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異世界鉄道  作者: 山川 ぼっか
ここは二ホン??
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迷路

 お城へ入るとアーネが準備をしたいということなので、一旦彼女の部屋へと向かうことに。しかし、このお城は本当に迷路のようになっている。来るたびに中が変わっているような気もするので本当に参ってしまう。僕のそんな気持ちはつゆ知らず、長年住んでいた彼女はサクサクと自分の部屋へと向かって歩いていく。


「よく、迷わずに歩けるな。僕は来るたびにどの通路がなんだかわからないよ」

「え、何言っているのですか? 我もしっかりと迷子なのですよ」


 僕は彼女と目をパチクリさせながらお互いを見る。あれ、おかしい。。


「え、いや、サクサク進むからわかっているものだと」

「何を言っているのですか。ここの作りをわかっている人間なんて誰もいないのですよ? まあ、いつもなら大丈夫なのですが外から来客が一人でもいるとよく分からなくなるのです」

「んん、まって。どういうこと?」

「来客された方に楽しんでほしいというのと攻められにくくするためなのです。とパパが言っていたのですよ?」

「仕組みは?」

「魔法的なんとかすごいパワーでと聞いたことはあるのです」


 なにこれ、よくわからない。お城にずっと住んでいてもわからない仕組みって何よ


「住みにくくないの?」

「なれなのです」

「じゃあアーネの部屋まで迷子になったあとにアーネのお父さんがいるところまでまた探しながら行かなくちゃいけないの?」

「そういうことですね」


 いや! そういうことじゃないでしょ!! え、僕たちってここから帰れるの?ってか前来たときここまで複雑じゃなかったよね!!


「あ、前回来たときはそのなんとかパワーの点検だったかとかで途中で切れていたのです。定期的に見ないと使えなくなってしまうのです」


 え、もうそれ壊れてていいよね? 敵襲があったりしたときだけでいいじゃん。なんなのこの子の家族は…!


「それだといざというときに動かないと怖いのです。なので外部から人が来たら自動で動くようになっているのですよ。あと、我の家族を変人みたいに言わないでほしいのですが…」


 あ、あの…。なんで心読まれているの? え、なにこれ怖いよ。もしかして、口から漏れていた? いやいやまさか


「ネモ君、僕さっきからなにか話してたりした?」

「え、師匠はなにも行っていないと思いますよ? というかさっきからアーネが独り言ぶつぶつで怖い…」


は?


「ネモ君、怒ってる?」

「師匠こそなにか言いましたよね?」


 目の前を見るとそこには「は?」と言いました、と言わんばかりの顔をしているアーネがいた。


「よし、ゴメンな? とりあえずお前のその力は何なんだ」

「これですか、このお城の中にいるとなんかの加護的なので心の声がアーネ一族には聞こえるのですよ」

「また、なんかの力なのね。何このお城すごい。もう隠さず話しちゃう」

「まあ、理由などは特にわからないのですが…」

「怖いなそれ」

「我も、よく知らないのです。でもこれはあまり使うことがないのです。使うのは交渉人が来たときや、パパが…」


 彼女が言いかけると目の前には今にも泣きそうなパパ上がいたのだった。

本日もご覧くださりありがとうございました。毎日投稿もう何日続いているんですかね。今日は厳しいと思っていましたがなんとかなりましたね。まあ、私も始めた当初は周りを見て「百話とか三百話とかそんなに行くんか」と思っていましたが続いています笑

あとがきのほうが時間かかっている気もしますのでこれくらいに…。

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