第123話 列王、を!お風呂に入れてみた(笑)
今日は!日曜お昼近くです!
先週分二話目が此処まで
食い込んでしまいましたが!
行ってきます!片道徒歩三時間の本屋さんです!
前回の前書きが少々難解な感じに成って
しまいましたが!
そういう事だったのです!!
じゃじゃあぁあぁあん!!
…誰も気にしていない?
「うぅうぅぅぅう………」
如何にも現代日本の男子高校生な列王君は脱衣所の隅っこでしゃがんで
後ろ向きになっている。全裸で!(笑)
必死で壁の方を向いて縮こまっている。何故なら。
周りには全裸な女達が居るからだっ!!(笑)
何でって?
此処、女風呂だもの!(笑)
列王の名誉の為に言っておこう!(笑)家の女共に引っ張り込まれたのであって列王は一応抵抗はしたのだ!!(笑)
しかし我が母サラに引っ張られると何故か抵抗出来なかったのだ!おかしいな?物理的には母の腕力程度では男子高校生を引っ張れるとは思えないんだが?
其して列王は乱暴に服を脱がされそうになり、破けでもしたら困る!ので
泣く泣く自ら脱ぐから手を出さないでくれ、と。自分が訳して
家の女共に聞かせて、今に至る!
服は現代日本でなら手に入る高校の制服、ブレザーだ。文明度が低い異世界では修繕もまま成るまい。手荒には扱って欲しくはないよな。
しかし…
いっくらひょろい男子とは言え高校生な列王は。ムダ毛が相応に生えているね☆見苦しいわ!
結構以前から?ムダ毛もーもー男はモテないとはちらほら聞くけども!
納得は出来る見苦しさなのだが!
其れでもムダ毛処理する男なんて極々少数だよね!まあ男の場合、寧ろ
処理するとキモいと言われる可能性が結構有るのだが。
特に考えが古いヒトからね!
しかし自分、体操とかでワキ毛もーんなのが見えちゃうヒトは嫌だった!ああ、記憶に在る現代日本の誰だかさんがね?
やっぱりテレビに出る程のスポーツ選手がムダ毛もーんなのは困るよねえ?
エチケットとして、ねえ?
と、言う訳で!
「列王!ムダ毛、処理しちゃおうか☆」
どう言う訳だ!って?自分が見たくないからだよ!
列王はテレビに出るスポーツ選手な訳じゃないが!(笑)
「以前は刃物が切れ味とことん悪かったが、今は刀鍛冶が村に居るからな!
やろうと思いさえすればいくらでも出来るんだ!手伝って上げるぞ!(笑)」
しかし列王は嫌そうで。不満を零しつつ少しずつ此方を向く。周りには
全裸な女達が平然としているからね!(笑)
「ななな何を言って………おわぁぁああああああああああ??!!
お、お・おおお、おおお・お女の子??!」
列王は慌てて首をぐりっと壁の角に回す。
「ん?自分の事?」
自分も服は脱いだ。お風呂の脱衣所だもの!
「列王はろりこんか?」
「何言ってんだよおぉおお!!!」
流石に列王も大声で否定する!(笑)
「違うなら気にするなあ?自分、幼女だぞ?ピュアたんよりも幼いんだぞ?」
来年の春からは自分、童女に進化(笑)するが。
童女…女子児童な!小学生位な年齢に成る訳だな!
世の中ではよく分かっていないヒトも多いみたいだが。
小学生は児童、中学、高校生は生徒、大学生は学生…と言うのが正しい日本語
なのだ!…法律なんかで児童と言っているのには高校生も含んでいる感じが
凄く有るが!
「お・お、お…お・お!男だって言ったじゃないかっっ!!」
「んー?自分が男だなんて言った覚えは無いが?」
嘘に成っちゃうからね!…アレか?漢らしいと言われて、まあな!と
返事したから男だと思っていたのに!って、所か?
ならば改めて自己紹介だ!
