周りを調べよう!
あの後しばらくの間不自然に思われないように泣いていたが疲れて寝てしまっていたらしい。
ベビーベッドであろうか木で組まれていてそこに、地球で言うところのとても柔らかい藁のような物が敷かれその上にきれいな、純白とまではいかないが布が敷かれ、さっき言った藁のようなが詰め込まれた枕が私の頭の後ろにあり、そして掛け布団がかけられている。
木製のドアが開く音が聞こえたのでそちらの方にまだ首は動かないので、目だけむけると生まれた時に私を覗き込んでいた男性と肩より少し下ぐらいに髪を切っていて前髪は眉あたりに切っている深い青の髪と紫色の目の女性がこちらに向かってきている。
ちなみに肌の色は日焼けしているかどうかは知らないが小麦色だ。
父と母であろうか。
女性の方が私を優しく抱き上げてきて、男性の方は私の頭を撫でている。
またどこの国かわからない言葉で話しかけているが、そろそろ何を言っているのか理解したいのでよく聞いてみることにした。
母が「~~メルカ~。」
父が「メルカ~~~。」
と聞こえたので多分メルカが私の名前であろう。
それからしばらく聞くとどうやら日本語の発音の仕方と似ている事が分かり、さらに抱き上げてもらったおかげで窓から(ガラスは、はめられてなく雨戸はあった。)外の様子も見えた。
木と土壁みたいな物でできた家が見えており道はなるべく平らにした石で作られている。
遠くに不揃いの石と木でできた街を囲うように作られた城壁みたいな物が見えた。
そろそろお腹が減ってきたので泣く事にした。
母は巨乳だった。
前世Bカップの私には悔しかった。