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プロローグ

初投稿です。

 「Cross the Abyss End」通称CAE。世界で最も有名で歴史があるMMORPG。

 このゲームには、「転生」というシステムが5年前に実装された。それにより転生を行えば、キャラ毎ではあるが選択した項目を引き継ぎ、今までよりも遥かに強くすることが出来るようなった。しかし、そのシステムを使用する為には、難易度が非常に高い専用のクエストを毎回クリアする必要があった。そのため多くのプレイヤーは3回も出来ない。

 そんなシステムを100回以上しているプレイヤーは、「L G P(レジェンドプレイヤー)」と呼ばれた。だが、そんな LGP の中でも1人だけ群を抜いて、というよりも……もはや、常軌を逸していると言われてもおかしくないプレイヤーがいた。そのプレイヤーが持っているアバターの中で転生を行った最高回数は……なんと9999回であった。そして、今夜で念願の1万回に到達しようとしていた。


「…………よ、よっしゃー! こ、これで念願の1万回達成だー!」


 深夜で月明かりが射す静寂な中、ある家の一室から雄叫びともとれるような歓喜の声が部屋にこだます。


「久しぶりにぐっすり眠れそうだ……」


 そんなことをうわ言のように呟き、ベッドに身を委ねる。そして、睡魔が意識を奪うまでにあまり時間は必要なかった。暫くすると夢か現か分からない状態で、彼に声が聞こえた。しかし、内容がわからず、意識がぼんやりと僅かではあるが覚醒する。


 何か聞こえる? なんだろう? 夢?


 ――けて

 ――――すけて

 ―――――――誰か

 ―――――――誰か助けて!


 たすけてってなに? なにもみえないしなー。


 寝ぼけた状態で頭が回っていない彼は、急に襲い来る落下したような浮遊感に意識が覚醒する。


 無意識に目を開く。見慣れた天井や壁は見当たらず、崩れて廃墟と化した屋敷のような場所が目に入る。上体を起こそうとして浮遊感の正体にようやく気づいた。


 落下してる? 落下してる!?

「ガハッ!」


 彼が落下していることに気づいた時には遅く、体に衝撃が走り、驚きのあまりに一瞬ではあるが全身が硬直した。


「いてて、何が起きた?」


 立ち上がりながら周囲を見渡す。


 場所は、何かのパーティが行える程に広く、壇上の様な所に背もたれを含めて、2メートルはありそうな豪華で頑丈そうな椅子が一つある。そして、対面側の壁には、門とも言えそうな扉が付いていた。


 どこぞのファンタジーな謁見の間かよ……。ん? 扉側の方に鎧着てる人多くない? 逆には逆で、10人位だけど誰かいるし、どんな状況?


 見渡しても全く状況が把握できなかった。むしろ、より一層頭が混乱する。


 こんな意味が分からない状況に送り込まれた俺、 LGP こと 五味 聡 は、日本から違う世界に来たと認識するのは、少し先の話だった。

ここまで見ていただきありがとうございます。

初めての投稿で拙い部分が多々あると思いますが

これからも投稿していきます。

見難かったりしたかもしれませんがこれから改善していければと思います。

一応確認はしているのですが、

もし、誤字脱字などがありましたらご報告いただければ幸いです。


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