表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

安心したかっただけ

当分短いかも


「そこにいるあなたは、ここを知っていますか?」

「誰に言ってるんだ?」

「あなたではないです。そこから覗いている人です」


 そっちの奴か。ずっとこっち見てたから、たぶんこの辺りの人だとは思う。

 アリスが聞こうとしているなら俺が聞かなくてもいいか。


「そろそろこちらに来てくれませんか? 話をしませんか?」


 こっちを見てる人物にアリスが近寄って行ってるし、俺も近くに行っとこ。

 そんなことを思って、通路側の壁に近いたのが間違いだった。洞窟の奥に急に現れた人がいたとして、怪しいと思わない方がおかしいよな。

 攻撃準備してない? HAHAHA……違うよね?

 流石に攻撃してきたらどうしよう……。無力化は確実だけど、できるかな?


 このキャラ転生後でレベル1だし、とにかく手当たり次第に阻害系で動き封


じれば何とかなると思う。さっきもなったし。大丈夫だよな?


 こっちを覗いてた人物が姿を現した。

 丈が腰くらいまでの長さのフード付きマントを着ていて、金髪で見た目は高


校生位の若さだ。マントの下は、見える限りではフリルがあまりない可愛い服


でスカートだ。

 ぶっちゃけ全体的に可愛いと思う……が、手に持ってる物騒なナイフが無け


れば良かったんだけどな……でもまだ慌てる時間じゃない。


 そんなことを考えながら様子を見ていたら明らかに敵意がある発言されました。


「一応最初に聞くけど、どこの組織に属しているの? 正直に答えるなら、あなた達二人は死なないわ」

「私にはあなたの言っている組織が、何を指しているのか分かりません。もし、その組織が実験などを行っていたらそこに私はいました」


 アリスさん!? 待って! 何言い出してるの!? あいつ馬鹿なの? なんでそんな淡々と思いっきり「敵です」って言ってるんだ。アリスが言ってる組織って、囚人服着せられてる時点でアリスの仲間じゃないよな。いや、規律違反でもして牢屋でも入れられていたのかな? どっちにしろ襲いかかってきてるから対処しないと……。チッ、くそがっ!


 立ち位置的に前に出ている俺に、目の前の女の子が手に持っているナイフを突き出してきたが、その突撃を受け流そうするが予想していたかのように突き出したナイフをそのまま振り下ろし、そこを起点にしているかの様な回し蹴りをしてきた。


「っ!! あぶねっ」

「よく避けたわね。流石ここまで侵入しただけのことはありますね。まだ今なら侵入した理由を聞きますよ?」


 絶対聞く気ないだろ。今も喋りながら俺の周囲に魔力が集まりだしてるし、明らかに殺す気満々じゃん。とにかくどんどんこっちもスキルとか使わないと。後ろにいるアリスが怖い……何もしてこなければいいんだけど。


 このハテンの持ってるスキルやアビリティを発動した直後……


「言う気はないみたいね。なら消えて」


 その言葉をきっかけにしてハテンの足元周辺に陣が浮かび上がり発光した。


 これくらいならさっさと終わらせるか。


 ハテンはその場で四股踏みを一回、瞬間にハテンの足元にある陣は粉々に砕け散り、周囲に突風が吹いた。その一瞬の出来事に怯んでしまったナイフを持った人物。それを見過ごすはずもなく、ハテンは攻撃してきた相手の懐に入る。


「俺の話聞け!」

「くっ!」


 ナイフを持っている方の手首を捻り上げられナイフを手放した時には、鳩尾にハテンの強烈な拳が入り、その衝撃の強さで体が少し浮かび上がる。

 そして、容赦なしに追撃で首に手刀が振り下ろされた。


「かはっ!」


 肺の空気が無理矢理吐き出され、首に衝撃が走り景色が消える。

 しかし、それでも尚、追撃がされ続ける。足払いで体制を崩してからの鳩尾に掌底が入れられ、そのまま床に叩きつけられた。

 そして、最後にスキル「雷手」を発動させ、電撃が体中に走る。

 赤ずきんの意識が一瞬にして闇に落ちていったが、次の追撃でまた意識が戻り、そして最後の追撃でまた意識が消えた。


「無力化できたかな?」


リアルが忙しい……

毎日投稿してる人はすごい

来週の金曜18時投稿予定

2020/9/18

文が変な所を修正しました。

2020/9/25

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