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ホテルの謎

モンハンにすっかりハマってしまいました。

内容は考えてあるのですがなかなかあっぷできません。


有はパソコンを使ってみるがまったく反応しない。

「どうしてこんなに古いのしかないんだ」と言いつつもリビングに戻るとジンがソファに座り店主はいなかった。

「店主は?」

「キッチン」と指を指しながら言う。

有は納得してソファの横に置いてある電話の受話器を取るが反応はないので元に戻しジンの横に座る。

「お茶を淹れるだけなのに時間かかりすぎじゃない?」

「そうか? こんなもんだろ」と言いつつも有は立ち上がるとキッチンへの扉まで歩きドアノブに手を伸ばした。

するとドアノブが回り店主が現れた。

「すまない。 お茶を淹れるのは久しぶりで手間取った」

「いえ、気にしないでください」と言いつつ有はお茶を受け取るとソファに戻り座った。

店主はソファの正面にある椅子に腰掛ける。

「パソコンが使えなかったのですけれどほかにありませんか?」

「あれだけだ。 オンボロだから機嫌が悪いと動かん。 すまんな」

「大丈夫です。 それよりもホテルの事を教えていただけませんか?」

「さっきも言ったが客がホテルを選ぶんじゃなくてホテルが客を選ぶんだ。 あのホテルは元々はあそこで夫婦2人で経営していたんだ」

「それがなぜ幽霊ホテルになったのですか?」

「2人は子供が欲しかった。 そこで養子を迎え入れたんだ。 しかしその子が死んでしまった。 原因はわからないがご主人が殺したと母親は思った。 それでホテルを飛び出した」

