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ハロー、異世界

 溶けた体が再び形になるような不思議な体験が過ぎ、しばらくすると頬に風を感じた


 ゆっくりと目を開けると、そこはどこかの草原だった


「おお、すごいな」


 遠くまで草の絨毯が広がっており、遠くには綺麗な緑色の山や森が見える


 綺麗な景色に感動し、しばらく呆然としばらく立ち尽くしてしまった


「・・・と、見とれている場合じゃないな」


 まずは自分の装備等を確認する


 下はジーパンのようなズボンに普通のベルトを着けている。

 上は半袖のTシャツの上から着物を羽織っており、帯の代わりに少し大きめのベルトで締めている

 後はつま先・踵・脛に鉄板が付いたブーツ、手の甲に鉄板の付いた指ぬきグローブを着けている


 装備は日本刀が腰のベルトに刺さっているのと、肩から斜めに掛けるタイプのバッグをさげている


 カバンには銀貨と金貨が数枚入った革袋と、手紙が一枚入っていた


「えっと・・・」


<宮坂 陽介君へ


 この手紙を読んでいるということは無事に転移できたようだね


 さて、これからだが君の好きなように生きてくれて構わない


 しかし、いきなり知らない世界に放り込んで終わりでは無責任すぎる


 なのでいくつか説明をしておくよ


 まずこの世界だが、細かな違いはあるが君がよく知る異世界だと思ってくれて構わない

 簡単な特徴として、まず戦争など大きな争いは起きないと考えてくれていい

 魔王はいるが、あくまで魔族の王様で特に支配や侵略はしていない

 面倒事のない平和な世界という認識でいいよ


 次にお金の単位だ。下から順番に銅貨・銀貨・金貨・白金貨がある

 銅貨1枚が10円くらいだと思ってくれ

 そして硬貨が10枚で一つ上の硬貨になる


 次にここから一番近い町だが森を抜けた先にある

 森にもモンスターはいるが、初心者向けのモンスターしかいないから、苦戦はしないだろう


 町には君もよく知るギルドがあるから、身分証明の為に登録をするといい


 最後にサービスとして金貨3枚分をプレゼントするよ

 何かとお金がかかるだろうから、無駄遣いはしないようにね


 これで私からは以上だ

 君の旅路に幸運を


 P.S この手紙は読み終わると勝手に消えるよ>


 手紙を読み終えると、手紙は光のチリのように消えていった


「よし、行くか!」


 まだ目的も何もないので、とりあえず町を目指して森に歩き出す

 まずは町へ行ってギルドに加入だな

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