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異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
何がある? ビバーチェ
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伝記なの…?

図書館で英雄伝説記を借り、みんなで見だした僕たち。しかし、表紙と裏表紙を見ただけではどう見てもライトノベル…そんな本を読み進めていく。

 この本はやっぱりラノベだった。異世界転生した日本人がチートアイテムで敵をどんどん倒し、ハーレムを形成していくというよくあるタイプのもの。


「俺の想像していた異世界だなぁ。ってかこれのどこが資料なんだよ」

「やっぱり変な本だったのか。ちょっとでも期待した僕が馬鹿だったな」


 山田と二人で落胆をしていると横で本を読み進めていた今野が何かに気付いたようだ。


「でも待ってくださいよ。地名とかをよくよく読んでみると王国の名前はシャープ王国になってますし、アンダンテの街も描かれてますよ!」

「本当か! で、なにかこれを書いた彼らに関することとか他にもなんでもいい。書いてないか?」

「ちょっと待ってくださいね。うーん。物語を読み進んでいくにつれてどんどん主人公が自堕落になっていくというか引きこもりがちになるんですよね」

「はあ。それがなにか関係があるのか?」

「最終的にダンジョンで壁を作って誰も入れないようにしちゃうんですよね。お話としてはちょっと納得いかない終わり方だなあって」

「って話の面白さとかは今はいいんだよ! おい、佐藤。今ので何か分かったりしないか…?」


 僕は思考を巡らせてた。本をぺらぺらめくり何かいいヒントはないかを探す。最後のページまでめくるとそこには律義にあとがきまで書かれている。そこには…


「いる! この世界に日本人はいるぞ!」

「急にどうしたんですか。これはこの世界を元にしたライトノベル。それしかなかったんじゃないですか」「最後のあとがきが大事だったんだ。書いてある文章はしっかりありきたりな文章なんだが行の頭だけを読むとといせきのさきにわれらはいるって書いてあるんだ」

「うわっ! あとがきの内容は自己陶酔してるだけのちょっとあれな文章ですけど確かにありますね!」

「ほ、ほんとか?…。す、すげえええええええ!!」

「じゃあ、このダンジョンをくぐれば会えるというわけですね! 早速行きましょう!」


 二人は異世界に来てから増えていた荷物の整理に取り掛かり始める。気が早い…。


「冒険職でもないんだから簡単に外を歩けるわけないだろ。なんとか最低限の装備を整えてからにするぞ」


 ギルドにでも行けば何かその周辺に関する情報がないかを聞いてから装備を整えよう。などと、今後の予定を考えていると…


「そうだ! アーネちゃんも一緒に連れて行きましょう!」


 あ、忘れてたよ。

次回、アーネちゃんが…!

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