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喜怒哀楽  作者: ちょろ
1/2

1-1 喜

初めての感情が僕を振り回す。

勇気を振り絞った屋上での告白。青空の下、うつむいた彼女がつぶやいた一言「はい」。

世界は変わった。光が満ち、原色があふれる。世界が幸せで満ちているように思える。

初めての二人での下校。家が反対の僕たちが一緒に歩けるのは高校から坂を下る間だけ。ほんの500メートル。時間にして10分。

何を話そう、どこに行こう、声が聴きたいな。僕のこと本当にすきだろうか、何を考えている、何をみている。

左を歩く彼女は何も話さず、真っ赤な顔でうつむいている。

坂の下が近づく。一緒にいたい。がっつくのはダメだ。クールにしないと。でも、でも、でも・・・。

未体験の幸せとたくさんの混乱、つながりたい想いが左手を動かした?

思い切って彼女の手を握り締めた。汗かいてないかな、拒否されないかな。鼓動がピークだ。息ができない。もうだめだ。死ぬ。

ますます真っ赤になった彼女は、少しだけ僕の手を握り返した。


修練用に400字以内で喜怒哀楽を淡々と書いていきます。


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