第115話 お出迎えしてみた
お早う御座います!月曜日です!
………あっれぇえええええ?!
今回で先週までの週二話
ようやく達成?!
今週分が未だ?!!
…おぉおう!……頑張ります……!
運動するには、毎日続ける基礎体力作りが大切なものだ。
運動の種目には関わらず!
同様に、此の世界の魔法を使うには毎日続けるべき基礎的な練習…に位置付け
される様な魔法が有る。と言うか其んな感じに成っちゃった!だって其の魔法、
自分で勝手に作って使っていただけだもの!元々其んな積もりでもなく!
はい、靴底魔法ですね!文明の利器・スニーカーを参考に、此の世界の
質の悪い靴を補いたくて作った魔法でした。
とは言え、現代日本の靴なら全て質が良いか?というと其んな事は決して無く。信じられない様だが、此んなモノ売って良いのかよ!!(マジで!)って代物も
結構有った。
スニーカーは日本語では運動靴、とも言う。直訳ではないけど。スニーカーとはスニークするものと言う事だが。スニークを直訳するならコソコソする、
忍び歩く、という事だ。硬い靴と比べたら足音がしない、と言う訳で!
忍者なんかは音がしない歩き方修業するからな!
さて、運動靴と言うからには、歩き易い、のが最低限の条件だと思うのだが。
思うのだが!
世の中、客から金取って売るモノなのに最低限の条件すら分かっていない品物も結構有る。結構有る!ご購入の際はお気を付け下さい☆ホントに大事!
自分の記憶の元と成っている現代日本の誰だかさんなのだが。履いて歩くと、何時も気分が悪く成る靴が有った。態と小さめの靴を買ったので、最初は其の所為かと思っていたのだが。だが!
手に持ってみた時分かった!矢鱈重かったのだ!!ナニコレ!!って思う位!!大昔、体を鍛えるのに鉄下駄なんて馬鹿なモノを履く奴も居たのだが。今時其んなの流行んねえぞ!!と言うか、体に悪いから其んな事しちゃあいけないよ☆
昔やってたトレーニング法で今は悪いと分かっているってのが結構有るでしょ?
其れから一寸履いてみただけで分かった、平た過ぎて履き心地が悪い靴!!
とか!!試し履きも大事だね!!其れ、買っちゃったのだ!!勿論、一回も
実用してないのだっ!!!
もう一度言う!運動靴は歩き易いのが必要最低限の条件だ!何で分かってないで売っている奴居るの?!
おっとっと!落ち着け!自分は其の現代日本の誰だかさん本人ではなかった!
運動するには靴って大事だね!良い靴って、偉大なんだね!と言う事で!
自分は其の偉大な靴を模倣して魔法を作ったのだ!見た目は地味だけど!
其して、魔法使いを志す者には先ずお勧めするのがコレ!!という流れが
出来上がってきた次第。
どうしてだか此の世界に現れた日本人、列王にも勧めてみた訳だが。
「えー……っと、ね?
其のヒト、何か嫌そうな顔して俺を見ていない?」
此奴…話題を逸らしまくるのが好きだな?
まあ…気にはなるか。自警団の団長がずっと列王を睨んでいるのだ。
「言ったろう。村人は基本排他的なんだ。慣れて貰うまでは仕方ないかなあ」
「えー……?」
「其奴から見れば、理解不能な言語で喋る怪しい奴だからなあ、列王は」
「理解不能な言語って?」
「日本語。此処じゃ通じないって、言ったでしょう」
「ちいだって喋っているじゃないかぁ!」
「自分は此処で生まれた村人の子だからねえ。
一層列王が此処の言葉を覚えちゃうか?」
ニヤッとして言ってみた。
「ええ?!俺が?英語だって苦手なのに?!」
英語処か学校のお勉強は全部ダメだろ?!(爆笑)一番得意なのは給食とか言う奴だろ!!(大爆笑)高校じゃあ給食無いだろうから一大事だな?(超爆笑)
「くくっ…大丈夫!此処の言葉は簡単だから!」
「何で笑ってんの?言葉が簡単って、何?」
「言語の構造が単純って事だな!日本語なんかは、言葉の順番は割とどうでも良いし、同じ意味の言葉でも使う者によって使い分けたりするから、寧ろ言語圏違う者からすれば超難解言語に成っちゃっているからな!」
「使い分けるって?」
「例えば一人称!」
「いちにんしょー?」
「列王…ホントに高校受かったのか?
…あー!兎に角だな!一人称ってのは自分で自分をどう呼ぶかって事!列王は
自分の事俺って言っているだろ?」
「あー……其う言う事!」
「一人称だけではなく!同じ内容を喋るにも性別、年代に因って言葉遣いは色々
変わるだろ?」
「えっと?」
「其れ位思い浮かべろよ!年寄りだったらワシはナントカじゃ!とかいう一人称と語尾だとか!」
「あー……!其ういう!!」
「日本人からすれば、西洋言語の性別による使い分けが理解出来ないしな!」
「出来ないの?」
「実は英語は其の辺り緩いんだが、ドイツ語やフランス語でも見てみろ?
