第122話 列王、を!お風呂に連れ込んでみた(笑)
今晩は!水曜日、に日付が替わった
夜中です!
日曜日は丸一日潰れましたが、
又今度の日曜日も行ってくる積もりです。はい。
雑草の二つ名で呼ばれるお姫様ですが、
オマケが付いているかどうか確かめに、ですね。
オマケが付いている場合、
怖くて近所で注文が出来ないのです。
オマケが無くても
注文した本人がやっぱ無し!とか
言えませんからねえ…
ピュアたんが目の前をたーっと駆けて行く♡…裸で♡
「ぶっ!!」
ニニを抱えた列王は噴く。ニニに相変わらず胸をいじられながら。
「何?!何何?!あの子何してんのっ?!」
「村のヒト達に湯を出して♪あーげーるたーめ♪ハダカで♪駆けてく♪陽気ぃなピュアーたん♡」
「陽気とか言ってる場合じゃないでしょおおおっ??!」
「言ったろう。魔法でお湯を出せるのは自分かピュアたんしか居ないって。
だから男湯と女湯を行ったり来たりしている訳だな」
「犯罪じゃない?!!」
「ピュアたんはやっと小学一年生位なんだ。法律には引っ掛からないな」
「けど問題じゃない??!」
「まあ、情操教育的には?そろそろ気を付けた方が良いか?
けど其んな事気にしていたら幼い子でも勝手に一人で風呂入ってろ!って
言っている様なものだな?」
「あの子は異世界転生なんでしょお?!!」
「だから謎の子だってば。
あの子の無邪気なお顔♡は演技で出来る事じゃあ有り得ない♡からな♡」
「演技って?!」
「列王の言う異世界転生とやらが前提となると、自我意識は見た目の年齢には
そぐわないって事に成るだろう。
すると幼い態度は演技でないと其れっぽく出来なく成る。其んなのあからさまにわざとらしいけどな!」
「其うかね?」
「うん!少しは恥ずかしく成る筈だしな!!絶対って言って良い!
自然には出来ない!!」
「だからちいは全然子どもっぽくないんだ?」
「此処で自分の事言うかよ!!
列王だって個人指導役が変に子どもぶっていたら困るだろうが!」
「あはは。チュートリアルかあ……」
ゲームっぽい言葉だからか列王は和んだ顔をする。現実はゲームとは違うけどな?
けど相手の興味を惹く為の技術!…って所かね?
「其んなのよりもだな!風呂ってのは日常生活の中でも一、二を争う程危険な場所だからな!幼い子を一人で風呂に入れるものじゃあないぞ!」
「危険?風呂が?」
「当たり前に使っていると危機感が薄れてしまうがな!特に小さい子は命が危ういぞ!一、二を争うもう一ヶ所は台所だな!共に火と水を使う場所だな!」
「台所は包丁なんかが有って危なそうだけど、風呂は危険かねえ?」
やっぱり列王は危機感が薄れているんだな!
「風呂で湯船に浸かって眠く成ったなんて事無いか?其れ、死にかけているんだ
って言うぞ?」
「えっっ?!」
「湯で溺れるというのとは又別に命が危ういんだぞ?まあ、溺れるのも充分危ういが!」
「そ……其う……」
「其れに火を使うのは大規模火災が発生する危険性が有るだろう?だから
火と水を使う場所は危険なんだ!」
「う、うん」
「其れも有って子ども達には火と水を使う魔法は教えていない!
下地は出来上がっているとは思うんだが!」
「えー?ピュアって子は使っているよね?」
「だから!見せたら使えちゃうんだよあの子は!
自分だって水源を見付けてから使える様に成ったのだがな?あの子は知らぬ間に水源を見に行ったのだか、何時の間にか、な?」
「何時の間にか?意外と無責任?」
「自分はな!!用事で二年間村を出ていたんだ!!
