ヒヒイロカネ
今晩は。
今日は少し書きます。
あまり書かないかも知れません。
でわどうぞ!!
透は一人キャンピングカーに乗り込み愛刀を横に置くと走り出した。
目指す場所はよく分からないが取り敢えず北に行けと言われたので走る。
雪が降っているのでなかなか進まないのを我慢しながら進んでいくと電話がなる。
「あなた今どこらへん?」
「今は日本海にでたところです」
「じゃあそのまま北上して、でも気をつけてね」と言われた時にはもう遅かった。
キャンピングカーの周りを白い車が囲んでいた。
「もう遅い」と言うと電話を切り刀を握りしめると車から降りた。
次々と人が降りてくる。
「リンチかよ」と言いながら刀を抜き構えるが誰も近づいてはこない。
それどころか少しずつ距離を取り始めている。
前に一歩踏み込出したと思ったら前に飛んだ。
しかし相手も後ろに飛び間合いから届かないところまで逃げた。
「何だこいつら間合いわかってやがる」と言うと再び構えた。
相手の目は赤くも黒くもない、普通の人間かと考えていると頭上から笑い声が聞こえて来た。
「ハハハハハ」と笑いながら空から筋肉が凄く身長のデカイ男がパンツ一枚で降って来た。
ドンっと音がして男が地面の上に立つと、
「君が兎 透君だね、話は聞いているぞ、しかし筋肉が足りないな」ととてつもなく大きな声で喋っている。
「誰に聞いたんだ?てか誰だよ」
「すまんすまん、俺はかの有名な聖徳太子と呼ばれたウサギ 大和と言う」と言うと大きな手を出してきた。
透も手を差し出すと潰れるかと思うくらい強く握られた。
「ちょっと待ってくれ潰れる」と言うと、
「悪い悪いつい力入れちまった、負けたくないからな」と訳のわからないことを言うと離した。
「ところでキツネのとこの子が何の用事かな?」
「有を探してんだよ」
「有?それはどんな人かな?」
「ヒョロヒョロの弱そうで俺より少しデカイやつ」
すると急に大和は小さい声に変わり、
「君は頭が悪いのか?そんな奴はたくさんいるだろ」と言った。
「わかってるよ、ただあんたに心当たりがあれば反応するだろ」と腹を立てながら言うと、
「あぁなるほど」と小声で言い、その後は元の大声で、
「彼を返して欲しかったら私を倒して先に進め」と言い出した。
「本当にいるのか自体怪しいのだが」と言うと、
「大丈夫だ、私の仲間達が誘拐した」とハッキリと言った。
「そこまでハッキリ言われると頭にもこねぇよ」と言いながら刀を握り直す。
「俺一人で十分だ」と言うと向かってきた。
そんなに早くない、これなら斬れると思い切り抜けたが全く切れてない。
「ハハハハハ、神器の攻撃は私には効かないのだよ」と言うと右手でパンチをした。
あんな遠くで何の意味があるのかと思っていると炎が飛んできた。
刀で払うと次は氷が飛んできた。
それも払いのけると、
「なかなかやるな、よしこれならどうだ」と言い飛び蹴りをしてきた。
「ふざけるな」と言うと刀身が赤くなり蹴りを受け止めた。
「ほうなるほど」と言うと立ち、
「もうやめだ」と言って手を振った。
「待てよ」と言うが止まらない。
結局残された透は車に乗り込み囲まれながら彼らの隠れ家まで案内された。
中に入り、しばらく歩くと大きな虫かごみたいなものが見えてきた。
中には有が一人で座っていた。
「有聞こえるか?」と言うが聞こえないらしい。
そこに大和がやってきた。
「彼を助けたいならこの籠を壊せばいいだけだ、ただし赤では壊せないぞ」と言うとまた消えた。
赤じゃ斬れないとはどういう事だ?と思いながら力を込めると刀身が赤くなる、そのままカゴを叩き斬る、しかしビクともしない。
何度やっても斬れる気配はない。
透は一点をひたすらに突き続けたが破れない。
次は全体を高速で移動しながら斬りつづけてみるがダメだ。
ふざけるなと思い思いっきり力を込めてみたら刀身が黒くなった。
「何だこれ」と言いつつも振ってみる。
あんなに硬かったはずのカゴが簡単に壊れた。
しかしその代償は大きかった。
透は血を吐くと倒れた。
有は籠が壊れると透が見えた。
しかし口から血を吐くと倒れてしまった。
そこにパンツだけを履いた巨大な男が現れた。