「ちいちゃんは漢らしい女の子だぞー☆」
「偉そうなポーズしないでっっ??!隠して??!前!!」
言語力がアレな列王が言う偉そうなポーズというのは。(笑)
両手を軽く握って腰に当て、踏ん反り返る姿勢の事だ。(笑)
見ているんじゃねえか!(爆笑)壁の角を向いているフリして!(爆笑)やっぱ男子高校生クンはオンナノコのハダカが気になっちゃうか?(笑)況してや少子化で一人っ子が多く、家庭では一人でお風呂が当たり前な現代日本ではな!其れに、だ!
「えー?自分、大事な所を手で隠してクネクネする幼女とかイヤだ!
無邪気さが足りない!寧ろ卑猥だと思う!」
「今其んな主張しなくて良いよ!!」
「あのな?風呂ってのは日常生活の中でも命が危険な場所なんだぞ?
幼女がハダカだからって目を背けていたら何時の間にか死んじゃっているぞ?」
「ちいは見ていなくたって死なないでしょうがっ!!」
「忘れるな?列王は我が妹をお世話しなくちゃいけないんだぞ?」
今は流石に列王にニニを預けてはいないが。ニニは乳児だから誰かが全面的に
お世話しなきゃいけないんだぞ?恥ずかしがっていられないぞ?
今日は無理そうか?けど何れは慣れて貰わないと幼い子のお世話が出来ないぞ!
「母上!今日の所は列王はニニのお風呂の世話は無理そうです!」
母サラに報告する。此処女風呂だもの!母だって其処に居るよ!
「ま・ま!でしょうちいちゃん!
うーん。レオちゃんは先ずはお世話されなきゃ駄目よねぇ」
ぶっ!!(笑)入浴自体は世話は要らんけどな!(笑)生活の形態には
慣れて貰わなきゃいかんよな!(笑)
「今日の所は村のみんなにレオちゃんをお披露目するだけだから良いけどね!」
やっぱりか!!列王、村の女達に晒し者にされちゃうよ!(笑)
「クぅーロ!!早く来なさい!」
列王をクロとか呼ぶのは勿論ライナだが。
ライナは列王を全身で抱えた。全裸で!
「おわああああああああああああああっっっ??!!!」
ライナが列王に抱きついたのは後ろからではあるが。素肌が触れた!と
男としては大問題だろう。現代日本の感覚でならば、な!
しかしライナ…いっくら文明度が低い世界だからって中学生終盤位の女が平気で全裸って…無邪気と言うよりは頭が弱いみたいだぞ?メイはバスタオルみたいな物を体に巻いているが。
……………
メイだけだあ!!後は家族だけじゃなく村の女達みんなが平気で全裸だあ!!(笑…いや笑えない?)
一寸アットホーム過ぎねえ?メイだけは未だ村に馴染んでいないだけか!
けどメイドって、お偉いさんに付き従う時はお偉いさんが男でも、風呂には裸で付いて行かねえ?まあ列王はお偉いさんじゃねえけど!(笑)
しかし。メイだけはバスタオルみたいな物巻いているとはいえ。家族みんなが
列王を抱えだした。風呂に引っ張り込む為に!
「おわああああっっ?!!うわあああああああ!!!」
列王は只叫ぶだけになってしまった。下手に抵抗しても女の素肌に
触れてしまうう!ものね!(笑)抵抗しなくても触れているのだが!(笑)
もうどう仕様も無いね!(笑)
非モテ野郎共は此んな状況を妄想して喜んでいそうなモノだが。(笑)
実際に起こったらみんな只慌てふためいてしまうだけになるであろう!(笑)
しかし女共は平気なのな!
列王は抵抗空しく…いや出来てもいないが女風呂に引っ張り込まれた。其して。
「みんなー!家に新しい家族が増えましたよー!!レオちゃんでぇーす♪」
母が村の女達に大々的に宣言する!女達は興味津々に列王を眺める。誰も裸な事には頓着していない。やっぱり女は裸に抵抗無いんだね!列王はホントに晒し者
だね!!
「サラちゃんの所は家族がどんどん増えるのねえ?」
「うちのちいちゃんが何時も拾って来るのぉ~♡」
「わたし拾われたんじゃないです♪連れて来られたんです♪」
「おいライナ!勝手に付いて来たんだろうが!ヒト攫いみたいな言い方
するなよ!!」
「ちい~………ちいぃ…………」
「ん?」
列王が蚊の鳴く様な声で呼ぶ。
…蚊が出す音って羽音だよね?何で鳴くって言うんだろうね?