「酷いわね。 まだご主人だと決まったわけではないのに」

「そうだな。 ご主人は悲しみ、ホテルを壊すと消えたんだ。 しかし5年後にホテルが建った、あの時のままの姿で」

「その時はご主人一人でやっていたのですか?」

「あぁそうだ。 俺はご主人のホテルに行くと朝まで一緒に過ごして帰った。 その間も客が何人かきたな」

「そうなんですか。 その後もたまにやっているのですか?」

「あぁ、ただ招待された人しか見えない仕掛けを施してあるみたいだ」

「仕掛けですか……」

「この町での失踪人はいますか?」

とジンが真顔で聞いた。

「あぁよく居るぞ。 ここは一歩踏み込めば山の中だからな」

「ホテルから帰る人を見た?」

「いや俺が寝てる間に帰ったみたいだ」

「そうですか……」

「何かあるのか?」

「いえ、お気になさらず」と言うとジンは黙った。

「もう一度2人でホテルの場所に行ってみます」と有が言うと店主は頷き立ち上がるとドアを開けた。

「見つからなかったらまた来いよ」と有の背中を叩き外に出す。

2人が車に乗り込み車の向きを変えてもう一度家を見るとそこには廃墟が建っていた。

「嘘だろ……」と有は言いつつ車を走らせる。

2人は店主がいた店まで来たがそこも廃墟であった。

「ジンが何かしたのか?」と有は聞くがジンも驚きながら顔を横に振る。

有は何も言えなくなり車を走らせるとホテルがあるはずの住所の所に戻った。

「ここでどうにか探すしかないか」と言うと有はしゃがみ込み地面を触ったりしながら少しずつ進んだ。

特に手応えは無く有は一度車のそばまで戻ると色んな角度から見てみた。

「ねぇ、中に生きた人はいるのよね?」

と突然声をかけられる。

「あぁ透がいる」と有が答えるとジンは少し考えた後仕方がないと言う感じでため息をつく。

「あなたのお友達が生きてるなら私が夢を見せるわ」と言うと目を閉じて集中し始めた。

しばらくしていると何かが見えた。

「階段? が見えるわ。 後は扉の隙間から何か……あれはリン? リンがいるのね……でもあなたの中に入らないのね……いえ中に男の人がいるわ……」

「どういう事だ? 透以外に男がいるのか?」

「黙って……すぐ横に子供が……男の子がいるわ」

「ホテルの主人か」

「えぇそうみたい。 でも変ね、あなたのお友達には夢を見せられないし夢を奪えない」

「それは夢を見ないということか?」

「えぇそうね。 彼は夢を見ないみたい」

「何とか中に入れないか?」

「しょうがない……この人に夢を見せましょう」

と言うとジンの周りを光の球が包み込む。

そして明かりが強くなるとどこかに向かって飛んで行くと消えた。

「これでいいと思うけれど……」と少し不安そえに言うと2人はしばらく待った。

しかし特に変化は無かった。

「失敗ね……彼は洗脳されているのかも」

「困った」と有も言うと一度2人は車に戻った。


透は1人部屋を抜け出すと廊下を歩いて受付まで降りて行った。

「誰かいないのか?」と声をかけるが誰もいない様だ。

仕方がないので外に出ようとすると受付に男が慌てて走って来た。

「お待たせ致しました。 ご用件は?」と息を切らしながらも言うので透は少し驚きながらも用件を伝える。

「酒が欲しいんだがあるか?」

「ウイスキーでよければございますが」

「それがいい。 くれ」と言うと受付の下からウイスキーを出して透に渡した。

「氷も必要ならご用意いたしますが?」

「いや、いいよ。 ありがと」

と言うと部屋に戻って行った。

そして部屋に入ると椅子に座りウイスキーを飲みながらまた外を見る。

深夜になろうかという時間に人が何人も歩いている。

透は数を数えて紙に書きまた数える。

それを繰り返しているとあることに気がついた。

「おい、ボス大変だ。 ここの外の人を見てくれ」

と叩き起こし外を見せる。

「あの角から黄色い帽子を被った男が出てくる」

「黄色の帽子? そんな人なかなかいないわよ」とバカにしながらも見ているとたしかに黄色い帽子を被った男が現れた。

驚き透を見ると透は反対の角を指差す。

「次は白いワンピースを着た女の人」

するとまた白いワンピースの女性が現れた。

「どういうこと?」

「さぁな? ループ映像を見せられている感じだが……このホテルは少し異常かもな」

「有君も全然来ないしね。 警戒した方がいいかも知れないわ」と言うとリンを起こす。

「リン、敵の攻撃かも知れないわ」と言うと透を先頭に部屋を出る。

1つ下の階に行くと今までなかった廊下が奥まで続いていたので3人は歩いた。

しばらく歩くと曲がり角があり曲がると1人の男の子が座っていた。

「おい、大丈夫か?」と透が話しかけると少年は頷く。

「1人でこんなところにいたのか?」

「いえ、父に言われてここで反省しています」

「父?」

「ここのホテルは父のホテルです」

「受付にいた奴か」

「助けてください」

「あぁわかったよ。 どこにいるんだ?」

と言うと少年は透の手を引っ張り案内してくれた。

そして部屋の扉の前に着くと物陰に隠れた。

ボスとリンも隠すと透は扉をノックする。

すると中から受付の男が現れたが驚いた顔をしている。

「なぜ……ここに……」

「息子さんが案内してくれた、虐待でもしてるのか?」

「息子に会ったのか? 虐待だと? とんでもない」

「助けてくれと言っていたぞ」

「息子はどこですか? 離れてください」と明らかに怯えた表情で言うので透は慌ててボスたちの隠れていた物陰に行くが3人とも消えていた。

「大変だ……」と男が言う。

「どこに行ったかわかるか?」

「多分……ですが息子は殺せません」

「いいから案内しろ」と言うと男を走らせ透はついて行く。


読んでいただきありがとうございます。


モンハンワールドとても面白いです。

今までストーリーがあるようでなかったのですが、今回はちゃんとストーリーがありやりごたえがあります!

しかしモンスターを探すのは少し苦痛です。

まだ導虫になれずひたすらモンスターを探す日々。。

マップも広く結構大変です。。

でも楽しいからやめられないです!!

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