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夜刀 2

大晦日です。


来年まで続いているでしょうか?

 

 透が一瞬襲われた様に見えたがラプトル達は吹き飛ばされ無事に透は倒れていた。

 そして透の真横にはリンが立っていた。

 しかし普段のリンとは違い、頭の上には尖った耳が有り、ふさふさの尻尾まで生えており、

 どこか狐の様に感じる。

 リンが透の側から消えるとラプトル達は次々と蹴り上げられ、怯えた表情で逃げ始めた。

 そこに追い打ちをかけるかの様にボスが笑顔で触っていく。

 触られたラプトルは眠るかの様に倒れ、そのまま絶命する。

「相変わらずすごい技よ」

「ありがと、でもね、これやると疲れるの」と言いながらも触り続ける。

 二人でほとんど倒すと兵が来て透を運び出した。

 ボスは下がっていくがリンが何かに気付き止まった。

 森の奥から大きな動物が現れた。

「ゾウ?」とリンが言うが振り向いたボスが、

「マンモス」と叫んだ。

 マンモスは高さ3メートルくらいあり数は数十頭現れた。

「リン下がって」とボスが叫ぶとリンは慌てて戻ってきた。

 二人が戻るとゲートが閉められる。

 しかしゲートに突撃して壊そうとしている。

 そこに有が走ってきた。

「何があったんですか?」

「恐竜、マンモスたくさんよ」

「え?本当ですか?」と疑いながら聞く。

「本当よ」とボスが答えるとすぐに兵達に対戦車ライフルを構えさせる。

 そんな中透は目を覚ました。

「ヤバイ、寝てた」と言いながら体を起こすと右手に刀が握られているのに気が付いた。

 それをきつく握りしめるとみんなのいるところまで走った。


 ゲートが曲がり始めた時更に衝撃が強くなった。

「他の生物が突進をしてるよ」とリンが言うと有が少し大きめの銃を取り出した。

 ボスは指輪をはめ始める。

 そこに透が走ってきた。

「よう無事か?」

「透君が言うこと?」

「ダーリン生きてたよ」と言うと飛びつく。

 尻尾と耳が付いたままであった。

「リン、尻尾本物?」

「そうよ」

 すると有が、

「本物の妖狐ようこですか?」と興奮しながら聞いてきた。

「……そのいいかた嫌い」

「すいません、でも僕大好きで……」

「は? お前妖怪が趣味だったのか?」

「違います、妖狐が好きなんです、関連グッズは全て集めています」

「だから、私妖狐違う、私イナリ呼ばれてた」

「最高です、尻尾触ってもいいですか」

「ダーリン、殺して」とリンは透に隠れて言った。

 透も流石に何も言えなくなりボスを見たがボスは無言で首を横に振った。

 その時ゲートが壊されると中にマンモン、ラプトル、チュパカブラ、更にトリケラトプスが入ってきた。

 銃を構えた兵が一斉に射撃を開始する。

 有は振り返ると構えて撃った。

 一本の光が走ったと思ったらマンモスの頭が吹き飛んだ。

 その場にいた全員が止まった。

「よし、上手くいった」

「なんだよそれ、良いな」

「簡単に言うとレールガンだよ射出スピードも凄いけど威力もすごいだろ」

「あぁ」と言うとリンを離し透は走り出し襲ってきたラプトル達を切り刻む。

 リンは蹴りながら棒を持って振り回している。

 ボスは集中してて動かない。

 そこに命が現れた。

「ねぇ、何してるの?」

 ボスは集中をやめて命の方を見た。

「命ちゃん危ないから離れていて」

「嫌だ、私も戦える」と言うと命はラプトルに近づくそして目の前に立つと、

「お手」と言って自分の手を出した。

 ラプトルはキョトンとしている。

 命は更に、「おかわり」と言っている。

 ラプトルは訳がわからずとりあえず跳びかかったがそれを透が斬り殺す。

「大丈夫か?」と聞くと不機嫌そうな顔で、

「私のポチをなんで斬るの?」と言われ透はすぐに謝った。

「私はペットが欲しいの、これは戦いよ」と一人燃えながらどこかに走って行ってしまい透は諦めて他のラプトルを狩りに行った。

 有はマンモスやトリケラトプスを撃ちまくり倒していく、しかし敵は増えているように感じていた。

「ボス、切られたら増えていく、核を複数搭載している可能性があります」

 と呼びかける。

 ボスは少し頷くと動いた。

