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その6 都内全域 東京ゆらん完遂記念

 さて、今回は都内35ヶ所の指定された銭湯やスーパー銭湯を巡るNice企画『東京ゆらん』をフルコンプリートしました関係で、特別編であります。


 まず、ご存じない方の為にざっくりと企画を説明したしますと、都内の指定された公衆浴場施設にスタンプ帳が置いてありまして、このスタンプラリーに協力してくださる施設に行くとシールを頂けるのでありますな。

 で、このスタンプ帳がたいそうご立派でありまして、読んでいるだけで楽しい。銭湯巡りの参考になるという寸法であります。

 私がこの企画の存在を知ったのは、北区や荒川区や墨田区や江戸川区の銭湯組合主催のスタンプラリーに参加していた頃でありまして、たしか東京スカイツリー近くの天然温泉が楽しめる大黒湯で、フロントの方にお勧め頂いたからなんですね。

「銭湯巡りなさってるなら、こういうスタンプラリーもありますから、同時進行してみては?」

 というご提案は、『効率』という言葉が世界で百番目くらいに好きな言葉である私をいたく刺激したのでありますよ。

 マルチタスク苦手なくせに、大好き同時進行。一粒で二度おいしい『アー〇ンドグ〇コ』とか、子供の頃から好きでした。

 そして、シールも大好き。春になると『ヤ〇ザキ春のパ〇祭り』とか、そわそわしちゃう。

 シールで台紙を埋めるのは、その途中が楽しいんですね。

 時々、台紙を引っ張り出して、ニヤニヤしたりして、相方にもお見せできない不気味さであります。

 というわけで『東京ゆらん』に飛びついた私なのでした。

 様々な豪華景品が抽選で当たると言う仕組みなのですが、エントリーの為には最低3枚の別々のシールが必要です。三ヶ所の施設を巡って、はがきを送れば、一回抽選してくれるのですが、くじ運が無い(でも、ゆっぽくんぬいぐるみ当たった!)のが私の定説。

 五十二番目に好きな言葉は『もれなく』なので、


 ――「東京ゆらん☓お湯の富士」コラボ 完全制覇記念者には木札を『もれなく』プレゼント――


 の文言にフルコンプを決意しておりました。江戸川区銭湯組合のキャラクター『お湯の富士』は、可愛いので彼に「がんばったね、ゆすこ~い」と言われた気分になりたかったのです。あ、「ゆすこ~い」は彼の口癖であります。

 これが、長い闘いの始まりでありました。

 『東京銭湯のお遍路』『~区銭湯組合のスランプラリー』『東京ゆらん』を三つ同時進行。

 地元であります墨田区、江東区、荒川区、江戸川区周辺から攻めていきました。

 鷹樹家の菩提寺があります浅草近辺も、お寺さんに行くついでにクリア。

 胸の奥にくすぶる『効率心』がいたく満足致しました。


 苦戦が始まったのは、三鷹市や調布市や稲城市などの東京都下と呼ばれるエリア攻略から。

 単純に遠いんですね。

 稲城市とか、まるで小旅行でありますよ。

 でも、行ってしまうと楽しいというのが、この企画のキモでありまして、殆どの銭湯にハズレがありません。

 私にとって最遠隔地の稲城市にあります『季乃彩』なんかは、天然温泉源泉かけ流しですぜ。

 スーパー銭湯でありましたが、こうした施設は営業時間が朝からだったりして、15時頃から始まる普通の銭湯と比べると、ある程度時間の融通が利く。

 なので、ちょうど『ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課』の打合せを頻繁に行っていた頃でありましたので、

 『午前中に温泉に行く⇒お昼を施設内で摂る⇒コーヒーを飲みながら原稿チェック⇒打合せの時間に間に合う様に宝島社に行く』

 みたいなスケジュールを立て、

「どうせ出かけるんだから同時進行だ~」

 と、『効率心』を満足させていたんですね。

 『稲城天然温泉季乃彩』『深大寺天然温泉湯守の里』『天然温泉仙川湯けむりの里』『THE SPA成城の湯』『THE SPA西新井大師の湯』あたりのスーパー銭湯訪問日は、打合せ日と重なっておりました。

 このイベントがなければ、遠さゆえ後回しにされたであろう新宿区や中野区や大田区の銭湯も、ことごとくいい施設でありました。

 深夜12時から始まる菊地秀行先生のトークライブ参加時は、禊をして身を清めるという名目で、西武新宿線沼袋駅前の『一の湯』に行ったりして、歌舞伎町の会場に赴いたりした記憶があります。

 花見で賑わう目黒川を越えて訪問した『光明泉』、学生時代を過ごした三軒茶屋をふらりと歩いた『駒の湯』、父親を送った斎場近くの『日の出湯』、古代ローマの共同浴場かと思えるほど広い浴場の篠崎にある『イーストランド』、数え上げればきりがないのでやめておきますが、度々ツイッターでは言及しておりましたとおり『東京ゆらん』にハズレなしなのであります。

 かなり、施設選定のリサーチャーさん、頑張ったんだろうなぁと思いました。

 この企画がなければ、ひょっとしたら行かなかったかもしれない、都内各地の名銭湯を教えてくれて、本当にありがとうとお伝えしたいです。

 初めての書籍化作業で、肩がぶつかったとかそんな些細な理由で殴り合いしそうなほどイライラしていたのですが、癒されたのは事実なのであります。

 今回は第三弾とか。

 第四弾があるなら、また参加させてくださいませね。

 抽選で何か当たれば、もっと嬉しいんですが(チラッチラッ)それに勝る旅の思い出を頂きました。

 施設が遠くて気持ちが萎えかけたこともありましたが、ついに完遂。

 楽しうございました。

 特別賞は『下呂温泉招待券』!

 これが当たったら、高山に立ち寄って、知り合いになった方のハスキー犬をモフモフするんだぁ~。


 というわけで、そぞろ鷹樹特別篇でありました。


 ※完遂のシールフルコンプ画像は 鷹樹烏介ツイッター https://twitter.com/takagi_asuke

  を参照ください。

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