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正義

一体どこまでいくのだろうか。。。


次はきっとドラゴンとか出てきそうです。

だってドラゴンもUMAでしょ?え?違う?


 

 男は村に辿り着いた。

「すまないが服をいただけないか?」と聞いてみたが誰もくれない。

 金を寄越せと言われたが意味がわからない。

 そんな時猿がやってきた。

「おーい、服探してるのか?」

「あぁ、これはもう血だらけだしな」

「そうか、ならオイラがお前の服買ってやるよ」と言う。

「かたじけない」と頭を下げると照れ臭そうにしている。

 そして村人の所に猿は行くと服とズボンを手に入れてきた。

「これを履いて、これを来てくれ」

 と言うと、ジーパンとシャツを着せた。

「そっくり」と猿は言う。

「あ、そうだ名前教えてくれ、俺様は孫悟空だ」

「名前か……トールと呼んでくれ」

「名前までそっくりだな」と言いながら後をついてくる。

「その似たやつは悪いやつなのか?」

「あぁそうだオイラをいじめてきやがったんだぜ、頭にくる」

「ならお礼に俺がそいつを倒してやる」

「やめときな、あいつは神器を持ってやがるからな」

「神器……あぁそれは知っている、厄介な神がいるものだ」

「しかもその中でも飛び切りな問題児を持ってやがるからな、オイラはもう関わりたくない」

「大丈夫だ、神器には弱点がある」

「え?そうなのか?」

「あぁ、あれは完璧な物ではないから破壊できる」

「は、はぁ……どんな武器で?」

「この拳でだ」

 悟空は呆れてしまった。

 それでも有達と合流するまではそばに居なくてはと思いそばを歩く。

「ところで君の敵はどこにいる?」

「神の岬だよ」

「私の故郷だな」

 すると悟空の電話が鳴った。

「はいよ、悟空だよ」

 すると有からの電話だった。

「今どこかって?隣村だよ、どこに行けって?え?」

「わかったよ言ってみるよ」

 すると電話を離し、

「トールさんに話があるって透が言ってる」

「わかった、どこに行けばいい?」

「俺たちの村だとさ」と言うと二人は元の道を戻って行った。

 村に戻るとすぐに車がやってきた。

 すぐに透が降りてくる。

「お前が透か」とトールは言う。

「へっ、本当にそっくりだな」と透は笑いながら言う。

 ボスも降りてきた。

 しかしその二人よりも前に北が飛んできた。

「貴様、私が正義の味方ノース・ダイス……ヘボォー」と吹き飛ばされ稲羽がトールに抱きついた。

「離せ、なんでお前がいる」

「何行ってるんですか?二人は一ついつも一緒じゃないですか」

「本当に殺していいか?」

「いやぁ、痺れるー」

 トールは稲羽の頭を持つと投げ飛ばした。

「貴様を慕う者を吹っ飛ばすとは、正義の名の下に成敗してくれる」と北は言ったが透は慕う者に泣かされるのもどうかと思うぞと心の中で突っ込んだ。


 トールは北の側まで来た。

 もうお互い手が届く範囲である。

 北が動こうとした時にはすでに軽く殴られていた。

「なにっ?」と北は言いつつも倒れない。

 トールの方が驚いていた。

 たかが人間で倒れないやつは未だかつて見たことがない、こいつの拳を受けてみたい、

 そう思うと北が殴りかかって来た。

 そのままトールは顔で受けた。

 全く痛くない、本気なのか?と思い少し力を込めて殴ってみた。

 北は吹っ飛んだがちゃんと足だけで着地すると前に歩いてくる。

「この俺、ノース・北……間違えた、ノース・ダイスケはお前の拳では絶対に倒れない、何故ならお前の拳にも正義が宿っているのだその拳では正義の心を持つ者は倒せん」と言いながらまた目の前まで来た。

