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異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
ここは二ホン??
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今野さんのお話。(後編)

 前回の振り返り…!

 なぜか唐突に始まった今野さんの回想回。そこでは山田君が地図を使えなくしてしまった真実が…! 口封じをされ、彼女自身もその場から逃げる。どうなる今野さん?!


 逃げるといってもこの建物自体そこまで大きいものでもない。それこそ建物内にいるだけで犯人になってしまうのではないか。私はそう考え、外に出ることにする。だが、ここで問題がある。この部屋は二つの入り口があり、どちらを出ても同じところにつながる。しかし、どちらにしろ、一方通行ですれ違ってしまえば犯人の一人になる。その上、走り去っていった山田先輩が誰にも会っていなければ私が犯人になることは確定してしまう。それだけは避けたい。


「考えすぎてもよくないですねっ! とりあえずこの部屋からでま…」


 扉を勢いよく開けるとそこにはここの施設の人が…。


「でま…すね…?」

「あ、今野…さんでしたっけ。お疲れ様です」


 彼は私ににっこりと笑顔で挨拶をしてくれた。イケメンっ…!! 


 まてまて、私はこんなイケメンに惚れている場合ではない。早くこの現場から逃げねば! 私は笑顔で会釈をしながらゆっくりと扉を閉める。そして、全力で走る!あいにく適当に出てしまった扉は少し廊下が長いがそんなことを気にしている場面ではない。徒競走万年最下位、長距離走に至っては完走したことない私だけど今だけは全力で走る。


「よしっ! 出口につながる通路が見えてきた!」


 最後のひと踏ん張りをしたその先には。



 さっきの職員さんが汗を光らせながら待っていた。


「ふぁ、ふぁれ…なんで、、、あなt…たがここ…にいるんです…か…」


 息が乱れているし、頭も混乱している。もしやばれたのかと鼓動がさらに早まる。


「なんでそんなに全力で走っているんですか。って、私が使ったタオルでよければお貸ししますよ」

「ふぁりがとうごじゃいましゅ!!」

 イケメンの使用済みタオル。問答無用で彼から奪い取り顔を拭く。決して匂いとかそういうわけではない。乙女として汗は…。


「でもなんでそんな全力で走っていたんですか? 私もそんなに走るのが得意じゃなくて大変でしたよ」


 イケメン…いや王子様が追いかけてくれた…。もう死ねる


「そんなに全力で走られてなにかあったんですか?」


 まて。そうだ、私はこのイケメンに捕まっている場合じゃない。というかなんで追いかけてきてるんだ? これって設計図がダメになっているのがばれたから追いかけてきたのでは?! だとしたらもうダメじゃん!


「あ、あ、あははは…。ばれちゃいました?」

「バレた…? いや、今野さんとすれ違った時にあなたから紙切れがヒラヒラと落ちていたのでお渡ししようとしたら走って行かれてしまったので」

「あ、、、あっ! そうなんですか! すみません。わざわざありがとうございます。煩わせてしまって」

「いいんです。久しぶりに走りましたし美女を追いかけるってなんかいいですね」


 彼は照れながらそう言う。え、神様。イケメン様にわ、私美女って言われたのですがもう死ねってことなのでしょうか。。。え、無理、結婚して。


「こ、今野さん? 大丈夫ですか?」

「あ、え、お、、、だ、大丈夫です。ちょっとぼーっとしてしまって」

「医務室行きますか? めまいとかするなら連れて行きましょうか?」


 私の鼻からはツーンと鼻血が出ていた。だめ、もう無理。


「ごめんなさいーー!!!」


 私はイケメンから逃げるように外に出る。イケメンから逃げる理由が変わっていたような気もするが、逃げることには変わらない。

 その後、外をさまよっていると佐藤先輩たちに合流するのでした。


まずは大変お待たせいたしました。急にやる気を失い、パソコンを買い換えやる気が上がると思ったら一ミリも上がらず…。約一ヶ月お休みしてしまいました。待った方がもしいてくださるなら大変申し訳ありませんでした。

今後の毎日投稿をお約束はいたしかねますが善処はしていきますのでどうかよろしくお願いいたします。

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