「黒が出る事はあり得ない、すぐ医務室に、うん有君すぐ付いてきなさい」と大声で言うと有は耳を塞ぎつつついて行った。
医務室に入るとすぐに手当が行われた。
せっかく助けてくれたのに死ぬなよと思っているとなんとか一命は取り留めたが危険な状態が続いていた。
その時謎の生物が現れた。
有は慌てて構えると周りの人に止められた。
「あれは悪いものを吸い取ってくれるいい奴なんだ頼むから信じてやってくれ」
そう言われ構えをといた。
生物は透に触るとピカピカ光り出ししばらくすると光りが消えた。
「もう大丈夫です、ただ彼は何か違います」と言った。
「喋れるんだ」と有は驚いていた。
その生物はペコリと頭を下げると歩いてどこかに行った。
「今のは?」
「まぁこの世界の生物ではないと思ってくれて構わない、UMAだ」
「UMAに助けられるなんてね」
しばらくすると透は目を覚ました。
「有生きてたか?」
「それはこっちのセリフだ」
「まぁ礼はいらねぇよ」
そこに大和が口を挟んだ。
「どうやって黒い刀身を出した?」
「さぁ?なんか力入れたら黒くなった、それで簡単に壊せた」
「あんな色は見たことないんだが」
「あんたが何色を見たことあんのかはしらねぇけど取り敢えず斬れたからいいだろ」
というと起き上がった。
「お前らは敵か味方かどっちなんだ」
「今は味方だと思ってくれていい、ただ君たちがおかしな方向に歩み出したら敵になる」
「そうかよ、有行くぞ」
と言うとゆっくりと歩き始めた。
「肩貸そうか?」
「殴るぞ」と言いながら出て行った。
「彼らがいれば大丈夫だろう、ハハハハハ」と両腕を組んで見送った。
二人は車に乗り込むと電話をした。
「ボスか、有は助けた」
「まぁ大丈夫でしょうけど、何かやらされた?」
「あぁ檻をぶっ壊した」
「じゃあ透君金色に出来たのね」
「いや、黒だよ」
「黒?黒って何?透君のお腹の事?」
「腹黒くねぇよ、刀身だよ刀身」
すると向こうで電話を落とした様な音がした。
「何してんだよ、おい聞いてるのか?」
すると受話器を拾い、
「あなたやってはいけない事をやってしまったみたいよ、取り敢えず帰っておいで」
と言うと電話を切った。
「ボスはなんだって?」
「帰って来いとさ」
「じゃあ向かうよ」
「あぁ頼む」
車がゆっくりと走り出しアジトに向かった。
しばらく行くと夜になり交代で走らせた。
朝早くにようやくアジトに辿り着いた。
「遠かったな」
「本当だよ」
と言いながら中に入って行くとボスが待っていた。
「歩きながらで、あなたは本当に変わってるわね」
「ありがとう」
「褒めてないわよ、貴方がやったのは黒刀と言われていて神器のいわばリミットを外した状態にしたのよ」
「使ったらどうなる?」
「人間なら死ぬか廃人になるか、あなたは平気そうね」
「あぁピンピンしてる」
「いや、さっき血吐いて倒れただろ」
「あぁそうだった」
「あなたの生命が吸われたのよ、よかったわね少量で」
「平気、腹減ったくらいだ」
二人は呆れつつボスの部屋に入った。
ソファに向かい合い座る。
「それでどの位の物を切ったの?素材はわかる?」
「謎の素材です、中から触ってみたら柔らかそうだったので殴ってみたら硬かったです」
「そういえば金属みたいな岩みたいな感じだったな」
「え?そんなはずは無いわ、それだとしたらあなた死んでるはずだもの」
「お?何の素材かわかるのか?」
「えぇそれはヒヒイロカネと言われる金属でかなり特別な物なの」
「神話に出てくる金属だけど実在するの?」
「見たんでしょ?でもあれを切るには人間十人分の命が必要よ」
「よくわからんが俺がすげぇって事はよく分かったよ」
「で、透は大丈夫なの?」
「普通ならとっくに死んでるはずだしね、ただもう黒刀は使わないでね」
「わかった、使わない」と言うが本当かは怪しい。
二人がみていると、
「何だよ、何みてんだよ」とうっとうしそうに言われた。
読んでいただきありがとうございます。
某有名焼肉食べに行って二日くらい気持ちが悪いです。
多分量を食べたこととくどかったのが原因かと。。。
でもチャプチェ美味しかったです!
え?お肉? 赤身がすごく美味しかったです!!
次行くなら赤身とチャプチェと冷麺がいいです!!!
キムチとサラダはおいしかったよ。。