第133話 魔法使いを見物してみた
今晩は!
もう月曜に日付が替わった夜中です。
暑いと執筆が進まないですね!
今回、先週分の二話目!です!
週辺り二話は維持したい!!
其れには今週中に後二話
投稿しないといけないですが!
頑張るぞぉ~!燃えろぉ~!
暑苦しいわっ!!(爆笑)
冬。農村は作業を縮小しなければいけない季節。
生活の役目を持たない幼い子達には直接は関係無いが。将来の足しには
成るであろうか。
一寸遠出しよう!という日が有った。
と、言うのも。魔法をもたらした報酬を分割で払うと言う所が一寸遠くに在ったから。
何度も顔を出せ!と言う為の口実なんだけどね!
此方としても、子ども達、足すオマケの大人共に昼ご飯を食べさせるのには
お金が有った方が良いので時々は行かねば成らぬのだ!
其の町の名は!
「……一寸思ったんだけど……」
困惑顔なのは列王だ。日本語で話しているからね!
「一番近くがとなーりー?の町で?今日行くのがあいま?の町?
……何と言うか……なぁ……」
遠慮の積もりか、ごにょごにょ言っているので此方からはっきり言ってやる。
「日本人が巫山戯て付けたみたいな名前だな!」
「其うまでは言わないけど……」
「村から王都まで、丁度間っこ位に在る町だぞ?巫山戯ているだろ?」
「王都?」
「王様が居る都だぞ!気を付けろ?
文明度が低い所じゃあな!お偉いさんが我が儘だろうが馬鹿だろうが、
怒らせたら一般人は簡単に死刑に成るからな?」
「え゛??!!法律違反じゃない?」
「ぶっ!!(笑)法律はお偉いさんが作るモノだろ?」
「えー?!人道的とか何とか!マズいんじゃない?!」
「昔とか異世界とか、文明度低い所の話にはよく有るだろ!一般人が
馬鹿なお偉いさんに困らされる状況が!
其れで主人公が馬鹿なお偉いさんをやっつけるって、
典型的な勧善懲悪話じゃないかよ!(笑)
其れがマジで起こるのが文明度低い世界だからな?冗談じゃ済まないぞ?」
「……怖いね?」
「怖いんだ!だから何時も強く賢く正しく優しく在れよ?列王!」
「注文増えてない?!」
「どれか欠けても良いと思うのか?」
「………良くない……かな?」
「良くないんだよ!(笑)」
「師匠ぉぉぉぉう!!」
自分を師匠とか呼ぶのはライナだけだが。不満そうに割り込んでくる。
「此の頃クロばっかり可愛がってええ!!
わたしも可愛がって下さいよぉおう!!」
クロと言うのはライナが勝手に付けた呼び名だが。列王は典型的日本人で
黒目黒髪だからな!(笑)
「自分は列王をしごいているだけだろう?同じ位の修業するか?」
此の世界では現代日本の感覚で居られたら困るからなあ。しかし!
あっちの世界の現代人は明らかに文明度が低い所のヒトよりも発育が良いのだ!本気で鍛えれば確実に上回れるのだ!チートって言える程ではないだろうけれど!
「わたしは甘々でお願いします!」
「………ライナ?一体何を考えて自分を師匠と呼んでいるのだ?」
何やらライナはえへんと踏ん反り返って言う。
「師匠とは!わたしを可愛がらないといけないヒトです!」
「……………あー…そー…………」
もう何も言えんわ!!無理!!
何で理論でも述べるみたいな言い方してんの?!
メイは微笑まし気に見ているが!仲良く成ったね!まあ良い事だろうね?!
後、付いて来ている子達は、シャールきゅん♡ワットきゅん♡ピュアたん♡
其れからネネだった。
アイマの町に着いたら早速ワットきゅんは言う♡
「小っちゃい町だな?」
「あはは!村と比べたら立派に町ですよね?」
シャールきゅんが直ぐに慰める。可愛え遣り取りやのう♡
「さて!冒険者ギルドにお金貰いに行くぞ!」
「お金、貰うのか?」
ワットきゅん♡驚くお顔もきゃわいいぞ♡
「勿論只貰う訳じゃないぞ?
以前、大金を稼いだんだけど、一遍に払えないから分割にしてくれって
言われたんだよ!」
「なあんだ!」
直ぐ納得するワットきゅん♡無邪気だのう♡
「一遍に払えないって…」
金額を直ぐに想像出来るシャールきゅんはお利口だのう♡
冒険者ギルドにみんなでぞろぞろと入って行くと。
冒険者達も受付のおっさん達も驚いて注目する。殆どお子様ばっかりの集団に、一人だけでかいのが居るからな!列王は現代日本人其のままだから発育が迚も
良いの!
受付のおっさんの一人がしどろもどろに成りながら言う。
受付嬢?マボロシの生物の様ですよ?
「あ……え……確か………竜神様?」
「ちょと待てい!!」
即座に突っ込みましたよ!!変な呼び方されたからな!
しかしおっさんは構わず急かす!
「マスターがお待ちですぜ!ささ!どうぞ!!」
ギルドの応接室まで通された。いや、此の人数だから会議室か?
ギルド側はマスター、副マスター、其れから事務職っぽい若者が席に着き。
お茶を出したのは女性職員が二人、だった。女性、居たんだね。
冒険者共でも笑いながら叩っ飛ばしそうな豪快なおばちゃんだけどな!(笑)
嫋やかな女性職員?幻想だ!(爆笑)
豪快おばちゃんだが幼い此方側を見てぐでぐでに表情を綻ばせながら
給仕して行った。
場が整ってからマスターは口を開く。紙を一枚寄越しつつ。
「お久しぶりです竜神様。早速ですが此方をお検め下さい」
「竜神様ってぇ何なの?」
紙に目を通しながら訊く。訊くよ其りゃあ!!
