第121話 列王、を!お風呂に連れて行ってみた(笑)
今晩は!日付が替わって
土曜日に成った、という所です!夜中です!
此の所、週の二話目は
次の週に食い込んでばかりで御座いました!が!
今回は今の週の内に収まりましたー!!
有難う御座います!有難う御座います!!
ぱちぱちぱち!(拍手)
後は日曜日まるまる潰れるお出掛けをしても
週間二話を保ち続けるだけで御座います!
うん!無理は言わない!
其れが約束を守る秘訣です!
「……………」
「ちい?大人しく成っちゃったね?」
列王が声を掛けてくる。
「………恥ずかしいんだよ!」
「ああ………うん」
何がかって?訊かないで?(泣)やっと終わった所なんだよっ!(号泣)
列王でさえ何がか、を言わなくても分かっているのは、ついさっき
同じ目に遭ったばかりだからな!
「あのなっ?!日本でだって戦前は珍しくもなかったって言うんだよっ!!」
何か言い訳じみているけども!
「戦前?」
令和の高校生には全く通じない言葉に成ってしまったかね?!
「第二次世界大戦の前!昭和の初期位!」
「ふうん?」
「母親は何時も子を負ぶうか何かして手元から離さず、本当に付きっきりで
お世話したとか。
昔ながらの日本人は本当にまめに子育てしたって評判なんだ。
現代は知らんけど」
「現代はぁ~………子どもを捨てただの虐待して殺しただの時々聞くかな?」
「おおっ?!」
「何驚いてんの?!」
「列王如きがニュースか何かを聞いているかの様な事を言っているっ!!」
「ホントにちいヒドいな!?」
妥当な評価です!兎も角!
「実際は昔の日本でだって子どもの扱いが粗末だったり粗悪だったりも
有るのだがな!」
「昔を知っているみたいな事言ってない?」
「筆者が昔のヒトな本を読んでみるとだな!やっぱり一方的に、昔は良かった、
とも言い切れない所は有るってモンだ!
で、だな。話が逸れた感じだが、何が珍しくもないかと言うと」
「ふむふむ?」
「現代日本で言う小学校低学年位までの子が母の乳吸っているのが、だ!」
「ぶっっっ!!」
「珍しくもないって事は其れ以上の年の子でもあり得るって事だな!」
「そ……其う……」
「更に!!今回は食べ物を列王に回す為自分のご飯は最初から無い!とか
言われた。
詰まり!列王の所為だっっ!!」
何がかって?自分が母の乳吸わされたのがだよ!
…まあ毎回自分のご飯が有っても何故か目の前からひょいと取り上げて
母が食っちゃうんだけど!…何で?
「えー………御免?」
流石に列王とて釈然とはしていない様だが!うん!誰がどうしようとも結果は
変わらない気がするんだけどね!
「………所で、ちいの後から、其の……お母さんに抱っこしている子は?」
列王は、母の乳吸っている、とは言えないで矢鱈まだるっこい言い回しを
しているが。
要は今、母の乳を次女ネネが吸い続けている事を言っている!
「彼奴は母の乳が大好物だからな!放っとけば良い!」
「そ……其う……」
「自分は風呂に湯を張らなくてはいけないんだ。付いて来い!」
「風呂?!」
「其う其う、ニニは抱えて来いな!」
「う………うん」
もう列王もニニが矢鱈胸いじりするのが好きなのを分かっているので
躊躇しているが。
役目からは逃れられません☆
自分は風呂に向かいながら話を続ける。
「風呂に湯を張るのは魔法に依存していてなあ。現状、自分かピュアたんにしか
出来ない!」
「ままま魔法で?」
「湯を沸かす設備は無いんだ!昔ながらの遣り方では困難が過ぎるからな!
現代日本の湯沸かし器を想像すれば割と簡単に実現出来た!何れ列王も
役割に加わって欲しいな!」
「俺もっ?!」
「列王が出来る役割が増えれば増える程村で受け容れられるぞ?無くてはならない存在に成るからな!」
「ううううん、ががが頑張るよよよ」
列王の口調がおかしいのは例によってニニに胸いじりをされているからだ!(笑)我慢しているのだ!(笑)
「しかし列王!風呂が村で定着してから現れるとは!もう運が良い、と言うよりは本当に誰かに仕組まれているとしか思えないな!」
「だれだれだれだれ誰?!」
「其んな事は今は結論なんか出ないからどうでも良い!神様みたいな何かとでも思っておけば!
其れよりだな!日本人は風呂好きってよく聞くよな!男は結構な割合で其んな事無えよ!って思うだろうけど!
しかしだな!一度風呂入るのが当たり前ではない所に放り出されてみろ?
我慢出来ないモンだぞ?」
「そそそそ其う?!」
「おーう!!本当に良かったなあ?列王!」
「ううううううううううんっ!」
あんまり良かったとも思っていないみたいだけども!(笑)
もっと悲惨な状況だったらと考えてみろ?今不満とか思っていられるのは
贅沢な悩みというモノだぞ?
其の、困った癖の有るニニだって!温もりを感じるだろ?感触だって心地良い筈だ!