其の間はどう仕様も無いだろ?!」
「二年?!何で?!!」
「田舎村じゃあ外に出稼ぎなんて珍しくもないな!!」
「えっっ?!出稼ぎって、ちいが??」
「おう!参ったか!」
「何で参るのさ?ちいって、全然子どもっぽくないけど、でも子どもだよね?!」
「文明度低い所では大人と認められる基準は曖昧だ!
だから実力を見せ付ければ一発だ!」
「だから此んななんだ?」
「どんなだよ!失敬だな!列王だって自分程日本語が通じて権限が有る指導役が
居なければもっと困っていただろう?!」
「そ……其うかあ………頼りになるね?」
「ぷっ!(笑)頼ってるのか!其の図体で!」
「ずうたい?」
通じない様だ。日本語なのだがな?
「其んなでかい体で!男が!自分に頼っちゃってんだな!ってな?」
「うっっ!……仕方ないじゃん……」
「良いけどな?まあ早い所実力を示せ?」
「何を?」
「だから!先ずは湯を出せる様に成れと言っただろう!!」
「あ!其っか……後は?」
「直ぐには思い付かねえよ!自分でも探せよ!!」
此れだから説明書が無ければ何も出来ないマニュアルニンゲンはぁ!!
ごちゃごちゃ言い合っている内にも村人達はどんどん風呂場に来ていて、
家の奴らも来た!が。
ライナが、本当に幼い子の様に、幸せそうに。両の手を、ウチの母サラ、
其れからメイと繫いでやって来る。
ライナ……其んなに家族の情に飢えていたのか?
因みに、母のもう片手と繫いでいるのは当然の如く次女ネネだ。ネネは更に
長女ナナとも手を繫いでいる。横に広がり過ぎだろう!
男共は皆単独で歩いているよ?
「お風呂入りましょー♪」
「ライナご機嫌だな?」
「えへぇ~♡両手に花です!」
女が言う事ではない。
「わたしお姉ちゃんですからね!頑張ります!」
お姉ちゃんとかひけらかすのは頭が幼いが。まあライナだからな!
…で、何を頑張るのだ?と思っていると、列王の腕をがっしり掴んだ。
「とりみんぐして上げます!おいで♪クロ!」
トリミングって…ペット感覚かよ!(笑)つーか、列王は図体だけは
村の誰よりもでかい男だぞ?(笑)
ライナに引っ張られた位では列王はビクともしないが、勿論戸惑う。
「此の女子?何してんの?」
「いい加減名前を覚えてやれよ!(笑)
ライナは列王をお風呂の世話してやるんだと。(笑)
お姉ちゃんだからって(笑)」
「お姉ちゃん?って?!どゆこと??!」
其の質問は一つで複数の答えを求める?…な訳無いか。列王だもの!
まあ複数の答えを返してやるが。
「ほら!母の方針で!ライナは列王よりはちょっぴり年下だけど
お姉ちゃんだ!(笑)」
「意味分からないよ?!」
其んなの母に言って?(笑)自分だって知らん!(笑)
「其して、ライナは列王を女風呂に連れ込もうとしているんだな!」
「何言ってんのお??!」
「まあライナはおバカだから男風呂でも平気で入って行きそうだが!
兎に角お世話したい様だ!」
「いやいやおかしい!おかしいって!!」
「列王、此処の言葉を覚える気が無いからなあ。ペットか、良くても幼児みたいな感覚で見ているみたいだな!(笑)」
列王には通じていないがライナの言う事には。
「やっぱり聞き分け良くない子ですねえクロは!良い子だから来なさい!」
来なさいだって!(笑)お姉ちゃんの言う事聞けってか!(笑)
更にメイとネネ…ナナも?!列王を引っ張ったり背中を押したりに加わる!
メイとナナはどう思っているんだ?!ネネは幼いし、おつむがもっと幼いが!
