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異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
ここは二ホン??
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メンバー選び

 僕はお飾りということで下の町に降りて求人募集をすることになった。しかし、これが以外にも難しい任務となっている。なんでかって。求人内容は鉱石採掘。本来この世界では冒険者がやるようなことなのだ。しかし、それを一般人を呼んでこいと言っているのだ。しかも、給料は未定。だれがこんな条件で参加をするのだろうか。少なくとも僕はしたくない。たしかに、セールスポイントはある。この世界では感じられない最新技術に触れられるし、炭鉱の中に入るのにモンスターが湧くこともほとんど無いらしい。この世界では時々、街にいても襲われることがあるらしく物騒な世界ではある。なのでしっかりと湧き潰しもされていて、管理をしっかりとされているあの街はいいところなのかも知れない。

 


「ということで僕はまた下の街に行くことになった。だれか、付いてきたい人はいるか?」

「はい! 僕は師匠のいるところには絶対に付いていくと決めているので!」


 まず最初はネモ君。付いてくるなと言っても付いてくるだろう。一人目は予想通り。さあ、二人目は


「今回は私も付いていっていいですか? 前回は私下に行けていないのでたまには異世界を感じたいなと。まあ、ここにいても私やることないので」


 二人目は今野。予想はしていなかったがまあいい。邪魔さえしなければいい。というか結構いいところで妙案を思いついてくれる。今回は必要なのかも知れない。


「まあ、こんなもんで」

「なにをいっているのですか!? 我を忘れてしまっては困るのです。どうするのですか! モンスターに襲われたときに戦えるのはそこにいるひょろひょろ少年だけなのです! それならこの最強の魔法使いを頼んででも連れて行くべきなのですよ!」


 知っていた。黙っていても付いてくると思っていた。もちろん戦闘要員はアーネしかいないので連れて行くつもりではあったがここまで食い気味で来るとは。


「山田も来るだろ?」

「あ、俺は今回はいけないんだよ」


 僕は衝撃を受けた。ネモ君と同じくらいのタイミングで食いついてくると思っていたこいつが今回はこないだと?


「おい、冗談だろ? だってここにいてもやることないだろうし」

「佐藤。俺がなんの仕事していたのか覚えているよな?」

「ああ、保線とかメインの技術職だろ」

「ああ、そうだ。それでこの街には色々な技術屋がいるんだけど俺も参加してほしいって言われてんだ。色々迷惑かけちまってるし、断れなくてよ」


 そうだ、こいつは技術屋だ。下手に連れ回される突っ込み屋ではないのだ。


「ってことで今回はパスだ。もちろん本格的にこの街をでるって言うタイミングなら教えてくれ。しっかり付いていくからよ!!」


 山田がいないのは寂しさもあるがこの三人で今回は行こう。


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