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7.特訓①

 今日からマズマはオレの師匠だ。




 そして、オレは今思っている。


 何を思ったのか、それは、ふと思い付いたまま行動するってことは時には最悪なことになるんだ、と。

 後悔っていってもいい。衝動に駆られて安易に夢見たのはバカだったなぁ、と少し思うんだ。


 マズマ師匠、いやマズマ鬼軍曹と呼ぼう。


 マズマは今までの心の優しい後輩ねこ想いの兄貴分からそれは厳しい指導教官に豹変したのだ!


 まさかこんな過酷な訓練だなんて。


 なんてこった!!






『基礎トレーニング①走り込み』


 どんな修行かな。


 どこで鍛えるのかな。


 ああ、早く強くなって、オレもマズマみたいな凛々しくて逞しくて他のねこから頼られる、そんな立派な格好イイねこになりたいな。


 そんな夢見る子供みたいにでワクワクウキウキして、浮かれ半分のオレをマズマは村を守り固めている外壁柵の前へと連れて行った。

 昨日は怖くてあれほど戸惑っちゃって、決してその外へ足を踏み出すことが敵わなかったこの村の敷地の外。そこにマズマは、ひょいと軽い感じで飛び降りた。


 さすがマズマ、格好イイ!


 驚きと興奮で目を輝かせるオレにマズマは厳しい調子と目を向けていた。


[チビもだよ、早くこっち来い]


 木製の柵の上から外の世界を一瞬だけ見やり、目を瞑り地面へ飛び降りた。そして村の外の初めての世界にオレは武者震いした。


 そんなオレの感動的第一歩にもどこか冷めた表情のマズマ。


 あれ、なんかオレ達って温度差が凄くないかな。


[感動中に悪いが、今から俺はお前の師匠だ。師弟関係ってやつだ。いいか?]


 んー?

 今までと何が違うのかな。オレはマズマのことを兄貴みたいに慕っていたつもりだけれど。


 未だ目をキラキラと輝かせていたのだろうオレを見やり、ため息のような咳払いをしたマズマだ。


[ゴホン、……そうか。まぁ何でもいい。

 それより時間がもったいない。早速始めるぞ。いいか?]


 おう。望むところだ、師匠!


 ん?

 何でそんな呆れた顔になっているの?


 ……オレ何か変なこと言ったっけ?




 マズマは前足で目元を擦り付けた後で静かな目を湛えながらオレを見た。 


[まずこの村の柵の外周を走れ。今からオレの気が済むまでだ〕


 え?

 気の済むまでって……。


 マズマの非常に厳格そうな雰囲気に困惑しつつも気圧されながら、とりあえずオレは足取り軽くスタートした。


 ……って、半周もしないうちにヘロヘロなんだけど。


 ああ、疲れた。こんなに全力疾走したのは初めてだよ。何百メートル? いやキロ?


 どうにかこうにか走り続けて、なんとか一周走りきり、疲れ果てて地べたに座り込んだ。


 喉渇いたぁー。


 それに、ユーノにお弁当作ってもらえばよかったな。




 休憩して伸びをしながら体をほぐしているオレに近付いたマズマはオレを叱り付けた。


[オイ、立ち止まってんな! 休むな、走れ!]


 いや、ちょっと疲れちゃったから。休ませてよマズマ。


[気安く呼ぶな、オレはお前の師匠だ。立て。そして足を前に動かせ]


 そんな。


 急にどうしちゃったんだよマズマ……師匠。怖いよ。


 それにオレ達ねこは心肺機能の問題があって、そんなに長時間走り続けられないと思うよ。無理だよ。


[訳分からん屁理屈並べる前に足を動かせ!

 いいか、全部が全部走ってろとは言ってない。全力疾走と緩歩を使い分けろ。何でもガムシャラが良いってもんじゃねえんだ]


 マズマ師匠は言うことを聞かず寝転んだままのオレの頭を叩いた。


 痛てぇ、なんだっての。

 本当に恐いし痛いし、ねぇ、さっきからどうしたの?


[これは訓練だ。お前が強くなりたいって望んだんだろ。遊びでやってんじゃねぇんだよ。俺も真剣にお前を鍛えようとしてる。だからお前も真面目にやれ]


 オレは真面目だ!

 ……真面目のつもりだよ。


[本当か?

 ならいい。ほら立て。気合い入れてみろ]


 むん!


