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ある兵器の物語或いは人の慾の末路  作者: レインズ
第1章 カンターヴィレの大虐殺
8/25

8.そして、賽は投げられた。

互いのすれ違いは解消されることは無く、ただ不毛な殺し合いが始まります。

 日が昇る。むき出しの砂と岩の荒野が朝日に照らされる。朝の風で巻き上げられる砂ぼこりで光は乱反射する。


「いい朝だなぁ・・・。」


 心地の良い風に、麗らかな陽射し。わりかし理想的な天気だ。

 ・・・兵隊の大軍がやってきていなければ完璧だ。


「よーし、あと1時間経てば両陣営も配置につくし、ちょっとだけ待つか。」


>>>>>>>

ハイツ全軍 決戦本部


「・・・そうか、もう下がれ。作戦まで休んでろ。」


偵察兵がテントを出ていく。


「サントも戦力を掻き集めて終わらせにかかるとはな・・・、まさか私が蹴るのを見越していたのか、はたまた別の理由なのか・・・。」


想定の中でも最悪のものになってしまい少し頭を痛める。


「ええい、今やるべきは来る敵軍の撃破、殲滅、それだけだ・・・。」


ハイツの将軍は心の取っ掛かりを放置し、戦場に赴いた。


<<<<<<<

サント全軍 決戦本部


「やはり、ハイツは軍備を整えてましたね。」

「ああ、それにあの智将だ。偵察に行かせた者も確認できないポイントにも兵を伏してるはずだ。正面突破で何とかなるようなことは万に一つもない。」


 はっきり言えば、士気は高くない。この場には徴兵したものが多く、彼らは1年前後で帰還できるはずだった。

 しかし、戦況の泥沼化でその期間は延びに延びた。すでにホームシックで帰還させられた者たちもいる。


「これが最後の戦いだ。彼らにはもうひと踏ん張りしてもらわなければならない。」

「我々も腹括りましょう。彼らが生きて戻れるように、死力を尽くしましょう。」

「そうだな・・・。さて、そろそろ作戦開始時刻だ。」


サントの中将と大将は覚悟を決め、戦場に赴いた。


ーーーーーーーー

そして少女は、その戦場にて静かに待つ。

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