決着? アーネVS佐藤!!
アーネは激怒した。必ず、かの愚痴を過度に話していた佐藤に身体で強さを教えると決意した。アーネには自分の不必要な理由がわからぬ。アーネは、実際最強の魔法使いである。魔法を打ち、酒場を回って暮して来た。
「そんなものでだまされませんよ…」
「…そうくるなら打って出てやろうじゃないか。ここで打てるんだな? 大きいの一発撃ってみろよ」
「いいんだな? 私の魔法はすごいのだぞ?」
「ああ、いいとも。でも、一つだけ言うとするならまず僕は死ぬと。そうするとこのパーティーはリーダーがいなくなり、壊滅状態となる。そうするとここに入るためなのに元も子もなくなる。さらに! 城でそんな魔法を撃ってみろ? 兵士が集まって来て君はつかまってしまうだろう。そのリスクを負ってまで僕に魔法を撃つのかい…?」
「ふふふ、それでも撃つのですよ! 魔法と言ったらロマンであると私が尊敬してる偉大な先輩魔法使いが言っていたのだから! そのロマンの力をあなたにも体感させてあげましょう。なんせあなたはまだ戦ったことがないですからね。ぬるま湯なんですよ!」
「はあ? ぬるま湯だと? まあ、たしかにこの世界ではアーネの方が得sンパイカもしれないけど人生経験で言ったら先輩だからな? 世の中そんなに甘くないのは十分にわかっているつもりだ」
「ふふふ、あなたのいた世界は分かりませんがこの世界ではそんな頭だけが正義じゃないのです。力こそ正義! 戦って勝てばそれが正しいのです。じゃあ、戦いましょう! あなたが先制でいいですよ? さあ、来なさい!!」
噛み合っていないようにも見える二人だがどうやら盛り上がってきているよう
だった。オッドアイである彼女の左目はギラギラしてきている。先ほどから、その左目を抑えるしぐさをしているがそれが本当に効果があるのかは分からないが。
「僕からでいいんですか…。最初で最高の技を使わせてもらいますが大丈夫ですか?」
「いいですね。やる気なのは感謝しようじゃないか。しかしだな、君がなんの技も持っていないのは知っているのだよ。まあいい。かかってこい!」
「ふふふ、さあ行かせてもらおう」
横で見ている二人と余裕を見せているアーネは何を繰り出すのか固唾をのむ。そして、大きく口を開いて
「だれかあああ! こんなところですっごい魔法を放とうとしている不届き者がいますうううう!!」
見ていた三人ともが驚く。まさか頭脳派の彼がこのような初歩的であり、最大の技を繰り出すとは。予想通りにアーネは戸惑う。
「な、な、な、なんて事を言うんですか! ず、ずるいですよ! それは反則ですよ!! あああああどんどん集まってきてるじゃないです…ああ、違います違いますから抑えないでください! ごめんなさいごめんなさい!!!」




