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Never Dies、命の代償  作者: 雛人形
解かれる世界
11/11

潜入(一)

潜入前の話です、よんでみてください!

何方でも、どんなでもいいので感想等おねがいします

 「一週間も私らを放置しといて、何処をほっつき歩いてたか説明して頂戴」

 

 全滅して、全員が死亡したと思い込んでいたところへ、突然彼が訪れてきた。

 この状況を鑑みて即座に総一は理解した、止まっていた歯車が動き出したと。

 これを予期していた訳ではないが、準備中の札をドアの取っ手に掛けて鍵を閉め三人の下へ戻る。


 と、既に倉崎三枝が開口一番に北条に詰め寄っている処が目の前に見える。


 「待て待て、

    ちゃんと説明するから」

 

 「ええっ、聞きましょ━━っ、

     私らにはその権利ある筈よね」

 

          私を逃がして、

マヤ          その後がやはりしりたいかな…… 

           でも、生きててよかったあ


 「長くなりそうだし、これ持って来た」


 と、コーヒーメーカーをテーブルへ置くと空いている席へと座る。

 


 「お、準備万端てとこか、

     何から…

 「最初から全部、

     私達と…、マヤちゃんと分かれた後から

     今日迄の全部よ━━━っ!」


  「わ、わかった、では」


 北条は、話を始める━━━━。

 『マヤを逃がす為に俺とタクは、倒した奴から回収した武装使ってマやからこっちへ惹き付けた、GPSを渡して云々は言わんでも分るよな』

  

 「そこはいいから、先を早く言いなさいよ」


 『うむ、十分引き離し頃にこっちも逃走しようとしたんだが、弾切れになった地点で何時の間にか4人に囲まれちまってあえ無く御用。援軍にきた連中はそっちへいった奴だろ?だもんで、てっきりお前らもやられたのかっとおもっちまった。が』


 「… ・・・・・・・・・ …」


 『ところがあいつ等がマヤは当然としても、高瀬さんまで所在を等聞いてきた、なもんで、マヤの偽装はバレはしたかもしれんが無事だなと確信した。』

 

 「… ・・・・・・・・・ …」


 『そこで、観念したふりして嘘の情報伝えたら、案の定4人そろって捜索に向かった訳だ。スキ見て俺達は足払い、二人とも転倒させ無線を壊してやった。そこまでは良かったんだがタクのやつは………、奴らに撃たれて━━、死んだ。』

 

 「無線━、それであいつ

    連絡できなかったのね」


 『俺もタクに腕を伸ばしたときに撃たれて、足を滑らせて崖から転落したんだが途中の枝で方向がズレて、川に落ちて命だけは助かった訳だ。』


 「その先は?ここを突き止めるのに一週間かかったて訳ね?」


 『助かったとはいえ、胸に弾丸入れたまま下流へとかなり流されて、なんとか岸から上がったら、そこで運よく洞窟見つけて救援まってたと。』


 「救援て?、アンタ携帯渡したんじゃ………」


 「ああ、緊急手段の小型通信機、助かったわこれ」


 『内緒でそんなのもってたのね…、

   ちょっと待って、ここが見当付いたって言わなかった?」


 北条と総一がちょっとバツノ悪そうな顔をして視線を合わせた。

 実は、二人は前から知り合いで緊急の場合に備えて山小屋で待機してもらっていたと、襲撃受けて逃走する前に連絡を入れていた事。

 それらの事情をこの時初めてマヤと三枝二人に語った。

 三枝は隠されていた事実に憤慨し、その怒りを静めるのに北条と総一は、どれだけの釈明時間を掛かたかは言うまでも無い。


 「それで工事車両の事も知ってたのね、

   事情は察してやるけど、納得はしてあげない!」


 「こっちは話し終わった、

    今度はそっちの番だぞ、どうなってた?」


 追い詰められ銃弾を受けた高瀬が、敵の隊長を道連れに崖から落ち死亡した事、そこへマヤが現れ一緒に逃亡を続けたが動けなくなり休憩。その休憩中に総一と逢い山小屋へ行き手当てされていた処を、敵から襲撃されて総一が瀕死となるが、マヤの有得ない力の行使によって総一が復活した事。


 その全てを話し聞かせ終える━━━。

 黙って聞くに任せていた北条が話の終了でそれを止めて口を開く。

 

 「お前らに秘密にしても、既に見ちまって意味無いから言うが、

   ログハウスの襲撃前に高瀬さんから全てでは無いにしろ、

   マヤの事は聞いていた」


 「… ・・・・・・・・・ 

     そうだったのね…」

 

 「ここへ来てその事を探る心算だったが、

    それを見てしまってたか━━━」

 

マヤ    私は━━━。


 此処まで話をしてきて、ふと聞き流してた事を三枝が聞いてきた、では総一も自分達の仲間の一人で秘密にしていたのか?、彼は自分の知り合いのツテで知り合っただけ、自分達の組織と直接的には関係無いと、今回だけは万が一の為に簡単な説明をして、あそこで待機して貰っていたと。 


 お互いが全てを語り終わって、しんと静まり返った店内となっているのを、三枝の言葉で再び空気が動き出す。先ず自らの考えを話す事にした三枝が口火をきって話し始めた。


 「もし連中がこっちを見失っているなら、

  下手に突かずにじっと隠れている方のが…、

  ウエイトレスも案外悪くないわ」


マヤ     私も、同意!、この服気に入ってるし♪


 「マヤがその格好気に入るのは、分るんだが…、

    まさかお前まで━━━━。」


 北条が二人をじっと見比べ感想を述べると。


 「なによ、何か言いたい事あるなら

   ちゃんと言いなさいよ」


 自分が気に入って居心地悪くないならそれでいいがと返答し、

 思惑有りげに三人を見て、チラーと三枝に流し見ながら総一にだけそっと、

 耳元でこう囁いた。


 【なぁ、お前ら三人て

   俺が居ない間に此処で何かあったのか?

