表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
入学しました。
8/56

4 演劇部を覗いてみたら…

そんなわけで…

帰りの会後、演劇部の部室に向かいました。


さて、演劇部があるのは、4階の突き当たりの教室。その扉の前には…制服のお姉さんと、サルが1匹…失礼。サルの着ぐるみを着た人がいた。


「いらっしゃいませ~演劇部はこちらでーす。タイムセールで今ならこのサルがたったの百円!お買い得ですよ~♪」


「お買い得~お買い得~♪」


制服のお姉さんが、サルを売っていた。いや、部員勧誘をしていた…多分。


「えっと、演劇部ってここですか?」


チャレンジャーの菜穂ちゃんが恐る恐る尋ねた。エライ!!


「そうよ。部室で三年生が舌なめずりをして待ってるからね♪」

と、お姉さんの一言に…


「しっ舌なめずりぃ!?」


3人キレイにハモりました。(^O^;)


「冗談だよ~♪さぁさぁ、3名様ご案内♪」


おサルさんのお姉さんに招かれて中へ入ると…


『そこは不思議の国でした。』


……じゃなくて、ニコニコの先輩と、優しそうな先輩と、なぜか踊っている先輩がいらっしゃいました。


「ようこそ、演劇部へ。」


と、制服のお兄さん。優しいお顔。そして、それなりにイケメンですよ、この先輩。


「よかったぁ~マジで誰も来ないかと…」


なぜか、犬をかぶっているお姉さん。ニコニコが泣き笑いに変わっちゃってますな。


アズサってば、大げさだなぁ。」


こちらは、ネコ耳をつけたお姉さん。まだ踊ってるよ…。


「あの、琢磨タクマ先輩。俺、勧誘まわってきたいんですけど…。」


と、いいながらカーテンの裏から、サンタのお兄さんが出てきた。まさか、カーテン裏で着替えてたのか!?向こう側は窓だろ!?ベランダだろ!?フリーダムすぎますよ!!いいんですか!?そんなんで!!


リュウか。いいぞ。行ってこい。」


「あれ?竜ちゃん1人で行くの?エミでも連れて行けば?」


「え?私?」


驚くネコ耳先輩。でも踊りは止めないというねww


「もう、圭一ケイイチ先輩も外に出てるんで。とりあえず、行ってきます。」


「そう?いってらっしゃい。」


「いってらっしゃ~い。」


みんなに見送られたサンタのお兄さんと入れ違いで、受付のお姉さん達が顔を出した。


「4名様入りま~す♪」


「まぁ~す♪」


扉の向こうから現れたのは…


「お、優李じゃん。」


うちのクラスの男子と担任だった。


「お、悪ガキトリオ。君らも入部希望?」


梓と呼ばれていた先輩が笑顔で対応。


「いや、哲兄テツにぃが来いっていうから仕方なく。」


男の子が無表情で受け答えた。


「別に行きたいところもなかったしな~。あと、梓姉アズサねぇ!!もう悪ガキトリオは止めってくれって言ったのに…。」


「と、いうわけで優壱とセイ翔馬ショウマ。3人入部な。」


先生も笑顔で対応。


「え!?哲兄、そんなの聞いてない!!」


「何を慌てているんだ?翔馬。こうなることは目に見えていただろ?それなのに、ついてきたおまえが悪い。」


「じ、じゃあ星はいいの!?」


「これから仕事をしていくうえで、演技力は大切だからな。」


「えぇ…わかったよ…。」


星くんという子の諭しに翔馬という子も大人しくなりました。

冷静君は、星くんっていうんだ…同じクラスなのに知らなかった…。


「これで、廃部は免れたな。にしてもお前たちの学年は気が早いヤツばかりだな…もう殆どのヤツらが部活を決めていたよ。」


「え!?ウソ!!」


先生の一言に梓と呼ばれていた先輩が部室を飛び出していった。


「あの、先生?」


千津ちゃん、勇気を出して一言。


「どうした?七瀬千津。」


「状況を全く読み込めないのですが…。」


「あ…まぁ、3人が戻ってきたら話そうか。」


「じゃあ、それまで一緒に発声練習しよっか。」


と、いうわけで謎が大量に残る中、ネコ耳先輩に促され、私達1年生は発声練習を始めました。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