「ななな何?!何なの??!」
家族みんなで列王を女風呂に引っ張り込む積もりの様だ。おいおい。
「ちらほらとは耳にするがなあ。家庭では異性でも気にしないで一緒に風呂入る
とか。
実は女の方が裸でも平然としているとか」
其う言った所で又ピュアたん♡がハダカで横切って行った♡
「ははは犯罪!!犯罪だよね?!」
列王は語彙力低いから其れしか言えんなあ。(笑)
「法律だって家庭の中までは兎や角言えんよ。其んな所誰も住みたがらない。
銭湯とか大衆浴場では現代、小学三年生、位まで、だったか?
性別で制限されないの」
「俺は高一だっっ!!」
「分かっているけど!(笑)村はみんなが一家族みたいな所が有るからな!実際、小さい村じゃあみんな何処かで血が繋がっているだろうし!
ウチの女達、新しい家族が増えましたよー、とか列王を見せる積もり
なんじゃないか?」
「いやいやいやいや!ヤバいって!ヤバいってば!!」
「女に縁が無い非モテ野郎共は血の涙を流して悔しがる状況じゃないか?(笑)」
「知らないよっっ!!」
「友達居なかったの?」
「居るよっっ!!其んな下品な話は出て来ないだけだよっ!!」
「ほお?バカな男は小学生からでも下品な話で盛り上がるモノじゃあないかね?」
「じゃあちいはどうなんだよっ!其の、前世の友達とかはっ!!」
「自分は生まれ変わりとか前世とかは信じていないがぁ…
記憶に在る現代日本の誰だかさんはあ………
友人関係は希薄だったんだあ…………ボッチではないぞっ?!
ホントだぞっっ??!」
「………何かゴメン」
「謝るなよっ!悲しく成るだろおっ?!」
しんみりしてしまったものの。此の間も女達は列王を押したり引いたり
している。(笑)体格差って大きいんだねえ。ビクともしない処かしんみり
お話出来ちゃうんだよ!(笑)
だが、とうとう母が列王の左手首をがっしりと掴む。右手はニニを抱えている
からね!
母が列王を引っ張ると、いとも簡単に引き摺られる。女達は列王の背中を押して手伝いだす。
「ままま待って待って待って!!ヤバい!ヤバいヤバいヤバいヤバい!!!」
「一層開き直って喜んじゃえば?
どうだ非モテ野郎共!男の夢だぞ!やーいやーい、とか」
大勢の女達に、体を密着させて押されている今の状況が既に、な?
「俺其んなキャラじゃないよっっっ!!!」
まあ、実際は此んな状況だとオロオロする男の方が大半、いや殆どであろうが。
極一部には間違い無く居るが。ハーレムじゃあとか喜ぶバカ男は。大勢の女性を拉致監禁して喜んでいたバカ男、言うまでも無く犯罪者が、日本でも二件、
外国の話も何件か耳にしたし。勿論、逮捕されたから聞こえてきたんだよね?
しかし普通の精神の男は女集団の前では萎縮するものだ。だよね?女共が
図太さを発揮しようものならもう男は自ら隅っこで小さく成るしかない。
だよね??
昔は良く紅一点、等と言った。男大勢の中に女が一人、という意味だが。
存在力、とでも言おうか?男が大勢でも女一人だけで釣り合ってしまう。
女の方が大勢だと男は精神的に?押し潰されてしまう。其んな感じがするよね?
「さーて♪お風呂♪お風呂ですよー♪」
列王を押すのも楽しんでいるらしきライナが言い。
「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!」
列王は抵抗しつつ絶叫する。其れでもニニを大事に抱えているのは偉い!
まあ、ニニは列王の命綱だと脅してはおいたのだけどね☆
前回投稿後も
パソコン様のご機嫌が
宜しくありませんでした。
通信関係は難しいのですかね?
此方の不備や故障ではない筈、なのですが!
しかし今週中にもう一話、頑張ります!
……所で、列王君、武術教わるのは何時に成る?!
もうしばらく掛かりそう……其の時をご期待下さい!




