表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
何がある? ビバーチェ
36/168

仲直り。

 結局、たしかに魔力が高まっていたことを確認されてしまったため、一日城の中にある房に入れられることとなる。彼女だけだと安堵していたところ…


「君たちも一緒にバトルをしようとしていただろ? まあ、一緒に反省したまえ」

「「「えっ。」」」

「いやいやいや俺はこの二人とは関係がないですよ。ってか話し合いで解決しようとしたら二人が勝手に」

「そ、そうです! 私は関係なんてないですから。ま、まあ二人は関係があるかもしれないですけど…」

「お、おまえら、売りやがったな。まあいい。今回は僕たちが原因だからな。明日、迎えに来てくれ」

「おう。明日、迎えに来てやるからな!」

「そうですね。今日は大人しくして二人で仲良く反省をしておいてください」


 二人はそう言い残し、僕を捕まえている兵士に軽く会釈をして帰っていった。そして、僕は房に連れて行かれる。しかし、空きがあるのにも関わらずアーネと同じ房に入れられる羽目になる。


「なんですか、私と同じように捕まったのですか」

「そうだよ、ってかなんで本気で魔力をためておくんだよ。さすがに冗談だと思ってたぞ」

「私は本気でしたよ? そんな生半可な気持ちで戦っていたら魔法使い失格です」

「魔法使いってそんなに戦ってばっかりなのかよ。もうちょっと平和的に使えないのかよ」

「ふっふっふ。私くらいの魔法使いだと何でもできますよ。火加減も調節できますし、水だってどんな量だって出せます。しかし、そんななんでもできる私を馬鹿にしたから本気を見せてやろうと思っただけなのです。わかったら出た後に連れて行きなさい!」

「本当に偉そうだな。まあ、そんなになんでもできるとは思ってなかったからな。そこは僕が謝ろう。ごめんな」

「しょ、しょうがないですねえ。次の旅に連れて行ってくれるのなら許してあげましょう! どうですか? 飲みますか?」

「この状況で怒らせて下手に魔法を撃たれても困るしな。いいよ。連れて行ってやるよ」


 アーネは今までにない満点の笑顔を見せる。なにか単純の様に感じるが彼女はなんといったってまだ10歳…。それなのにこんな大人たちとやり合っているなんて少しだけ感心してしまった。

「それでこそわが主なのです。そうとなれば脱出するしかありませんね! テレポートは使えなさそうですし…」

「ちょちょちょっと待ってくれ。明日の朝には出してもらえるわけだから大人しく待ってる方がいいと思うが…」

「善は急げというじゃないですか。早く行くしかないですよ」

「急がば回れって知ってるか? 今は急いでるときこそ…」

「私の辞書にそんなものはございません。ではっ!」


 魔法で壁を壊そうとしたのに看守が気づき、止められた上でこっぴどく叱られてしまったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