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異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
何がある? ビバーチェ
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最終回?

「はあ、はあ。やったか」

「ふっ。勝ったかな」


 爆発の煙で相手の様子が見えない状況で勝ち誇っている。結果として真ん中にいてしまった佐藤が全てを受け止めてしまい、二人は傷一つすらつかなかった。勝ち誇っている二人に煙が舞い、血が飛び散る。その血を見て攻撃が命中したと勘違いした二人は勝利を確信した。しかし、煙が消えてくると身長の大きい成人男性がボロボロになっているのが見えてくる。

 それが見えた瞬間、二人は驚愕する。そして、考えていなかった結論に震えだしていた。


「わ、我はこんなつもりでやったわけではないのですよ…」

「ぼ、僕だって師匠を狙ったわけでは」

「アワアワしていないで早く回復魔法をやりなさいよ。私だって必死にやってるんだから!」

「無理だよ…。だって魔力が最大の一撃魔法を食らったのに生き残れるわけがない。正直に言うしか」

「だとしても少しでも可能性があるなら助けないと! どうすんのよ。このまま冒険できなくなったら。また、我もおまえも一人になっちゃうよ」

「わ、分かった。僕もやろう」


 結局二人で全力で回復魔法をしても、全く息が吹き返す様子がない。だがそんなことは関係がない。全力でやるだけ。

 そこに、ちょうど今野と山田が水汲みから帰ってきた。そしてボロボロになっている佐藤を見た時、愕然とする。


「お、おい。どうしたんだよ。敵でも出たのか?」

「そういうわけではないんですが」

「さ、ささささ、佐藤さん! 佐藤さん! 返事してください! 佐藤さんいないと私このまま異世界に居残りになっちゃいますよ! どうすればいいんですか」

「どうするも助かりそうには…」

「何してんだよ! どうして気づけなかったんだよ。止めにはいっていたんだからやめるべきだろ。ああ、どうしろっつんだよ」

「…。そういえば確かこの先にポーション屋があります。そこはなんでもそろっているので何かあるかもしれないです」

「可能性があるなら買ってくるぞ。俺だけで行くとあんまり分からないからネモ、ついて来い。今野とアーネは何が起きても大丈夫なように見ておいてくれ。ほら、行くぞ」


 山田とネモは全速力でそのポーション屋へと向かって走る。今野とアーネはタオルを水に濡らし、佐藤の身体を拭けそうなところだけでもと拭いていく。

しかし、身体はボロボロで拭けるところがほぼ残っていない。二人は放心状態で同じところをエンドレスで拭いていた。どうしようか。

 男二人はというと一口も走らずに佐藤を助けたい、その一心で先へと走っていく。

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