昔のラテン語の影響が英語より濃いから!」
「習ってないよ?」
「どうせ列王は学校で聞いたって分からないだろうが!」
「あははは……!」
「で、だな!此処の言語は、言葉の順番は英語的で、使い分けは日本よりは少なめでどちらかと言えば日本っぽいって、感じだな!」
「はあ?」
「詰まり!日本人なら此処の言葉なんか簡単に分かるだろ!って事だ!」
「詰まりって何が?」
「だから!此処の言葉は日本語より規則的で単純なんだよ!日本人なら日本語より簡単な言語なんか簡単に覚えられるだろうって事!
逆に、他の奴が日本語を覚えるのは凄く面倒臭いだろうな!」
「其ぅお?」
「其うだよ!英語が世界的に広まって今や地球語とか呼ばれているのは、一番には比較的簡単で使い易いからだ!
盲導犬に指示を出すのが態々英語なのは、日本語が複雑過ぎてイヌには
正しく伝わり難いからなんだよ!」
「ふうん?」
分かってんのか?此奴も!
「まあ、言葉の問題は時間が掛かるとして!
靴底魔法も今此処でどう成るモンでもないが!心構えだけはしておけ!」
「抑もクツゾコマホーって、何?」
「うん!元々はだな!此の世界の靴は質が悪くてだな?何とかまともに歩ける様にと考えて作ったのが靴底魔法だな!」
「作った?」
驚いている様だが!魔法使いの先人を見た訳でもないからな!自分で考えるしかないだろう?
「簡単に言うとだな、歩く度に足に掛かる衝撃を和らげようとして、毎歩魔法で
使い捨ての靴底を着けるって感じだな!」
「えっ?!其れって………大変な数に成らない?」
「だから練習に成るんだよ!」
「えー………?」
列王は嫌そうな顔をするが。其の程度の想像は着く様だな?
「此の世界ではスニーカー程の靴は手に入らない!だから列王が今履いている靴は大事に取って置いて、此の世界で買った靴で靴底魔法を練習するんだな!」
「えぇえええ………?!」
「異論は認めない!大事に取って置いても何れ朽ち果てるだろうが、履いていたらもっと早く寿命が尽きるからな!」
革靴…と言っても現代日本のは合成ゴムの靴底なのだろうな!普段は使わない
から何年だか前の靴を儀礼…具体的には葬式だが、其の時に引っ張り出して
履いたら、歩いた後に粉々に砕けた靴底がボロボロ零れるから慌てて新しい靴を買った、なんて事が有ったが。ああ、勿論、自分の記憶に在る
現代日本の誰だかさんの話だがな?
列王の今履いている靴を取って置いても、何年か後には其う成るだろうが。其の前に、トナー・リーの町の職人ギルドにでも提供して研究して貰うのも良いか?
列王だって水虫でもないだろうからな?ないよな?
其う此う話して居る内に、見回りしている子の一人目が帰って来た♡
早速外に出て迎えなくては♡♡
え?大人?大人なんかどうだって良い!!(酷い)
「え?ちょっっ!ちい?!」
列王は慌てているが。まあ付いて来るだろ?自警団の詰め所に居ても肩身が狭いだろうからな!
「お帰りぃいいいいいいいいい♡」
「ほにゃあああああああああああああああああああああ?!」
即座に抱き締めると可愛らしく鳴くのは♡
其う♡ワットきゅんです♡
「心配させやがってええええ♡悪い子ちゃんめえええ♡♡」
「やみぇりょおおお!やめみょよおおお!!」
あははははは♡もう蕩けちゃってるじゃあないかあ♡
アレなの?蕩け癖でも付いちゃったのお♡
絞め技を我慢し過ぎた所為で落ち癖でも付いちゃったみたいな?柔道なんかの
練習でね?我慢し過ぎない方が良いよ?変な癖が付くから!
其んなのはどうでも良いが!(酷い)
可愛いワットきゅんとの接触面積が出来る限り最大に成る様にきゅっ♡と
抱き締める♡
まあ、お互い半袖長ズボンなので、肌が触れるのは腕かほっぺ位なのだがな♡
「えー……っと?其の子、嫌がってない?」
「馬鹿!」
「ヒドいいいい?!」
列王が下らない事言うので掃き捨てる様な一言で沈めておいた!
「貴様の目は節穴か!」
「ふしあな?」
言葉が分からねえんだよなあ此奴!
「節穴と言うのは木に空いている穴っぽこでな?目が其れと同じ位
役に立たないのか?という悪口だな!」
「又悪口かよ!」
列王が言われる位馬鹿だからでしょおが!
「此の子の手を見てみろ♡」
「………抱き返しているね?」
其う♡ワットきゅんは口では反発している様で、体は受け容れているのだ♡
「けどさ、其の子、さっきの子とは又別だよね?ちいって浮気性なの?」
「弩馬鹿が!」
「ヒドいってば!」
だから列王が馬鹿な事言うからでしょうが!!
「ウチの子達はな♡みんな可愛いんだっ♡浮気も何も有ったものかっっ♡♡」
「おおおい!顔がお母さん!お母さんに成ってるよおお?!」
「誰がお母さんかああああああああああ!!」
「ええええええええ?!!」
全く!!列王め!言い返している積もりなのか?!
はい、今週始まりました!
以前申し上げました通り
今週は忙しいのです!
今日、早起きしなきゃあ
いけないので、正直
やっべー☆って所ですし!
さてどう成る?!
結果ご報告、
次回の後書きででも
申し上げてみたいですね!