「俺の拳でもお前を倒すことはできん、しかし仲間のため引き下がる訳にはいかないのだ」

 と言いながら殴りつけるがトールは倒れない。

 二人は倒れることなく殴り合う。

 いつしか友情に似たものまで芽生えて来たような気がした。


 そんな二人を邪魔するかの如く透が前に出た。

「おい、お前がオオクニヌシなんだろ?」

 二人はピタリととまった。

「私はトールと言う名前だ」

「透は俺の名前なんだよ、てかその服なんだよ」

「それは俺様がお礼にプレゼントしたのさ」

「猿は黙ってろよ」

「おい、透、お前は心優しい彼をいじめたそうだな、俺には恩義がある、お前を倒させてもらう」

「上等だ」と言うと透は刀を抜く。

 トールは近くに置いてあったハンマーを持った。

「これはいいハンマーだな」と言うと、ハンマーを片手で振り回した。

 そしてトールは透に向かって跳んできた。

 それに合わせるかの様に透は刀を振り下ろす。

 トールはそれを避けると直ぐにハンマーを振り上げた。

 透はそれを刀で受ける。

 しかし刀に電気が流れ小さな爆発が起き透は吹き飛んだ。

 立ち上がるとすぐに力を込め始めた。

「使いこなせるのか」とトールは言うとハンマーを支えにして立ち見ていた。

 刀身が赤くなり始めるとトールは拍手をした。

「ところで何で君達はここにいるんだ?彼は一人ではここには来られないのか?」

 とトールはみんなに聞いた。

「教えないよ」と有が言った。

 するとトールはめんどくさいと言う表情をし、

「理由くらいいいだろ?人間じゃないのも混じってるわけだし」

「臭いでわかるのか?」

「あぁ、お前ら分からないのか?人間はそんなに退化したのか?」

「何を言ってる?」

「お前たちはそこの悪魔達に騙されている、我々の国を奪い更には人間を奴隷の様に扱った」

「え?」

「違う、それは伏犠がした事で総意ではない」とボスが言った。

「そうか、なら何故助けに来なかった?何故奴を野放しにした?」

「それは……」

「奴が怖いのか?結局戦ったのは俺だけか?こいつでは俺の相手にならん」

 と言って透を指差すとハンマーを投げた。

 透はそれを避けると赤く光った刀身で跳んできたトールを斬り下ろす。

 しかしすぐに動かなくなる。

「これは神の武器かも知れない、だが神の武器は人間を殺す為に作られた訳ではない」と言うと刀身を横から殴った。

 すると刀身は簡単に折れてしまった。

「この世に完璧なんて物はない」

 と言い透を蹴り飛ばした。

 透は気を失った。

 トールは折れた刀身を透の横に投げた。

「どうしてもなら相手するぞ」と言いトールは素手で構える。

 そこに北が出てきた。

「今は勝てない、一度みんなは引いてくれ」

「北さんは?」

「有、俺は勝てないかも知れない、だがお前達が帰る時間を稼ぐ事ぐらいは出来る」

「やめなさい、ボスの命令です」

「ボス、男にはやらなきゃいけない時があるんです、そう愛した人を守る為に」

「え?愛した人がいるの?奥さん?」

「え?いや……仲間って事です……とにかくみんな逃げてください」

 しかしそこに朱雀も出てきた。

「私も残る、武団の朱雀参る」

 するとトールは武団に反応した。

「小娘、武団はまだあるのか?」

「えぇありますよ」

「奴が作った事になっているのか?」

「始祖はオオクニヌシ様です」

「奴はそう名乗ったのか」

「やつ?私の師匠が教えてくれました」

「そうか、まぁいい相手してやるよ」

 そこに稲羽も戻ってきた。

「二人には世話になったが私は命の恩人をお助けする」といい立ちはだかった。

 四人とも構える。


読んでいただきありがとうございます。


UMAといえば黄色くて歩くときお尻をフリフリさせて…でドラゴンが出てきて、騎士が出てきて裏切って…

あの話はいつ終わりを迎えるのでしょうか?

何とか2とか出しちゃってますけど終わらせるつもりないですよね?

でもなんでかな、毎回やってしまう。

大好きなゲームです。

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