紙は今回支払うお金の書類だった。署名署名!
「其れは、ギルドに竜の魔法をもたらしたお方ですからね、貴方は!」
所で。りゅう、という字には。見た目簡単な竜という字と難しそうな龍という字が有るが。
簡単そうな竜の方が上級、神級のりゅうだ!…と、或る小説で見た。
間違っていたら其の小説家の所為だ!(酷い)
「竜の魔法って何だよお!!」
ワットきゅんが聞き咎めた。黙っていられなかった様だ♡
「後で教えて上げるよ♡」
「お、おう」
出来る限り優しく言った筈だが。何で怯んでいるんだ?ワットきゅん♡
「其の子には教えていないのですか?」
マスターが訊いてくるが。
「此の子は身内だからね。自分の都合で考えているだけ。ギルドに止める権利は
無いよ?」
風の竜の吐息は威力の調節の自由度が高いが。危険な威力も出せるという事
なので簡単に教える気には成れなかったのだ。
「承知しました。が。抑も今日連れて来ている子達、随分幼いですね?
未だ魔法を教えるも何もない段階でしょう!」
ギルドマスター、冗談みたいな積もりでいるな?
「もう魔法使いでランク3は確実でしょうけどね」
「「「はぁあああああ?!」」」
ギルド側三人が絶叫する。幼い子達がランク3魔法使いなんて普通は無い!と。
「オレランク3冒険者に成る!」
「わーい♪」
ワットきゅんがお元気に挙手し、次いでネネが諸手を挙げる♡バンザイである♡我が姉も未だ未だ幼いなあ♡
「ふふふ♡」
自分は只柔やかに眺めるだけだ。
「ワット!ネネ!!止めておきましょう!」
シャールきゅんが嗜めてくれるからな♡
「何でだよ?!」
「忘れましたか?!ほら!」
「あ……ああ!あ~!」
ワットきゅんはシャールきゅんに促されて無事気付けた様だ♡胡乱気な眼差しでギルド連中を眺める。此処の連中は困っちゃうだろうけどね!
今でもトナー・リーの町のギルドではあの困ったヤツがランク判定員なのかね?
ネネは知らない筈だが、只ワットきゅんに張り合っただけの様でワットきゅんが諦めたなら冒険者証自体は欲しくも何ともないのだろう。
マスターは何で其処まで冒険者証を作るのを避けるのか気になった様で。
「何か有ったのですか?」
「いいえーお構い無く。此方の事ですから」
アイマの町の冒険者ギルドには直接関係無いからな!
マスターは仕方なく話題を転換する。幼い子を無理に勧誘しようとも思わない
だろうしね!
「では!報酬をお納め下さい。
で、ですね!我々、話が付く魔法使いに竜の魔法の存在を伝えたのですが!
我々の説明で魔法が身に付いた者が居ないのですよね。
竜神様より直接ご指導を賜れないか、と存じるのですが……」
「んー。今日は予定外に時間が掛かると困るけど、後で予定を組んだら良いよ?」
自分と無関係な魔法使いがどんなだか見てみたいからな!
「助かります!
……ご指導の報酬の方ですが、計算はさせて頂きますが。一度に払える金額が
今回の分が上限なので、支払い回数を増やさせて頂ければなあ……と」
自分が此処に来る回数を増やしたい訳な!縁を作るのに必死だな!
「良いよー。其れで」
無理を言っても仕様が有るまい!客寄せパンダでも何でもやってやるよー!
其して自分が魔法使いとやらを見物出来る日!あれ?何か違う?
まあ良いやん!(酷い)
其の人物は。
服装は如何にもなローブで先端が太い杖を持っているが。
何と言うか、体が引き締まったおっさんだった。年齢は初老位?
得意技は杖でぶん殴るとかじゃねえの?って見た目だった。
ほらー!魔法少女の番組とかも段々殴る蹴るみたく成っていったし?
其の魔法使い?が口を開く。
「此れが竜神様?だと?」
此れ呼ばわりかよ!
「魔法は子どものお遊びではないぞ?!」
魔法使い?の顔面に長ぁぁい管状結界の先端を突きつけてやるが。全く
見えていないなあ。
「ギルドの連中め!子どもの戯言に誤魔化されおって!」
マスターを始め、ギルド職員三名が見ているのだがなあ。
魔法使いは希少だからか?随分偉ぶっているな?
ギルド連中、若しかしてコイツをぶっちめてやれ!って思っているな?
間違い無い!
じゃあ遠慮無く☆
ぶぉっっ
魔法使い?は。面白い顔に成りながら。後ろに吹っ飛んだ。
「「「「ぶぁははははははは!!はははひはははっふはははははは!!!」」」」
今回はギルド連中も、強風を顔面に受けた者がどんな面白い顔に成るか!
しっかり堪能出来た様だ☆
其の魔法使い?土下座してきたので風の竜の吐息を教えてやったけど。
物覚えが悪い事悪い事!
やっぱウチの子達は優秀なんだな♡と再確認した♡
今回、其れこそ
ダイジェストみたく
軽く流す場面だったかと
思うのですが!
延びましたね!
折角ですので
ギルマス流縁の作り方、
ご参考になさって下さい。