話している内にピュアたんと合流する。ピュアたんも夕食を終えて湯を張りに
来た様だ♡
「おーう♡ピュアたん♡」
「♡♡」
呼び掛けるとピュアたんはまっしぐらに駆け寄って来て抱きついてくる♡
さり気ない様だが、勢いよく抱きついてきた風でいて衝撃は感じない♡支え切る自信は有るのだが、ピュアたんの気遣いは細やかなのだ♡
「………そそそ其のさささ再会した恋人同士みたいなのはははなな何なの?」
列王が茶々を入れてきたがじっくりとピュアたんとの抱擁を味わってから返す。
「此の子は前から抱っこが大好きでなあ♡甘えん坊ちゃんなんだ♡」
「ふふふふふふうんんんんんん?」
「列王だって今ニニを抱っこしているだろう?」
「ししし仕方ないでででで!」
赤ん坊だから仕方ない、と!(笑)でも赤ん坊って、肌触りが迚も心地良い
だろう?安らぐだろう?其の変な癖さえなければ!(笑)
世の中ままならぬものよのう!(笑)
「一緒にお風呂に湯を張ろうね♡ピュアたん♡」
ピュアたんは花開く様な満面の笑みで応える♡幸せそうだね♡
さて、風呂に湯を張るのが夕食後なのは。食後、睡眠までは二時間開けた方が
良いと言うから、其処に風呂を組み込んだのだ。
もっと言えば風呂から食事、睡眠も一時間は離した方が良いとは言うが、
あんまり気にしていても、何時眠れるんだよ!と成るので其処までは大体、という事にしておく。
風呂場に着くと。
「でででででかいねねね?!」
列王の感想は。家庭の風呂が当たり前、銭湯とか馴染み無い。其れ故の感想で
あろう。風呂場は湯沸かしの設備こそ無いが、建物一つが風呂で
男女で分かれていて、銭湯に近い造りをしているのだ!
先ずは湯抜きからしなければ!刀鍛冶の連中は昼に仕事を終える様に
予定を組んでいるので、刀鍛冶連中が風呂に入った後の状態なのだ。
排水は村の外に適当に、なのだが一応排水溝は大工の仕事で出来上がっている。
一応軽く風呂場をデッキブラシで掃除してから湯を張る。
列王はニニを抱えているし、見学だ。
「おお?!此れ……魔法なんだ?」
列王は目の当たりにして改めて驚く。軽く説明はしないとな!
「湯沸かし器ってのは、ぶっちゃけて言えば水道管に直接火を当てているよな?
其れを想像したら出来た!」
「其うなのっ?!」
「勿論細かく言えば、火に強い金属の管に水を通して火を当てているんだろうけどな?仕組み自体は其んなもんだ!」
湯加減を見て水で調節する。湯の量が多い程今の温度が長く保たれる。一日位は大丈夫なのだ。…と言っても風呂で使ったら排水するけどね?!
一通り準備が出来たらピュアたんを労う為に又抱き合う♡
其の内村人達が風呂場にやって来る。文明度低い世界の田舎村じゃあ
日が暮れたら出来る事無いので待っても居られないだろうね!
家の奴らを風呂場の外で待つとしよう。
「ピュアたん♡悪いけど先に入って村人達の世話してやってて?
自分、少なくとも今日は列王を面倒見なければいけないから」
心苦しいが。しかしピュアたんは自分が村に居ない間ずっと風呂を担当していたので問題は無いだろう。
湯を沸かす設備が無いと言う事は、誰か魔法を使える者が付いていないと
水道の様には湯を使えないという事だからな!
ピュアたんは良い子なので即座に風呂場に入って行く♡
列王には日本語で説明しておかないと!
「今魔法でお湯を出せるのは自分とピュアたんしか居ないからな!
ピュアたんはぶっちゃけシャワーの役を果たしに行ったんだ」
「ええと?あの子何か特別な子なの??」
「うむ!子どものお遊び程度の技術を見せてもプロ級で再現してみせる子なんだ!
自信が有る事やって見せて、上回る技術で真似されたらもう、
凹む事確定だな!」
「へえ?何で其んな事出来るの?」
「………謎だ!!あの子、謎の子なんだ!喋らないし!
しかし喋らない割には意思疎通が全く問題が無い!
超能力者か?マジで!って思う」
「超能力………って言うか、チート?あの子も異世界転生か何かじゃないの?」
「あっはっはっはっは!変な作り話の見過ぎだ!!現実的じゃない!!…
…筈、なんだけどな。あの子、異世界の誰かの記憶が有るにしては
本当に喋らないし」
「人魚姫とかー、脚を貰う為に喋れなく成ったんじゃなかったっけ?」
「列王………愛読書は絵本とか、言わないよな?」
「あいどくしょ?」
「其っちかよ!!疑問に思うのは其っちなのかよ!!日本語だぞっ?!!」
「あはははー。日本語だねー(棒読み)」
「はぁ……………(溜息)。愛読書ってのは日頃楽しんで読んでいる書物!
で!!高校生にも成って絵本を読んでんじゃないだろうな?って
訊いたんだ!!」
「まさかー!あははは!」
「だろうなっ!…あー…ピュアたんはだな?喋れないって訳じゃあないんだ。時々日本の事知らなきゃ言えない様な事ポロッと言うし」
「喋るの?!どんな?!」
「薩摩の剣士か空手家でもなければ言わない掛け声とか」
チェストぉーっ!!というヤツだ。
「さつま………いも?」
列王………やっぱり馬鹿!
「あー其うだねー。サツマイモ食いたいねぇー」
「何か投げ槍だね?!」
「其んな事無いんじゃないかねー」
サツマイモ…探せば有るだろうか?所で!
「列王、ニニに胸いじりされるの、慣れたの?」
口調が普通に成っているからな。
「我慢してんだよっ!!慣れる訳無いでしょお?!!」
左様か。しかしニニは列王が騒いでも平然と胸をいじり続けているなあ。(笑)
さて!益体もないお喋りをしている内に家族達がやって来る!
今回執筆中、と言うか
仕上げようかという所で。
パソコン様のご機嫌が悪く成りました。
自分、今回ばかりは
何も不手際は無えぞ?!
けど通信の環境は
色々と維持が大変なのでしょうかね?
皆様もお気を付け下さいね!
…普通に使っていての不具合は
気を付け様が無え!!




