死の香月 作者: のぶ 掲載日:2017/01/19 死の香月が歌学の音を許すには朝が楽の理が夢を見ていた。 アナタ、マッテイタ、ソノヒビキ タダイマ。 その4文字が返ってきた瞬間に彼女は彼を愛おしみ、ただ単に夢から覚めて朝を迎え、冷えた朝が今日もやってきたその美しい鏡に彼女が映っていた。 彼が彼女を待ち続ける限り、彼女もまた彼を遠い調べを洩って歌わす鏡の朝に、彼女はいらっしゃるのだ。 百合の響きを奏で、薔薇の香が鳴った朝だった。 朝の前に朝はなかった。 カレは、マッテイタ カノジョを