   お前よもやどっちかに手でも出したか?】

 

 流石にこれには総一も赤面し全否定、マヤは何を言われてたか分っていない、

 ちょっとだけ首をかしげニコニコしている。

 

 が、三枝は赤面するだけでなくテーブル叩いて立ち上がって否定した。普通ならば、

 あぁなにもないんだなっと受け取るが、そうは逝かなかった。

 伊達に長く三枝を見ていない、あからさまな否定だが、冷静さを簡単に失う事の無

 い筈の三枝が、こうも焦った態度を取るのは何かあるなと北条は取った。


 《ほぅこれは、ひょっとしたら》

  《ひょっとするか?》

 

 「何想像してるか分るけど

    何も有りませんから」


 「っんうん、まぁ冗談はさて置き、

   連中がマヤを諦める訳が無い

   これは間違い無い、


  諦めてくれないとすれば来るのを待って迎え撃つか、こっちから撃って出るか?どっちにしても、戦力的にまともに相手に成るわけが無い。諦めて逃げ回り隠れ続け一箇所に長く留まらずに移動、そういう逃亡生活を永続させる日々を送るのか。

 不可能だ、一時はそれで避けれるだろうが、何時かは見付かり捕らわれる事に成る。ではやはり敵の施設へ乗り込んで根源を絶つ。と、言うは安いが、現状何処にそんな装備も人材も有るというのか、いっそマヤを連中に渡し━━━━━━、最悪の結果と相成りました、だ。八方塞に変わりがない、なれば北条は何をしに来たのだ?、旧知の友に無事を知らせに来ただけとでも云うのだろうか。


 たが北条には何かしら策がありそうである。

 それを実行するにあたり、三人の無事と意志そして覚悟を確認しにきた節がある。


 「肝心なのは、【マヤの力】で何をする心算なのか、

   それには力の詳細を知る必要がある

   その為に奴らの懐に飛び込む、つまりだ」


 「潜入していたあの施設を、

     調べるわけね」


 「正解だ」


 潜入するにしても今回の件で連中も、外部からの進入の警戒を強めている筈だから、

 前より侵入はかなり厳しい、そこで助っ人を連れてきた、外で待たせていると告げる。


 北条が電話で呼び出すと、一人の男が扉を開けて入ってくる。


 「え?うっそお、竹下君?」


 「あれ?三枝は、こいつを知ってるのか」


 「知ってるも何も、

   昔の…元同僚の竹下刑事」


  「ですね!

     お久しぶりです!倉崎さん」


 元同僚とかいう肩書きの竹下刑事、警官が助っ人として登場してきた。彼は別のリーダーの一人で、今回その仲間も既に潜入して参加している。

 

 北条の説明では、敵の施設自体は正式な企業の一施設で表向きは何の問題も無し、良く在るかどうかは措いといて、先に潜入している彼の部下がある不正を警察にリーク。警察は多人数で家宅捜査に入る、我々はそれに紛れて地下施設へと潜入し、必要な事を済ませ脱出をする。

 今度は先の道路工事偽装とは桁違いだ、確かにどんな企業でも表に出たら困る事くらい幾つもある、今回はそれを利用する計画である。


 「上手くいくかしら」

 

 「まぁ確かに、運次第の面も多いですね」


 ちょっと頼りない事をさらっと竹下刑事は言ってくれる。


 「前回倉崎さんが通ってきた通路は別ですが、

   あの地下設備も表向きは普通の研究場なんで、

   ちゃんと別に降り口があるんですよ」


 「私達は、そこで離脱して

   博士の研究資料を調べるわけね」


 北条が首を振る。


 「調べない、受け取るだけだ」


 「僕方の先に潜入してる仲間がこの一週間で、

   高瀬さんの研究設備を調べ挙げました、

   既にメモリーを用意して待機してるはず」


 三枝が、ならさっさと回収してしまえば良いのでは?と指摘した。

 竹下が言うには、潜入は既に以前から居たが脱出や持出しが困難らしい。

 それでこんな大掛かりな事となった。


 「本来、別目的で我々は潜入してたんで、

   北条さんから頼まれた高瀬博士の研究内容は、

   一切関知してません」


 「前に三枝さんから聞いたけど、

   相互連携しないと」


 総一は以前に三枝から聞いた事を言う、確かに言っていたのだ。

 【相互連携で依頼を行わないを厳とする、が原則】だが、絶対的に皆無では無いらしく、連携を許可されれば、連携行動する事も皆無ではないそうで、今回がそれらしい。そして又、相互安全の為に依頼の内容が情報系のものであったなら、それには一切関知をしない事。もし破られる事が起きれば厳しく処断される。

 

 しかし警官が居るくらいだから、この分では他の国家機構にも居そうであるが、

 それは今語る時ではない、何時か明らかに成る時が有るかもしれないが。


 最期に、今計画は三枝は警察に顔が知られ過ぎているので、参加は無しと。三枝は素直に承知しなかったが、もしそれで作戦遂行が水泡に帰せば、二度と高瀬の研究内容は手に入らない事はもちろん、場合によっては潜入している竹下の部下も危うく成りかねないと、渋々承諾をする事となった。


 計画の決行は3日後であると告げ、北条と竹下は店から去っていった。

 余談であるが、去り際に【三枝仲良くやれよっ♪】。


 赤い顔した三枝からあわやポットをぶつられそうなる。


 

 

 

 


 




ありがとうございましたー

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