表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

ピニャータ

作者: みかづキ

隣のアパートの中庭

学生達がそれで遊んでいた


一度叩くと凹み

二度叩くと穴が開き

三度叩くとお菓子が溢れる


面白そうだな

楽しそうだな

僕もやりたいな


それで僕はそれを手に入れた


一度叩くと凹み

二度叩くと穴が開き

三度叩くと溢れる


四度叩くと穴が広がり

五度叩くと溢れる

六度叩くとまた穴が開く


僕は楽しくなって

何度も叩いた

叩けば叩くほど

溢れ出てくる


僕は家に置く事にした

暇な時や腹が立つ時

何度も叩いた


でもある日

何も出なくなった


僕はそれが悔しくて

何度も何度も叩いた


でも何も出なかったから

僕はそれを投げ捨てて

次を探す事にした



「初めまして。隣に引っ越してきた××です」

「初めまして…これからよろしくお願いします!」


笑顔で答えた

ピニャータやった事ないからやってみたいけど、一人でやっても楽しくなさそう…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] コワいですねー♪ ゾクゾクしますねー♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