆笑)
「おしゃま?」
「大人ぶった女の子だねえってさ!(笑)」
ワットきゅんは意味が分からない様なので教えて上げる♡
「オレは男だああああああ!!」
「だよねえ♡(笑)」
「えっ?!そっ其う?!」
マルゲリータは本気で判っていなかった様だが!(笑)
「で?何時帰んの?」
結局全然答えていないよな!
「帰んないよ!!武神の里に住みたくて来たのっ!!」
マルゲリータは絶叫するが!
「おい待て何て言った?!」
今何か聞き捨て成らない事言ったか?
落ち着いて聞いてみると、だ!
「武神様の坐すおところ、其れで武神の里、だよ」
「何処だよ?!」
「だからちいが住んでいる所!」
「…………はぁ……」
ナニソレ王都じゃみんな言っているの?!
「ちいは言ったよね!冬は寒いって!」
「うん」
「だったら!春に成って此れから夏っていう今の時期なら来て良いって事
だよねっ!!」
「いや、其の内どうでも良く成るかと思った」
「私はっっ!!」
「うん?!」
マルゲリータの強い口調に、自分は黙らざるを得なく成った。
「馬歩!頑張ったよ?毎日!毎日!!」
「…うん」
マルゲリータは涙ぐんでいた。もう何も言えない。…今は。
「毎日!………頑張ったんだよ………」
感情論に訴えるかの様だが。
住む、なんて事に成ったら、気軽にはいソウですねーなんて言えないだろう。
況してやマルゲリータは王女様だ。
説得するにも落ち着いてからじゃないとなぁ。
其の内村に着いてしまった。
と、成れば先ず行く所は村長宅だ。
マルゲリータと騎士共を先導して村長宅に入る。連絡は魔法でしておいた。
客が来た、とだけな!
なので!
「失礼ですが。どちら様がどういったご用件で?」
村長は言う。
見た目から或る程度は予想がつくだろうが推測だけではお話に成らないよな!
「此方をご覧頂きたい!」
騎士の一人が、手紙を村長に差し出す。
所で!騎士四人は、最初ライナの相手をしていた連中だ!(爆笑)
其う!其の他大勢さん達だ!(爆笑)
手紙を出したのはモブの一人さんだが!(大爆笑)
手紙には王家の印が付いている!
手紙を見た村長は…
両手で顔を覆って天を仰いだ。(爆笑)
困っちゃうよなー!田舎村の一村長が王女さんの相手だなんて!(爆笑)
「申し訳御座いませんが…此処如き田舎村で、王女殿下をおもてなし等、
迚も迚も!!」
「私、我が儘は言いません!」
マルゲリータが必死に言い出すが!
来た時点で我が儘だっつーの!!(爆笑)
「正直、我々では殿下のご安全も保証致し兼ねます!!」
村長もう必死に追い返したがっているよ!(爆笑)
「此処で何が起ころうとも、其れは私の自己責任だと思って居ります!」
王女殿下に何か有ったら田舎村なんか潰されるっつーの!!(爆笑)
「第一、お住まいをご用意出来兼ねます!!」
「ちいの所に住めれば良い!!」
「おい!(笑)」
マルゲリータ!もう丁寧語すら無しかよ!
其して巻き込むなよ!(笑)我が儘言わないんじゃないのかよ!(笑)
「ちいいいいぃ!!助けてぇえええ!!!」
最早形振り構わずマルゲリータは自分に抱き付いてきた。大泣きしている。
………ふぅううう…
「村長!何ヶ月か掛かって良いなら家用意出来る?」
「は?!どう言う事だ?」
「出来る?」
「ま…まあ期間が有るならな?」
「殿下!家には泊めはするけど住まわせないよ?良い?」
マルゲリータは自分の胸に顔を埋めながら一生懸命頷く。
…童女の胸に顔埋めて嬉しいか?何も言わないけどさ。
「腹一杯食えないと思うよ?山は平地より寒いよ?労働もして貰うよ?良い?」
やはりマルゲリータは自分の胸に顔を埋めて頷く。詰まり自分の胸に頭ぐりぐりする。
「ちい?殿下に向かって何を言ってしまっておるのだ?」
村長が信じられないという顔で口を挟んでいるが。流す!
「村に迷惑掛けたらお仕置きするぞ?良いね?」
ぐりぐり。
「村長!王女殿下の安全だけは自分が保証するから!家二軒お願いね!
ほら!王女殿下だって男共と一緒には住めないだろうから」
「何故ちいが話を決めているのだ?!!」
「だって王女殿下、泣いちゃったし」
「いやいやいやいや待ていや待て待て待て待て!!」
待たない!
やっぱり最後に物を言うのは強権発動だねえ。
「ちいが……又駄目なオトナ拾って来た………」
ワットきゅん♡如何にも愕然という感じに面白い事言っているにゃあ♡
可愛いぞ♡
月曜日の夜と相成りまして御座います!
天気は雨が降って気温的には和らぎましたで
御座いましょうか。
日曜日の日差しは厳しかったですよね。
あ!コレ不味い!命危ない!やばいやばいやばい!
…と、成りましたからね!
皆様お気を付け下さいませー!




