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魔法少女のクラスメイト
ずっと君を見ていた
魔女と戦うその姿は
かっこよかったし
憧れた
僕はそんな君の最後を見届けられなかった
僕は君と同じ世界の人間だから
もう君のことは思い出せない
君はこの世界から存在が消えた
産まれてきたと言う事実すら消えた
でも観客は覚えている
僕は君と同じ世界の人間であるが故に
誰にも覚えていてもらえない
いや
そもそも僕に名前なんてないんだ
名前も顔も体も与えられて無い
でも確かに君のクラスメイトだったし
君を見ていた
ちょっと辛いことがあったからって
所詮君は主人公で
僕は名前のないクラスメイトだ




