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ある兵器の物語或いは人の慾の末路  作者: レインズ
第3章 オーダー・オブ・ワルキューレ
21/25

21.どちらかというと、厄介事に突っ込む

目立ちたくないって言ってる系主人公、逆に厄介事に首突っ込みがち。

「ん-、やっぱり暇だな・・・。さっきの変な奴らは反応が無くなってるし・・・。それなら、正義っぽいことでもしようかな・・・?」


 ここは人気のない森林。人目に付くのを憚るような奴がコソコソ何かするのにはちょうどいい。そう例えば私みたいな虐殺兵器とか・・・。他にも人身売買グループの本拠地とか、法外薬物の生産をしている組織犯とか、いろいろいるらしい。


「よし、思い立ったがなんとやらだし、慈善事業(ぎぜんじぎょう)でもするか。」


 早速、準備をしよう。さてと、まずは《迷彩ステルススーツ・ミスト》と〈スカルモルドブレード〉、〈ハンドガンアーム・フルンド〉でいいか。

 

「弾丸は・・・そういえば、いつぞやに伝令兵から奪った50発があったな。あれ使うか。」


 格納庫に適当に突っ込んでた武装を引っ張り出し、サッと整備する。

 ハンドガン用の弾丸をザラザラと口に流し込む。体内の弾倉に補給されてゆく。


「《ミスト》・・・。これも《スヴァーヴァ》並みに頭おかしい兵装ねー。」


 光学迷彩による不可視、変温被膜によるサーマルセンサーの防御、そして、極めて移動時の音を排除して高速移動が可能なこと。


「侵入とかステルスキルにはアホみたいに使えるからね、偶には外に出さないといけないかもだし。」


 でもこれ、体のラインが浮かぶんだよね・・・。まあ、外見年齢15歳の色気もへったくれもないうえに人間的な器官も全部無くなってるから気にすることないか!


「よーし、待ってろ悪党どもー!正義の鉄槌をこの『アリア様』が下してやるー!」

・・・なーにいってんだか。でも久し振りに『自分の名前』言ったなぁ。



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