表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/185

31/月

予約し忘れてたorz


下準備に追加で二日も使ってしまい、なんとゴールデンウィーク三日目に突入してしまっていた。


昨日も一昨日も師匠の家に篭っていたので、あまり外の様子は分からないが、一度買い出しに町へ行ったときは、普段に比べてプレイヤーが極端に少なかったのは印象的だった。


闘技大会開催中は、王都への転移が誰でも可能らしく、まだ始めたばかりのプレイヤーでも、予選への参加はもちろん、観戦なども可能となっている。


予選への参加数なんかで報酬が貰えたりもするので、勝てなくても参加する意義はあるからな。


ただ、本来は王都への転移許可が無いプレイヤーは、王都の外へ出ることは不可能で、周辺フィールドの探索は無理なようだ。



話を戻そう。


昨日は日付が変わった後も頑張り、やっとのことで全ての準備を終わらせることができた。


【魔法陣】スキルというのは、大前提としてまずスキルに魔法陣を登録しなければならない。


そして登録の方法はただ一つ。


己の手で魔法陣を完成させることだ。


俺の場合は紙に描いたわけだが、何度途中で放り出そうと思ったことか…



「にー、しー、ろー、…十五か。ホント、頑張ったよな…」



自分で自分を心の底から褒めてやりたい。


そして、無駄に魔術スキルを取得しまくった自分を、何度殴りつけてやろうと思ったか。


あー、そういえば、先に久しぶりのステータスチェックをしておくか。


この二日、スキルレベルが上がっててもおかしくないし。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PN【レンテ】

LV.10

[AP:0][SP:1]


HP:190/190

MP:190/190


STR:10

VIT:10

INT:30[+3]

MND:10

DEX:18

LUC:10


〔スキル〕

・魔術スキル

【火魔術】LV.1

【風魔術】LV.1

【水魔術】LV.3

【土魔術】LV.1

【光魔術】LV.1

【闇魔術】LV.1

【真・樹魔術】LV.2

【魔法陣】LV.1

・生産スキル

【調合】LV.5

【細工】LV.2

・補助スキル

【MP回復速度上昇】LV.4

【知力強化】LV.2

【発見】LV.1


〔控え〕


〔称号〕

【無謀に挑む者】

【友好を築く者】

【我が道を往く者】

【『終焉の魔女』の弟子】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


グレン達によるレベリングの成果で、LV.8までは上がっていたので、その間のアプデ日を除く六日間で、プレイヤーレベルは二つ上がったってことか。


称号効果とスタートダッシュキャンペーンで経験値ブーストが掛かっていたはずなので、妥当なのかもしれない。



「ただ、チュートリアル称号の効果がなくなったってことか」



チュートリアル称号の三つは、LV.10になるまで経験値ブーストが付くという効果だった。


残念だが、今までありがとう、と思っておこう。



ステータスは取り敢えず魔術士らしくINT多め、生産も少しやっているのと当初通り命中率期待のDEX少々だ。


それであとはスキルなんだが、魔法陣とスクロールのために、考えなしに基本属性の魔術スキルを全取得したくらいで、他に特筆することはないかな?


あとは細々とスキルレベルが上がっているくらいか。



「それにしても酷いな…」



器用貧乏まっしぐらな予感がひしひしとするが、後悔はしていない!寧ろよくやったとさえ思っている、うん。


モチベって大事だし、やりたいことやるのが一番だよな!と、自分の中で勝手に葛藤して、答えを出すための方便に利用したのは内緒だ。


そのおかげというか、俺が今使える魔術は十五種類になった。


【水魔術】LV.3で新しく覚えた魔術以外は全て初期魔術だが、それでも師匠の言っていた手数は補えるはず!


さ、言い訳はこのくらいにしておいて、と。



「移動だ移動だぁ!」



【魔法陣】ってのは、魔術を魔改造するスキルだからな。


師匠の家で試し撃ちなんて出来ないし、やったらどうなるか。


なので、利用は初めてだが、訓練場なる施設に移動しよう、そうしよう!






はい、やってきました訓練所。


見た感じ、屋内グラウンドというのが適切な気がする。


目新しいものといえば入り口横にある魔道具で、これを操作すれば、的なりなんなり便利道具を配置出来る、と受付の兵士さんに説明を受けた。



「早速…魔法陣の魔改造ぅぅう♪」



さて、魔法陣の魔改造をするにあたって、まずは魔法陣の構造について理解しないといけないだろう。


ということで、【魔法陣】スキルを取得したばかりの頃に遊んだ記憶と、マーリン爺に貰った[魔法言語基礎の教本]というアイテムを使い、事実確認を行なっていく。



「ええと、ここは数字になってて…こっちが属性か…」



魔法陣に散りばめられている文字を、教本を辞書替わりに当たりをつけていく。


どの魔術の魔法陣も千差万別な紋様をしているが、一貫している箇所も見受けられるのだ。



そうして、昼飯を挟み、少なくない時間をかけて理解していった。


その結果わかったこと。


一つ、文字で表されている箇所はほとんどが同じような意味合いを持つが、一部その魔術特有のものがあること。


二つ、保有するMPを増やせば魔法陣自体が大きくなること。


三つ、MP関連の該当箇所が二箇所あり、一つはMP保有量、もう一つはMP消費量。


四つ、MP消費量の多寡でどれだけ魔改造できるかが決まる。


五つ、魔術によってMP消費量の増減幅には限りがある。


六つ、一度に魔改造出来るのは一つの魔術だけ。


以上の六項目だ。


正直な感想を言えば、一から五はまあそんなものか程度だが、六個目に関しては少なからず残念に思った。


【魔法陣】スキルには使用できる魔法陣を『保存』する機能があり、その保存している中からひとつだけを選んで『改造』できる、ということだ。


スキルレベルが上がれば魔法陣を改造出来る数が増えるかもしれないので、大いに期待しておこう。



「よし、夕飯食べたら、魔改造開始だ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 正直に言おう PvP苦手だから未出場助かる、書きやすいし好きな人の方が多いのは分かってるけど個人の好み故仕方なし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