プロローグ
吸血鬼の王子が色々な事をするお話です。
プロローグ
俺の名前はベルゼ、ベルゼ・スティーノフ12歳だ、スティーノフ家の一人息子なだけあって父は厳しく母は溺愛してくれている。
俺の家は吸血鬼一族の中心だから吸血鬼達の管理を担っている、言うなれば吸血鬼の王様みたいな物だ。
吸血鬼の王子なんて言われているが初めて吸血鬼になった一族の末裔ってだけでお城に住んでるって訳じゃない、
普通よりデカイ屋敷に住んでるってだけだ。
学校には通っていない家で家庭教師に勉強を習い剣術の稽古をしているくらいだ。
父は会社を経営している母はその手伝いをしている
俺は何時も通りに朝稽古を終えて木下で日向ぼっこをしていた、
『坊っちゃーん!、何処ですか坊っちゃーん!』
坊っちゃんと叫びながらメイド服を来た女の子が歩いて来た
『ん?、どうしたアリス?』
このアリス、アリス・オルノフと言うメイドは俺と歳が同じと言う理由で俺の専属メイドになった、
もともとオルノフ家は代々スティーノフ家に使えている一族末っ子の女の子でもある、
髪は金髪ロングの可愛らしい子だ勿論吸血鬼だ。
『坊っちゃん、メアリー様がいらしています』
『あれ?今日会う約束してたっけ?』
『していましたよ!、それをメアリー様が聞いたら激怒しますよ坊っちゃん』
『そうだっけ?ヤバイな忘れてた事メアリーには黙っといてくれアリス』
メアリーとはスティーノフ家の分家、アルノーツ家の長女にして俺の許嫁である、
『黙っておきますが怒っていますよ、約束の時間なのに出迎えてくれないって』
『わかった、直ぐに行くよ』
俺がホールに行くと
『もう!遅いですわよ!』
この怒っているのがメアリー俺より2歳年上だ、赤いドレスを着ていて髪は黒髪で腰まで伸びた髪は艶を帯びている、残念な事に胸はぺったんこだ、吸血鬼である
『悪い悪い、メアリーの前に出るのに恥ずかしくない格好を選んでいたら遅れてしまったよ』
『そうなんですの?てっきり忘れられていたのかと思いましたわ』
『僕がメアリーの事を忘れる訳が無いよ!』
『そうですわよね、私とした事が少々考えすぎだった様ですわ』
じー
その横でジト目をしながらアリスがこっちをみている
アリスよ、そんなにジト目をしないでくれ心が痛い
『そ、そうだメアリー今日は一緒に買い物に行くんだろ?』
『そうでしたわ!、今日ベルゼ様と一緒に街にた買い物を行こうと思っていましたわ!』
『それじゃあ行こうかメアリー、アリスも行くよ』
『ですがお二人の時間に私は邪魔でわ?』
『あら、別に構いませんわよ?本家のベルゼ様がメイドの一人や二人連れているくらい気にしませんわ』
『そうなんですか?では分かりました、ベルゼ様御同行させて頂きます』
『それじゃあ行こか』
玄関に行くと黒塗りの車が止まっていてた、髭の生えた正しく執事って感じの人がドアを開けた
『お嬢様何方まで?』
『セバスチャン街までベルゼ様とお買い物に行くわ』
『かしこまりました』
車に自分、メアリー、アリスが乗り出発した、
ここから街まで大体車で20分だ、俺の家は山奥の中に家が有るから車で20分は掛かるのだ
まず着いたのは洋服店だ。
『この服なんで如何かしら?』
メアリーが持っている服は胸を強調しやすいドレスだった
『いいんじゃないか?』
まぁ胸が無いのに胸を強調するドレスってねぇ
『今胸が無いと思いました?』
『そ、そんな事思ってないよ⁉︎』
『本当に?』
顔をニコニコしながら見てきた、何気に怖い
『本当だとも!』
『目が泳いでいましてよ』
ニコリ
ヒイィィィィやべぇ胸がぺったんこなの気にしてたんだった
『メアリー様こっちの黒いドレスは如何ですか?』
『あら?綺麗なドレスですわ』
ナイスだぜアリス!助かったぜこのままそのドレスに興味を引かれれば大丈夫だ!