 オレは四つの足でしっかり立ち上がり尻尾を空に突き上げた。マズマは納得いくようないかないような顔して漏らすようなため息をついた。


[む……、仕方ねえな。俺の後に付いてこい。いいな、しっかり付いて来るんだぞ]


 オレはマズマ師匠に尻を叩かれ発破をかけられながらどうにかマズマ師匠の縞々の体を追って走った。


 足はガクガクになってるし心臓は聞いたことも無いような音で鳴っていた。そのうちに何も余計なことを考えないでひたすら足を前に出した方がはるかに疲れないことが分かった。


 そしてそこからが本当の、この基礎トレ①のねこの走り込み地獄だったのだ。







『基礎トレーニング②聴覚訓練』



 皮膚から発汗しないオレ達ねこは犬みたいに舌から涎を出して体温を調節している。


 いや、本来オレ達ねこは少しくらいの暑さは平気なんだよ。よっぽどでない限り。寒いのと違って。

 だから犬みたいに行儀悪く口から涎を垂らすねこなんて、そんなのねこの風上にもおけない恥ずべき存在だと思うんだよ。


 そんなことを頭の片隅に置きながら、いくら拭っても飲んでも湧き出てくる涎を垂らした。バクバク早鐘を打ちっ放しの心臓を必死に宥めて近くの水溜まりの水を掻き込んで飲んだ。

 正直言って、その水は綺麗な水じゃないけれど。


 うえぇ、おいしいけど不味いよぉ。味はそんな感想だ。





 マズマ師匠はへたれこんでいるオレを見据えていた。


[まだまだだが、初めてにしてはこれでも頑張った方か]


 そんなことないよ、死にそうだよ! いや死ぬよ。こんなこと続けていたら絶対に体が壊れちゃうよ。


 オレの悲壮な主張を聞き流しているマズマ師匠だ。


 オレは仰向けで寝転び、体温の下落目的に何度も何度も寝返りを打った。頭に熱が回って大変なことになっているよ。日陰が少ない、水が少ない、酸素が足りない、目眩が止まらない。


[もう少し休んだら再開するぞ。

 しかし、確かに暑いな。体を使った訓練は一旦休止にするか。よし次は聴覚訓練だ]


 一緒になってあんなに走ったのにマズマ師匠は平気な顔をしていた。いや、前を走ったり足取りが覚束なくなったオレの後ろで喚きながら走っていたのに。

 マズマ師匠は凄いよ。本当に凄いねこだ。




 聴覚訓練か。それはオレの得意なやつだぞ!


 弾む心臓に見切りをつけて気を取り直して、オレは耳を澄まして目を閉じた。


 それでもまだまだ心臓が鐘を打っていた。どうにかそれが落ち着き始めた頃には今度は急激に眠くなってきた。


 どうしよう。

 もの凄く疲れたから眠くなっちゃったよ。


 その場に座ったままフラフラ揺れ続けるオレに近寄ったマズマ師匠は、ベチンとオレの額を殴り付けた。


[寝るな]


 痛いよ。もっと優しくしてよ。


[うるさい。真面目にやれ。地の果ての微かな音も集中すれば拾える。どんなん物音も聞き取れるようになれ]


 疲れたよ、眠いよ。それにお腹減ったよお。


 オレの腹が音を奏でた。


[俺も腹減ってるぞ]


 あは、一緒だ。マズマ師匠もお腹の音が聞こえたよ。


[だが、空腹な時こそ知覚は鋭敏になるって知ってるか? 俺はどいつよりもデカイ耳を持ってんだぞ、って思いながら感覚を研ぎ澄ませろ]


 そんなこと言ったって。む、難しいよ……。


[よし、この聴覚訓練が終わったらひとまず腹拵えにしような。だから頑張れ!]


 やったぁ!

 よぉし、オレの耳は巨大……、でっかいレーダーだ……、Zzz……、……ベチン。






『基礎トレーニング③ねこパンチ』



 マズマ師匠と連れ立ってゴートの店に戻った。店は開店前の準備が終わって一段落ついた時間帯になっていた。


 師匠と一緒だとゴートから大目玉なので、店内に入れない。だから二匹並んで店の外から物乞いの合唱をしていると、珍しいものを見た顔でリルが裏口の扉を開いた。


「あれ? この縞々のねこちゃんは、確か村長さんのお家のねこちゃんよね。チビちゃんは村長さんの所の子と遊んできたの、仲良しなんだね」


 違うよリル。遊んでいたっていうよりしごき抜かれているっていうのかな。それに今は師弟関係になっちゃったよ、仲良しだとオレは思っているけど。

 でもマジでこの訓練のマズマ師匠のしごきはキツいっす。




 オレとマズマ師匠はこの時ばかりは仲良くリルから魚をもらって一心不乱に食べた。お礼に盛大に甘えた声で鳴いて、リルの可愛いすねに二匹で感謝のスリスリをして店を後にした。


[いいな、チビのところは美味い飯が食えて]


 マズマ師匠は前足を舐めながら満足そうにしていた。オレも自慢気に、[いいでしょ]と返した。


[さて、腹も膨れたしな、再開しよう。これからは必殺技の訓練をする]


 満腹になってエネルギー充填を終えたオレ達は、再度先程までいた村の外へ戻り大きな岩を見付けるとその前で座った。


 マズマ師匠が岩に寄りながら尊大に告げた。


[俺達の必殺技、それはねこパンチだ!]


