また牢屋へ
「では、彼らを屋敷へ」
丁重とは言わなくてもついて行くだけかと思いきや、周りから急に兵士がぼくたちのことを抑え込んでくる。周りの状況に困惑していたところだったので抵抗する隙もなくつかまってしまった。目隠しと口を封じられなにかに載せられ運ばれていく。
目が覚めるとそこは石壁に鉄格子のついている牢屋に入れられていた。え、嫌なんでこんなになってるわけ? えっとやっと目的の街について、これから情報収集…。というところでアーネが領主の娘で一斉に歓迎された後に…。いやなんで捕まってんねん。
「みんな大丈夫か?」
「山田異常ナーシ!」
「今野も大丈夫です。あと横にネモ君とエイルさんもいます」
「アーネは?」
「どこにもいないぞー。ってかわざわざ一人一部屋なんだなっ!」
「つかまってる時点でおかしいんだからな?」
どこからか逃げ出せそうなところがないか各々探していたところ、どこかで扉が開く音がし、徐々に光がこちらに向かってきた。
「やあ、君たち。その部屋の居心地はどうかね?」
「いやいや、なんで捕まらなきゃいけないんだ? 悪いことなんてしてないぞ」
「何をいう。アーネを誘拐した者たちのくせに。大事なっ…! 大事な我が娘を誘拐した罪はしに値する重罪だっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
めっちゃ泣いている。号泣していて途中から何を言っているか全然分からない。という顔が崩壊している。ってか来た時から目も赤かったような…。
「何言ってんだよ! たしかにこんな大人が子供を二人も連れて歩いていたら犯罪者に見えるのもわかるがよ、そんな悪いことはしてねーっからな?」
山田、状況をつかんでほしい。そして、そんなってなにか悪いことしたのか? 田変なことにならないよな?
「そうよっ!! あなたがアーネとどんな関係なのかは知らないけど私たちの方がずーーーっと一緒に居るんだからね!!」
城門であった時の人と一緒だよ? どう見てもお父さんだよね? 分かって!! 二人ともちょっとは空気を読むか黙ってえええ!! 恥ずかしいですぅ!
「お主…!! 我は女だろうとアーネを誘拐した者には容赦をしないぞ!!」
なんか逆鱗に触れてるじゃないですか!
「そ、そんなに怒らないでください。誘拐は誤解なんです。もともと出会ったのは国王陛下からの紹介で出会ったものでそんな誘拐なんて滅相もございません」
「こ、国王陛下だと…?! 」
「そうなんです。僕たちこう見えましても国から要請を受けて仕事をしているもので。まあ、今は少し違う調査をするためにこのあたりに来ていたもので。アーネさんがこのように立派な領主様のご息女様などとは知らず、我々としても不足のいたすところでした」
「そ、そうなのか。我としても…」
「なにを媚びてるんだよ! もっとドストレートに言っちまえよ!!」
「やはりそうだったか。準備の出来次第…。わかってるな!!!!」
なんで余計なことばっかり言うんだよおおおおおお!!