「は、は、は、犯罪!犯罪犯罪!!」
列王は又語彙力が低い事言っているが。要は今の状況から助け出して欲しい
訳だな!
「母上!列王を洗い場に連れて行って良い?」
「ま・ま!でしょう!ホントにちいちゃんはぁ!」
「ちいちゃん可愛いわねえ♡」
「でしょう♡後は甘えてくれれば何も言う事無いんだけどねぇえ♡」
嫌なこった!!っつーか可愛い言うな!!
村の奥様方がお喋りしだした隙に、心の中だけで反発しつつ列王を洗い場に
避難させる。避難か!(笑)
列王は必死に股間をタオルみたいな物で隠して付いて来る。…ぶっ!!(笑)
精神的には追い詰められているけど其処は感情とは別に反応しちゃった?(笑)
取り敢えず落ち着かせてやろう!(笑)
「安心しろ!(笑)女達はみんな気にしていないだろう?其れに此んな所じゃあ
法律もしっかりしてなんかいないから!(笑)お巡りとか来ないから!(笑)」
「安心なんか出来ないよっ!!何で女のヒト達平気なのっ??!!」
「多分日本でだって女達は平気だぞ?性欲暴走野郎に襲われさえしなければ」
「何でっっ!!」
「ちらほら位は聞こえてこないか?女は裸なんか平気だ、寧ろ男の方がおどおど
する、男がおどおどすれば女はどんどん図太く成るって」
「えぇえー………?」
列王君、困惑顔!(笑)女性には幻想を抱いている様だ!(笑)
「此の状況を切り抜けたかったら、さっと風呂を済ませてこっそり出て行くのが
最善だな!
はいお湯!」
列王の目の前の湯桶に魔法でお湯を張ってやる。
「ど……どうも……」
じゃぶじゃぶと手を浸して体に湯を掛けながら、列王は考える素振りをし。
「俺……早い所魔法を使える様に成る!」
宣言する!(笑)俺魔法を使える様に成って一人で男風呂に入るんだ~!
ってか!!(爆笑)
アレ?高校男子が男風呂入るの当たり前じゃね?(笑)
態々言葉にして出す方がおかしいんじゃね?(爆笑)
「ぷくくく!頑張んな?」
「笑わないでよ!
……けどさ、ちいか、ピュアちゃん?しかお湯を出せないって事はどっちか
男湯に行かなきゃいけないって事だよね?」
「ピュアちゃんだって!(笑)普通に名前呼びで良いんだよ!(笑)」
「ちいはピュアたんとか言っているだろ!
……教育上良くないな!早く魔法を使える様に成って俺が男風呂を
担当しなきゃ!」
「教育!(笑)言葉が通じないのにやって行けるか?(笑)」
「何とかする!……多分!!…………出来たら良いな………」
ヘタレ!!(爆笑)
「ちいが此んなん成っちゃったのは平気で男風呂に行ってるからだな!」
「失礼だな!(笑)列王こそ大丈夫かよ!」
「何が?」
「言葉も其うだし、見たくもないモノがあっちでぶらぶら、此っちにも
ぶらぶらぁ~!ぎゃあ~!!ってな?」
変態みたいだあ!!って思うか?でも現代人って、基本一人で風呂、だろ?
大衆浴場ってだけで抵抗感湧かないか?中には堂々としてやるぅとか思うヤツも
居るみたいだが、やっぱ見たくもなければ見られたくもないってのが
普通じゃないかな?
「ちい………恥ずかしがって?其んな事言わないで?」
「説明というモノはハッキリ言わないと聞く方も困る!
其れに、恥ずかしがっていたら生活していけない!!」
村人達は元々風呂に入る習慣自体が無かったのだ。緩く面倒見てやらなければ
直ぐ廃れてしまうと思う!風呂の準備も大変だしね!
ヘタレな列王くんを諭していると、自分とは反対側の列王の隣りにどっかり
座り込むヤツが。
「師匠!わたしもお湯、お願いします!」
「あー、はいはい」
はい。ライナさんですね!しかし、自分は気にはしないのだが。師匠呼び
しているけどちっとも師匠と弟子の立場とか考えていないよな!
