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ある兵器の物語或いは人の慾の末路  作者: レインズ
第2章 生物兵器「ワルキューレ」
16/25

16.そうして少女は兵器となり、

単調な実験記録です。

 最初は小型爆弾を飲み込ませ、歩く爆弾にした。

 

結果 胃酸によって部品が破損、不発。


対策 耐酸性のコーティング


再結果 十二指腸付近で梗塞し、壊死が生じ、臓器不全で死亡。後に投擲型として再利用。

 

 この実験で10体消費


 次に別の部位に爆弾を取り付けることにした。


結果 心臓、脳 拒絶反応を起こし死亡。

   四肢 組織の壊死が発生、戦線に投入したが稼働に難があり敵陣営まで到達せず投擲型として再利用。


対策 四肢の爆弾を爆発性マシンパーツに取り換え。


再結果 改造費用の高騰のため本来の目的から逸脱。


 この実験で32体消費


 次に爆弾をやめ、銃火器を取り付けることにした。


結果 生体組織と銃火器が拒絶反応を起こし機能不全となった。


対策 義手義足として取り換え手術を実行。


再結果 重量の増加、不十分な小型化でかえって使い勝手が悪くなった。最終的に兵士たちの盾として特攻兵に配属、後全員死亡を確認。


 この実験で68体消費


 次に小型化に成功した銃火器を義手義足として取り換えることにした。


結果 小型化による補充の回数の増加、停滞時間の延長によりやはり使い勝手が悪いままだった。


対策 補充用弾丸の所持数の増加、及び補給兵としての改造


再結果 可動の鈍化による集中砲火をくらい全滅。却って敵軍に物資を奪われる結果となった。


この実験で148体消費


 次に改造人間サイボーグにし、銃火器一体化にすることした。


結果 素体の排熱機構が不十分のためオーバーヒートが多発した。


対策 発熱部位の特定及び排熱、冷却機構の改良


再結果 内部発熱の見逃しによる内部融解による稼働不良の発生。コアユニットのオーバードライブによる投擲型爆弾に改造。


 この実験で76体消費


 次に思考用人格プログラムによる完全アンドロイド兵器に改造することにした。


結果 人格プログラムの自殺欲求によって稼働不可状態となった。


対策 カズキ博士のカスタマイズ『自己保存プログラム』の導入


再結果 人格プログラム同士で殺し合いを始め、カズキ博士の隔離した一体を残し全てが破壊。


 この実験で23体消費


最終実験 残った少女の人格プログラムがインストールされたアンドロイドの武装強化。


1.前腕部を取り換え可能な銃火器ユニットに改造

2.上腕部に弾倉の装填部の取り付け

3.両手を小型装備に改造(右手ハンドガン、左手カタナ)

4.足底部に重油タンク及び火炎放射器の取り付け

5.大腿部に武装ユニットの格納庫を併設

6.腹腔中を弾倉、火薬の保管庫に改造

7.人格プログラムAIに各種戦闘データ、兵器の運用法、その他会話プログラムのインストール


殲滅用人型決戦兵器 

コードネーム「戦乙女ワルキューレ

var1.0.0

完成・・・。

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