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ある兵器の物語或いは人の慾の末路  作者: レインズ
第3章 オーダー・オブ・ワルキューレ
19/25

19.戦乙女の羽休め、

過去回に区切りをつけて今回から新章です。

-----------

「あー・・・退屈。」


 今、《スヴァーヴァ》で飛んでいる。クレーンアーム《フロック》でコンテナハウスを運びながら。


 カンターヴィレでの戦争を見事(?)終わらせた私は次なる戦地に向かっていた。飛行中は退屈だ。

 

「一応、与えられたオーダーだからこなすけど・・・


『これから先、大陸中で発生する戦争に介入し、それを抑えること。』


って、終わる気配が無いんですけど・・・。」


 面倒なことに、『カレツ・クムヌ百年戦争』は大陸の均衡をガッタガタに崩して今でも代理戦争のようなカタチであちこちで戦争が起きている。


 終戦の日、私があの糞野郎共をブッ殺したあと、私を造ったクズ野郎に落とし前を付けるために研究室を襲撃したときにアイツに言われたオーダーを受けて6年、(あーえと、年越したから7年?)くらいずっと戦場に立ち続けてる。


 改造されてからは《コード・オーディン》というプログラムに登録されている人間のオーダーには従うようある程度の強制力が働く。正確に言えば働いていた。

 アイツを殺す直前に、アイツは過去のオーダーたちを消去してさっきのオーダーを私にとっての最重要オーダーに設定し、《コード・オーディン》を永久解除した。


 故に、私の行動指針はさっきのオーダーとなっている。

 え?皆殺しは「抑える」じゃない?いやー、「犠牲者を出すな」とは言われなかったから。結果的に何とかすればいいでしょ?第一に殲滅目的で造られた私に皆殺し以外の結果を求めないでほしい。


「んー・・・、この間大盤振る舞いしたせいで《スヴァーヴァ》がそろそろガス欠だな・・・。」


 致し方ない。この辺りで着陸するか。

 幸いこの辺りは深い森、下手に人間が近づくことも・・・まぁ、無いだろう。一、二晩ここでキャンプすればエネルギーも十分に補充されるはずだ。

 

・・・なーんもないといいなー。

ソーダネー、ナンモナイトイイネー・・・。

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