プロローグ~召喚してみた~
「お前の精液をわたしにくれ」
現代社会は時代と共に大きな進化を遂げた。時代はxxx年。もはや数値を付けるのも面倒な年になっている。
IT革命が進んだりしてきた世の中は何処へ。今では科学の時代になっている。科学の力で全て解決できてしまうのだ。
「ねえ、聞いてるの?」
笑ってしまうことに、世界は二分割された。否ハッキリとそれが証明されたのだ。人間界と精霊界があるということが。
「むむ! 王女である“チノ・アーサタント”をスルーするなんて死に値するんだよ!? で、でもお前、なかなかいい顔してるし……」
先ほどからこの一人で話しているのは、精霊界では王女だったらしいチノ・アーサタント。肩くらいまで伸ばしてある金髪の髪が揺れ動いている。
「すいません、とりあえず服を着てくれませんか」
「服?」
見た目は中学生くらいの全裸の少女が、二三歳の大の男の上に乗っかっている。傍から見れば犯罪の匂いがプンプンとする。事件だ。
「む、窮屈な服だね」
「今は我慢してください」
精霊界では王女だったらしいから敬語を使っているのか、彼は自分から倒された身体を起こし少女を抱き上げた。胸が顔に当たりそうになったが上手く回避をした。
「ねえ」
「なんすか」
自分の着ていた白いYシャツを少女に着させるとソファーに座らせる。向かい側に彼が座ると、面談が始まった。しかも少女の言葉はスルーして。
「チノ・アーサタントは俺のために働いてくれるんすよね? そのために召喚したんすけど」
「たわけ! なぜ王女が働く! そんなことより精液をくれ! 話はそれからだ!」
彼は精液精液という少女に“ヨーグルト”を渡して大人しくさせた。
書きたいことがまったく書けないもんなんですかね、プロローグさんは(力がないだけか!?)