気軽過ぎる!(笑)
「おわあああああああ?!!!」
列王は慌てて自分の陰に回り込む。(笑)
「其の女子!何で平気な顔して俺の隣りに来んの??!」
列王は列王で、ライナの事を其の女子とか呼ぶのが
お決まりに成ってきたのかよ!(笑)
「ライナはおバカってのは有るが。昔ながらの田舎村では此んなものじゃ
ないかな?」
「どんな??!」
「男に一寸肌を見られた位、大して気にしない、って」
「気にしてよっっ!!」
「抑も、現代日本は過敏なんだよ。確かに常識では考えられない、鬼畜性犯罪者が存在するのは事実だが。
情報化社会では、ほんの極一部の其んな弩腐れ外道の話も聞こえてくる。まあ、其んなのには関わりたくないとは誰でも思うだろうから警戒が厳重に成るけど。
後、情報が簡単に拡散しちゃうのも問題だよなあ。気軽に、知られちゃ不味い事が広まっちゃうとか」
「どう言う事?!」
「例えば列王一人に一寸ハダカが見えちゃったって誰も気にしていないけど。
列王の目がテレビカメラか何かみたいで広く映像が公開される、なんて事態なら
誰も列王に肌を晒さなく成るだろうね」
「俺の目を何だと思ってんの??!!」
「例えば、だよ!落ち着けよ」
自分に噛み付いている列王を見てライナが一言。
「クロ、師匠にばっかり懐いてますねえ。わたしお姉ちゃんですのに!」
ライナはお姉ちゃん風吹かせたい様だ!(笑)
「言葉が自分にしか分からないからな!此れは仕方ない!」
「大丈夫ですもん!此んな時はすきんしっぷです!」
ライナは手を泡立てていた。
「クロ~♪洗って上げますからね~♪じっとしてて?」
自分が垢すりを使わないだけあって、村のみんなも手で直接体を洗うが。正しくスキンシップだな!素肌が触れまくりだな!
「おぎゃあああああああああああああああああ??!!!」
勿論列王はじっとなどしていない!(笑)
自分を盾にして逃げる!結果、自分の周りを二人がグルグル回る!列王は股間をタオルで必死に隠しながら!(笑)ライナ?両手を前に出して追いかけてますよ?全く隠していませんね?(笑)
しかし。
段々と女達が周りに集まって来る。
「ちいちゃん!お湯頂戴」
「此っちも♪」
「わたしにも!」
村人達は自分ではお湯を使えないからだ!(笑)
列王は逃げ回れなくなってしゃがみ込む!(笑)
「おわあああああ?!!ぎゃああああああああ!!」
矢鱈叫んでいるのは存在を主張して、であろうか。(笑)けど女達は
平気だ!(笑)寧ろ尚列王の事を獣か何かの一種だとでも
思っちゃうんじゃないか?
女とて、異種の生き物に裸を見られたとて「だから何?」としか思わない。昔、西洋の白人共が奴隷を当たり前に使っていた時代。とは言っても戦争に負けた
日本人が奴隷にされていた、という話なので昭和頃。其んなに昔でもない。奴隷はヒトとは看做されないので、男の奴隷が着替えを持って行ってオジョウサマが
裸な所だったとしても、平然と「有難う」と着替えを受け取ってオシマイ!だったとか。此れが地位の有る男が相手だと一寸肌を見られただけでも
「きゃああああ!!」と成る。
二本足で立って喋れる相手でもヒトとは看做さないとか、白人共ヒデえ性格
してるよね!
所で。
しゃがみ込んで丸く成る姿勢、所謂亀のポーズな列王。もうライナに
手で洗われて、詰まり撫で回されている所に声を掛ける。
「列王!其れで、ムダ毛処理どうするの?」
「出来るかあああああああ!!!」
列王は絶叫した。珍しいな!
今の状況は心が受け付けないらしい。(笑)
黒騎士さんがメイドちゃんに転職
…と言うか生まれ変わったとやら言うお話
なのですが。
其処の本屋さんではオマケが付いているか?!
と、思って見に行くのですね。
又前回と言っている事が違ぁ~う!!
だって雑草のお姫サマには
オマケが付いてなさそうって、
もう分かってきた感じなんだもの!