『あれ?このドレス胸の辺りが少し大きくなくて?』
『それはメアリーの胸がぺったんこだからだよ』
ピシ…
世界が凍る瞬間だった
『何か、い、い、ま、し、た、か?』
鬼の様な顔でこちらを見てくるメアリー、俺は脂汗をかきながら目を反らす事しか出来無かった。
次の店は宝石店メアリーの機嫌をとる為に何か宝石をプレゼントしなくては行けないな、
『メアリーこのサファイアの首飾りなんてどうだい?』
『ふん!』
メアリーはまだお怒りの様だ
『メアリー好きなやつを買うからさっきの事は許してくれ、頼む!』
『分かりました、ただし!沢山買って貰いますわよ』
『わかったよ』
小遣い飛ぶなこりゃ、ふとアリスを見ると苦笑いをしていた、俺の思ってる事は丸わかりか、お互いに苦笑いになった
店を出た所で
『喉が渇きましたわね?』
『そうだな』
『では私が買ってまいります』
『アリス大丈夫か?』
『お任せ下さい!』
『じゃあコーヒーを頼むよ』
『私くしは紅茶をお願いしますわ』
『わかりました、買ってきます』
それから10分やけに遅く無いか?飲み物を買うだけならそこら辺の自販機でも出来るのに心配になって自販機のある方に行くと頭の悪そうな3人組が路地裏でアリスを囲んでいた
『ねぇねぇお嬢ちゃんメイドさん?』
『俺らと遊ぼうよ』
『大丈夫ちょっと遊ぶだけだから、ね?遊ぼ』
『困ります、坊っちゃんに飲み物を届けないと』
ニヤニヤしながら3人組はアリスに絡んでいた、はぁめんどくさいな
『俺のメイドに何か用ですか?』
『あぁ?』
3人組が近づいて来た
『キミのメイドをちょいと借りるだけだよ』
『痛い目にあいたく無いだろぼく?』
思わず溜息をついた
『はぁ、これだから下等な人間は』
『なんだ!文句あんのか?』
俺は先頭にいる奴をがの腹を右手で貫いた、引き抜くと赤く滑った血がボタボタと内臓と一緒に落ちてきた
普通の人間と違って吸血鬼は人間の10倍の筋力がある例え相手が大人でも所詮人間だ、
次に右にいる奴こ首に穴を開けた首から血を噴き出しながら倒れていった、
3人目が叫んだ
『ヒイィィィィ!ば、化物!』
『うるさい』
ドカッ!
殴ると3人目は気絶した、
『大丈夫かいアリス?』
『申し訳御座いません!ご迷惑をおかけしました』
『しゃあないよあの状況じゃあ』
タッタッタッ
『大丈夫ですの⁉︎』
メアリーとセバスチャンが駆け寄ってきた
『大丈夫だ、ちょいとお仕置きしただけだ』
『下等な人間風情がベルゼ様にちょっかいをかけるなの、直ぐにここの処理を呼びますわ』
『あぁ、すまない路地裏で助かったよ、人に見つかりにくいから処理が簡単だ』
『うぅ』
『あら?この人間生きてますの?』
『そいつは気絶しているだけだ』
『じゃあ私が始末していいかしら?』
冷酷な笑みを浮かべながらメアリーが聞いてきた。
『別に良いよ』
『ありがとうございます、家に帰ってから沢山沢山この【玩具】で遊びますわ、セバスチャン縄で縛っておきなさい』
『かしこまりましたお嬢様』
その後アルノーツ家の使用にが後処理に来て俺はアリスとメアリーに送られ屋敷に帰ってきた。
『ふぅ、疲れたな〜』
『お疲れ様です坊っちゃん』
『風呂に入って寝るか』
『お背中お流し致します』
そして風呂場へと向かった…
上手く書けたかわかりませんがご了承下さい