地下室
僕たちの世界にあったようなものの手がかりをに入れられた。手に入れたと言ってもテレビや電球を見ただけだがこの世界の技術力ではよほどの先進的な科学者がこそこそとしていない限りありえない。まあ、実際この家の地下に隠してあったからこの家の前の所有者が…。ということもあり得るが。
僕はその部屋にあるものを片っ端から調べていたが老婆に勧められ、ネモや山田はゲームを遊んでいた。
「さとうー! そんな堅苦しく調べてないで一緒にゲームしようぜ」
「そうですよ師匠! 調べるなら後でもできますしとりあえず一緒にやりましょうよー」
「ゲームだって後でもできるだろ。これらがどこのか調べればさらに何かわかることがあると思うんだよ。だからちょっと遊んでてよ」
「おいおい、今やってるのめっちゃ佐藤が得意だったゲームだぞ? どうもネモじゃ物足りないんだわ」
「強かったんですか?! じゃあ教えてくださいよ。ししょー!」
「あああ分かったから。ちょっとだけな? ちょっとだけだからな」
僕は二人がどうしてもというので少しだけ…。少しだけ一緒に遊ぶことに。
少しだけね。
「…てるんですか。」
「ったくいいところなのに誰だ」
「何してるんですか!! もう朝ですよ!!」
「「「え…。。」」」
「いやいや待ってくれ。僕は少しだけしかやっていないはずだぞ。僕たち三人の他にもエイルとかおばあさんとかいたはず」
「二人とも上で寝てましたよ。なにをいっているのですか」
「いやいやいやだっておばあさんが下に案内してくれて出てったところを見た記憶だってないし、エイルだって一緒に居たはずだぞ」
「寝言は寝て言えとはいいますがもう少し周りを見てください。佐藤さんがそういう人だとは思っていませんでしたよ」
おっとゴミを見る目をしてますね。
「偶然早く起きてしまって昨日までなかったところに階段があったので入り込んでみたら…。まあでも? ちょっとはわくわくする空間ではありますね。我の心をいい感じにくすぐる物がたくさん…」
「何も知らない痛い子には楽しいかもな。この明かりは魔法とか火じゃないんだぞ?」
「はっぁ!? どうやってついているのですか。魔法でも火でもないと人魂ですか!! あまり得意ではないのですが…。」
「違う違う。科学の技術で出来てるんだよ」
「科学? 何を言ってるんですか、科学を信仰するものは危険思想として一部の地域では刑にかけられるものですよ。我もあまり信じていないですし」
この世界では化学はそんな扱いなのか。そうなると電車を走らせるのはやめた方がいいのだろうか…。
彼女はそう言いながらもいろいろ不思議なようでウロウロした上で、僕たちのやっていたゲームに興味を示し、そのまま沼にはまって行ったのだった。