 そのねこパンチならオレもう使えるよ。


 マズマ師匠はオレの眼前で片目を瞑って、チッチッチと前足の代わりに尻尾を振った。マズマ師匠はコミカルな一面だって持っているねこなのだ。


[まぁ話を最後まで聞けよ。

 ただのパンチじゃあいくら鍛えたとしてもそれは平凡の域から出られねぇ。

 まずこのねこパンチを俺達にとっての必殺技たらしめるものだが、ねこパンチの極意は引っ掻きにあるんだ。

 分かるか? つまり武器は爪ってことだ]


 オレは自身の前足を持上げじっと見た。桃色の肉球と先端に白い鋭利な爪がある。指を開いたり閉じたりする度に黒い毛の中から自慢の尖った爪が出入りした。


[そう、それだ。その爪だよ。

 次に、武器になるものにこの歯も挙げられる]


 マズマは口角を上げ、イッと尖った歯を見せた。


[だが、例えば犬ほど強力なものになりはしない。俺達とは顎の強さが違うからな。反対に犬の爪は切れ味の点では対したものじゃない。奴らの丸っこい爪は見たことあるだろ。犬の武器は強力な牙と足の膂力ってとこだな。

 狼になってくるとそこに鋭い爪も凶悪な武器になる。奴らは恐ろしい生き物だ。出来れば出会いたく無い怪物だな。

 すまん、話が逸れたな]


 オレはマズマ師匠の講義に頷き、真剣に耳を傾けた。狼に遭遇しちゃ駄目だ、と頭に焼き付けて記憶した。


[ゴホン。つまりだな、俺たちねこの必殺技は引っ掻きのパンチってことだ。技として、爪が鋭いことと前足の出し引きが速いことが攻撃の要点として重要になってくる。だろ?]



 マズマ師匠が宙にねこパンチを繰り出すと、ヒュッヒュッ、と音が届いた。オレも真似して宙を掻く。音は鳴ってるかなぁ。


[まだまだ振りが甘いな、甘過ぎる。しかし、お前はまだ身体が未完成だからな。訓練を続けていけば必ず強力無比なねこパンチを繰り出すことが出来る。

 まずはこの岩を切れるくらいの武器を身に持ちたいところだ]


 マズマ師匠は大岩の前に座り前足で岩を軽く叩いて示した。オレは、口を開けてポカンとしてしまった。


 だってそれは硬い岩だよ。そんな堅い岩に当てたら爪が壊れちゃうよ。爪先が痛くてじんじんして、涙が止まらなくなっちゃうよ。


[最初は岩肌に引っ掻き傷が残るくらいを目指すんだな。何事もいきなりは良くねぇ。無理すれば爪がイカれる]


 爪が割れて飛び散るという最悪な痛々しい光景をイメージしちゃったよ。嫌だよ。


 オレは爪先がむず痒いくなって必死になって舐めた。


[見てな。俺くらいになるとこうだ]


 オレによく見えるようにマズマ師匠は上げた前足を大きく振りかぶりながら一息に降り下ろした。

 ガリィッ、と激しい音がして岩にはその表面深くまで4本の切れ込みが入っていた。オレはマズマ師匠に驚愕と尊敬の眼差しを送っちゃった。


 ねこにもこんなに強い攻撃方法があったんだ。オレは衝撃的過ぎて開いた口が塞がらなかった。


[じゃあやってみろ]


 オレは自分の爪の被害状況を何度も何度も確認して心配しながら、結局は岩で爪を研ぎ続けていた。


 まったく、岩を裂くねこなんてどうかしているよ。






『基礎トレーニング④嗅覚訓練』


 オレの前足は極度の疲労に悲鳴を上げ、爪は磨り減ったりささくれだったりしてしまってボロボロの状態になってしまっていた。オレは可哀想な状態の自分の爪を眺めて、とても重たいため息をついた。


 ねぇマズマ師匠、もうやめたいよ。


 こんなにツラいとは思わなかった。もうやめにしようよ。


[何言ってやがる、まだまだ訓練メニューはあるのにだな。初日のこんな中途半端な段階で投げ出すのかよ。もったいねぇ]


 だってさ、随分と想像と違ってたというか。このままじゃ動物病院送りになりそうっていうか。


 マズマ師匠は縞々の尻尾を地面に打ち付けた。


[俺はお前の事を割と、いやかなり見込みがあるって考えてたんだが。それは買い被り過ぎだったか]


 オレは自分のことを、ごく普通のありふれた黒ねこだと自覚していたんだけど。


[他のねこと違って見所あんだよ、お前は]


 そうなの? 本当にそうなの?


