神々の相談 続き(変わらず4神)
こんばんは。1話目最後です。読みにくくてすみませんでした。このお話も最初の方に前のお話の最後の方を載っけました。
「そうなんだよねぇ〜、辞書を知っていてきちんと辞書の使い方がわかる人で、あと僕としては王族とかよりも冒険者や旅人とかに持ってもらいたいかなぁ。その方が色々な使い方もするだろうし工夫するだろうから辞書スキルの可能性を魅せてくれると思うよっ!なんてったってその方が面白そうだもんねっ!」
オムニスリィーノル様の言いたいことは分かるがそのような子供、いるだろうか?先程プルクライシス様が仰っていたように地上で辞書を見た事がある子供などほんの十数人程度だろうし、どの子供も王族や研究をする旅や冒険とは縁が無い子供達だ。
「その様な条件の子供は中々居ないかと…子供の自力でのスキル発現を待つとしたら後数百年、若しくはそれ以上待たないと現れないかと。子供の自力でのスキル発現を待たず、我々の介入による強制発現させるにも先程のスキルの使い手の条件に当てはまる子供がおりませぬ。」
「そうよねぇ」
「そうじゃのぅ」
「う〜ん…う〜ん… はっ!そうだっ!良いこと思い付いちゃったよっやっぱり僕は天才だよっ!!」
「なんじゃ?」
「何を思いついたのよ」
「今度は何を…(はぁ。)」
「この辞書スキルを思いついた子供に使って貰うんだよっ!」
「思いついた子供じゃと?どういう事じゃ?」
「あのねあのねっ!最近新しい趣味でね『執筆』つまり小説を書いているんだっ!神界から見えるこの世界の子供達の日常を少しづつ書いて投稿してるんだぁ!その小説のコメントを書ける所に『新しいスキルのアイディア下さい』ってお願いしたら沢山の子供達がアイディアをくれてねっその中に辞書スキルがあったんだよっ!」
「投稿?アイディアを教える?神に?もしかしてそのアイディアをくれた子供ってこの世界の子供じゃないのっ?!」
「うんっ!あの神がたくさん居る地球の子供だよっ!あっ勿論僕の事はみんな知らないよ?この世界と違って神を感じられる子供が滅多に居ないんだ。書籍化しませんかっ?って話を貰った時は慌てちゃったよ〜すっごく嬉しかったけどねっ」
「何が、良いこと思い付いちゃった!よ!ちゃんと現実味のある話をしてちょうだいっ」
「いやいや!ちゃんとと現実味はあるよっ?!前に神獣でやった事あるでしょっ?あの時みたいに子供の居る世界の神と子供の了承を取ってこっちの世界に来てもらう。帰りたくなったら元の世界に帰ってもらう。帰ったら元の世界のこっちの世界に来る直前に戻ってるってやつだよっ」
「あれのぅ。神力を仰山使うやつじゃな。この世界で自力で発現するのを待ってもいいんじゃないかのぉ」
「いいやっ!神力はたくさん使うけど、子供達の文化や文明の発達や考え方の可能性の為にも地球の子供に来てもらうのはいいとこだと思うよっ?この世界は魔法に頼ってる所も大きいし地球の技術は良い刺激にもなると思うよ?それに早く辞書スキル使ってもらいたいしぃ。ねっ?いいと思うでしょっ?」
はあぁぁ。
「「「辞書スキル使ってるところがみたいのね(んじゃな)(んですね)」」」
「てへっ?」
はぁ。まぁ、いつも通りだ。うん。
「念話はずっと繋がってるけど他のみんなも地球の子供に来てもらうって事でいいかなっ?」
「そう言えば念話は繋がっておるのにうんともすんとも言わんのぉ。聞いておるのかのぉ?まったく。」
研究中のファキオルゴス様もそうでしたよ?オムニスリィーノル様と私の2人だけで会議をしたのはもう何回でしょう?数え切れません。丁度1万回目の2人会議から数えるのを辞めました。あれはかれこれ何千年前のことだったでしょうか?
一応念話の会話は後で聞けるからまぁ良いでしょう。
「じゃあこの後僕がアイディアの子に話してみるねっ!ルーラシウスティイも一緒によろしくねっ!僕だけだと不安だしっ!」
「自分で言い切らないで下さいよ。一応一緒には居ますがお話はご自分でお願い致しますね。」
「うんっ!じゃあ行こっかぁ」
ん?
「はぁ、あの、もしかして今すぐという事でしょうか?」
「ん?もちろんだよっ?」
はぁ。
「分かりました。」
「アイディアの子供は丁度寝ているみたいだから夢の中にお邪魔しよっか!」
「私は着いていくだけですので。おまかせ致します。」
「じゃあ行こうかっ!れっつごぉ!」
「…」
「ルーラ君、れっつごぉは?」
「れっつごぉ」
「よしっ!じゃあいこっかぁ〜」
「騒がしいわねぇ」
「ルーラシウスティイがストレスでハゲんか心配じゃのぅ。お主は美と健康の女神じゃったろ、毛を育てる薬は持っておるのかの?」
「レディに毛を育てる薬って…髪の毛の艶を良くするお薬ならあるわぁ」
「ならお主はこの後は毛を育てる薬作りだの。」
「まぁしょうがないわね…このままだとルーラシウスティイの毛根が不憫だわ。宮に帰ったら早速作るとしましょう」
「そうだの、じゃあまたの。」
「ええ、ではまた。」
「そうじゃ、プルクライシスよ、宮に帰る前に顔のそれを取った方がいいんじゃないかの?」
「顔のそれ?…きゃああああああああああなんで早く言ってくれなかったのよっ!!」
「い、いや、態とやってるのかと思ってのぉ」
「もういやああああああああ」
「(た、退散じゃっ)じゃ、じゃあまたの。」
「(涙目)」