 風のように動きながら次々と打ち倒していく。

 リンはその動きを察知出来たが他の者は誰も気が付かない。

 ほとんどのUMAが排除されるとボスは元の位置に戻った。

 息一つ切れていないのを見て有はすごいと思った。

「これで問題ないはずよ」とボスが有の方を振り向いて言うと、奥から命が走ってきた。

「変なのいっぱいで気持ち悪い」

「あぁ? どれだよ」と透が言うと奥から大量の蛇が現れた。

「これってツチノコだよな?」と透が言うと有とボスは近付き見てみた。

 たしかにツチノコである、二人は頷くと透は嬉しそうに、

「確か見つけたら億もらえるよな?」と言った。

「これは自然のじゃないからダメに決まってるだろ」と呆れながら有が言うと、

「そうか、残念だ」と答え斬り殺し始めた。

 しかしリンはそこには近づかず遠くで見守っていた。

 それに合流する形で命もそばにいた。

 ツチノコが片付いて少し落ち着くと有が疑問をぶつける。

「なぜアジトの奥からツチノコが大量に出てきたんだ?」

「多分土の中を潜ってきたんだ」

「そんな訳ないだろ、鉄板に覆われてる侵入できない」

「じゃあ鉄板を食ったとか?」

「アニメじゃないんだよ」

 すると黙っていたボスが話し始めた。

「多分転送装置を使ったのよ、ずっと置きっ放しだったから」

「バラさずにか?」

「えぇまた使うかも知れないでしょ?」

「そうだけどよ、じゃあまだ来る可能性があるんだな?」

「そうね」

 と言われ透はボスの部屋まで走った。

 廊下には色々なUMAがいた。

「UMAパークみたいだな」と言いつつも斬り殺しては先に進む。




 ボスはすぐに兵達に弾の補充を急がせた、まだまだ外にはUMAがいっぱいいるのだ。

 少し経つとすぐにアジト内にUMAが入ってくる。

 リンに命を任せて兵達と有、ボスはひたすら戦い続けていく。

 そこに追い討ちを掛けるかの如く空を飛ぶラプトルまで現れ、兵達は次々にやられてしまう。

「ここまでか」と有は言いつつも撃ち続けた。

 ボスは先程のように早く動く事はなかったがそれでもかなりの速さで敵を殺していく。

 しばらくすると兵が全滅してしまった。

 残った四人は囲まれてしまった。

 その時聞き覚えの声が聞こえてきた。

「ハハハハハハ、もう安心していいぞ正義のヒーローノース・ダイスケとその仲間たちが助けに来た」

「北さん」と有は嬉しそうに言った。

 しかしとこにいるのかはよくわからなかった。

 ただ四方の敵が吹き飛ばされ、北、朱雀、オオクニヌシ、稲羽が現れた。

「我々がきたからにはもう大丈夫だ」と言うと北は空間そのものを殴った。

 衝撃波が走りUMAたちは吹き飛ぶ。

 朱雀は一体ずつを蹴り上げては手刀を叩き込み気絶させていく。

 稲羽は蹴りのみで戦っている。

「俺が天使を助けるのか」と嘲笑いながらオオクニヌシはハンマーを振り回して電撃を浴びせていく。

 なんとか押し返してきたのだがそれでもまだUMAの数は多い。

 七人は戦いながらも囲まれた状況に変わりはなかった。

 そんな中、有の弾は尽きてしまった。

「クソッ、戦えない」

「気にするな、出来ることをしろ」とオオクニヌシが言うが、有はなにもできないと感じてしまった。

「私が守ってあげるから安心して」と命が言ってくれる、有は仕方なく頷くと北が吹き飛ばした瞬間走り出し兵の死体から銃を抜き次々と撃ち倒しながら次の兵から弾を補充していく。

 それを援護するように稲羽が有の側を走りながら蹴り飛ばす。

「お前は本気を出さんのか?」とオオクニヌシはボスに向かって言いながらUMA達を吹き飛ばす。

「あなたがいるのだから本気は見せれないわ」とボスは笑顔で返しながら手のひらを当て殺していく。

 そして命は真ん中に囲まれて応援をしていた。


読んでいただきありがとうございます。


来年まで続きます!

でも数字が悪いと打ち切りもありえるみたいです!!

来年の春には新しい内容の小説を別で書くみたいなので、数字次第では終わりますね。


と解説者の方が言っておられました!

え? なんの解説者かって?




わかりません。

良いお年を!!

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