[だから、もう少しやってみろよ]


 どうしようかな。そこまで言われちゃうと頑張れそうな気もする。あと少しだけなら。


[なあ、頼むよ。もう少し頑張ってくれよ。

 実を言うと、恥ずかしい話なんか俺も楽しくなっちまってよ。

 弟子取って誰かに教えるなんてことは初めてなんだわ。案外悪くないもんだなって思ってるんだよ]


 マズマ師匠ほその場でくるくると回りながら恥ずかしそうにしていた。


 しょうがないな。マズマ師匠にそんなにお願いされちゃあな。よし、オレもマズマ師匠の為にもう一肌脱ごうかな。頑張ってみよう。

 それにこれはオレが強くなる為の訓練だもんな。





 実はマズマは暇してることが多いことをオレは知っていた。マズマはボスだけど、彼とまともに話が出来てしかも気が合うようなねこはなかなか存在しないのだ。だから大抵、マズマは単独行動している時間が多い。


 それにマズマはねこの中でも博学だった。他のねこはもっと単純な思考をしているものなんだけど、マズマは長生きしてるからいろんなことを知っているし経験も積んでいる。

 他のねこに服従はされても共に過ごす仲間としてはマズマはなかなか噛み合わないようだった。




 じゃあ何故オレなら噛み合うかって? そんなこと知らないよ。


 オレはマズマ師匠に敬意を払いながら、まだやる、教えて欲しいと伝えた。そうするとマズマ師匠は嬉しそうに笑っていた。


[ようし、ありがとうな。

 さあ気張っていくか。次は嗅覚訓練だ。ちょっと待ってろよ]


 上機嫌になった師匠は言うなり柵を飛び越えて村の中に入った。オレだけ一匹取り残されて少し心許ない気分になりながらも、オレは周囲に用心して前足を舐めたり少し歩いて僅かにある草の匂いを嗅いで彼を待った。


 そうしていると蜘蛛やバッタといった昆虫が四,五匹くらい村の内側から外のこちらへ飛んできた。こちら側に投げ込まれているのだ。マズマ師匠はオレの元に戻ってくると口を楽しそうに開いた。


[あっち向いてな。今から俺がコイツらを隠すからお前はそれを臭いで探せ。ゲーム感覚で面白い筈だ]


 それってつまり、宝探しみたいなものかな。でも村の外を出歩くのは怖いな。


[危なくなったら助けてやるよ。だからお前は何も心配しなくていい。安心して探してこい]


 朗らかに笑うマズマ師匠を信用して、オレは荒野を歩き鼻をすんすんと鳴らした。


 うーん、全然分からないや。結構範囲広いんじゃないかこれは?


 そう思って後ろを見てみるとマズマ師匠は居眠りしてら。


 おいマズマ師匠!?






『基礎トレーニング⑤筋力訓練』


 オレ達は木の前に移動していた。


 ん? これはまた爪の訓練でもするのかな。さっきはねこパンチだったから今度は爪研ぎして傷めた爪のケアをするのかな。


[これから筋力を付ける訓練をする。

 この木を登れるようになることが目標だ。登り降りを繰り返すことで手も足も鍛えられるから一石二鳥だな]


 え、この木かなり大きいよ。それに表面がつるつるして滑りそうだけど。こんなんじゃ木登り出来ないよ。


[爪を食い込ませないとずり落ちるから悲惨だぞ。さあ頑張れ]


 木にジャンプして登ろうにも全然爪が固定出来なかった。爪も前の訓練でだいぶ痛くなってるしまるで力が入らないのだ。

 オレは木の幹に足を置いて立て走りで全力疾走して、そのまま根本に落っこちていった。

 嫌なもの見ちゃったよ、マズマ師匠が爆笑してる。ひどい、そんなに笑うことないじゃんか。


[いいな、気合いだけは認めてやれる。諦めなきゃきっと道は開けるからな。

 まだまだメニューはあるぞ。へこたれるなよ]


 ホント、後悔先立たずってってやつだなこれは。


 そして冒頭の状態に戻ったオレだったのだ。


まだまだ特訓は続きます。


自由気ままがモットーのねこですが……


強さを身に付けるために、物語が先へ進めるように(笑)

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