表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

「えーと。こういうときはどうすんだろ」


目の前にいる、病院で探していたらしい実験台さん・・・のような人。

別に本当にそうだっていう確信は持てないし

全然断定はできない。


「ねぇ、ここどこ?」

「へ?」


まぁ、とりあえず会話は出来そう。


「えと、ここはー俺の家」

「あんた誰」


・・・さっき名乗ったっちゅーの


「エドヴァ」

「ふーん」

「ふーんっておい」


自分のことはどうなんだ


「あの・・・エドヴァ、さん?頼みたいことあるんだけど」


はいはい、なんですかな。

出来れば君の正体がわかるようなことがいいんだけどね。


「私の名前、教えてくんない?」

「は」





「なんでやねーーーん」


マジでなんでやねーんって感じ。

こっちが聞きたいっつーの


「何、本当にカスでも覚えてないの?」

「う〜ん・・・」


実験台ちゃんは腕を組んでうなった。


「う〜ん・・・出てこない」

「・・・・」


そんなこと言われても

教えてとかまずムリ。

こっちだって初対面だっつーの


「あ!」


実験台が隣のビルで日の光があまり入らない窓から外を見ながら急に声をあげた。


「なに?」

「ユキ」

「雪?」

「そう。ユキ」

「何?降ってる?」

「違う、名前」

「なんかかわいい名前だね」

「そう?」


ついに自分の名前を思い出したらしい。

まぁどうでもいいけどよかったね。

実験台の名前はユキ。

これはこれで、まあ一件落着?


「じゃあ」

「は」


と思ったら、

なんと、ユキは追われている身?なのにこの家から出ようとしている。

なんつー奴


「まってよ」

「なんですか」


・・・いっちょ引っ掛けてみるか


「どこ行くの?」

「出るんです」

「どこから?」

「この町から」

「ムリだよ」

「どうして?」

「そういう決まりだから」

「でも行きます」

「どうして」

「・・・つかまるから」


・・・・・・・

ビンゴ

やっぱりこいつが今朝探してた実験台だ。

俺が一応関係者ということは伏せといたほうがいいか・・・


「じゃあ余計にそのへんふらふらしてたら捕まるんじゃないの?」

「でもここにいてあんたに迷惑掛けたらイヤだから」


・・・・・・


ん?

俺、何?

かくまおうとしてんの?


目の前ではつるつるお肌のユキちゃんが今もなお外へ出ようとしている。

俺はそれを見て引き止めている。


ああ、そうか






「お願いだからここにいて」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